みなさんこんにちは草食系高校教師です。
今日は 「【中学校・高校】学級経営ですべき超重要な5つのこと 〜学級崩壊を防ぐために〜」をお伝えします。
学級担任は学級開きから学級締めまでの1年間、学級の生徒と上手に向き合わなければいけません。
「上手に」とは言っても、人対人の仕事なのでうまくいくことがあればうまくいかないことも多々あります。
しかし「うまくいかない学級経営」には必ず理由があります。
今日お伝えする5つはうまくいくためにするべきことになります。これをしたからと言って必ずうまくいくとは限りませんが、私が実際に学級経営した経験からこの5つをしないと学級はうまく回りませんし、生徒からの信頼を得られないでしょう。
断言できるくらい大切な5つのポイントです。
失敗経験のある私が、5つのポイントをお伝えしますよー!
はじめに
私は9年間学級担任を経験しました。
そして、初担任を持った年、私は学級経営に失敗しました。
「生徒が授業中に立ち歩く」や「ホームルームが成り立たない」みたいなことは全くありませんでしたが、教壇と生徒との間にベルリンの壁ができたくらい距離感があったという感じでした。
1年目に失敗したからこそ考えて考えてそれ以降学級担任をしてきました。
初担任で失敗したこと、そして9年間での気づきを踏まえて学級経営ですべき5つのことをお伝えできればと思います。
失敗した人間が言うのもおかしい話ですが、失敗したってええ。
1. 黄金の3日間を大切にする
1年間の明暗を分けると言っても過言ではないくらい大切な学級開きからの3日間。
教育用語で黄金の3日間と言います。
教師の想いを伝える最大のチャンス日です。
3日間で何すんのー?
想いを伝えるんですよ!
この3日間で1年間のクラスのルールや担任の熱い想いを伝えます。具体的に1年後どんな人間になって欲しいか・どんなクラスにしたいかを自分の言葉で伝えます。
そして、この学級で許さないことも合わせてこの場面で伝えるとかなり効果があります。
私は伝えたいことが多かったので、その年の最初で最後の学級通信を作っていました。
学級通信は保護者にも間接的に「このようなクラスを作りたい」と言う意思表明になるのでおすすめです。
学年の生徒状況によって方針や言葉は変えますが、1つだけ必ず言うと決めていることは「人の不幸の上に自分の幸せを築かない」ことです。
「冷やかしからかい、いじめの類は絶対許さない」という姿勢を貫きたかったので、ここは声を低くして威圧的な感じで話していました。
その先生のキャラクターや方針次第ってところはありますね!
2. ぶれない指導をする
黄金の3日間で伝えたことを1年間突き通すぶれない指導が非常に大切です。
これが1番難しいいいいい!
例えば、黄金の3日間で「風紀面は絶対守ること!」と言ったとすると、1年間毎日目を光らせて生徒を見なければいけませんし、守っていなければ口うるさく言わなければいけません。
例)
生徒Aのスカートが短いから注意をした。生徒Bもスカート短かったが気づくことができず注意できなかった。
これはもうトリプルプレーくらいのアウトです。
生徒としては「なんであの子は注意されなくて私だけ注意されるの!」←これが多発します。
そして、他の生徒も「Bさん注意されてないからバレないでしょ!」が起きます。結果として、風紀面が乱れる+生徒に不満が生じて学級経営がうまくいかなくなります。
1度注意したことは年間通してどの生徒にも平等に注意しなければいけません。
ぶれない、一本筋の通った指導です。
3. 生徒に声かけをする
「②ぶれない指導」にもつながりますが、生徒をよーく観察しないといけません。
服装頭髪の風紀面も大切ですが、表情・言動にも目を向けなければなりません。そして様子がおかしい生徒には声かけをします。
「最近どうだー」「元気なさそうだけど大丈夫かー」などと声をかければ十分です。ここで生徒に感じさせることとしては「1人1人を見ている」ということです。
これをすることによって生徒は「見られている」と感じ、変なことをしないことにつながります。何よりも声かけをすることにより、生徒とコミュニケーションが取れますし、積み重ねることによって信頼関係を築く一助になります。
4. 定期考査や各行事前後に思いを伝える
定期考査前後や行事前後には学級担任の想いを伝えます。
定期考査
定期考査前後には卒業後の進路についての話をします。
ここで話をする理由は「生徒に危機感を持たせる」ためです。中学や高校の受験は人生のターニングポイントですので後悔のない決定をして欲しいという願いを込めて想いを伝えます。
学年や時期によって話の内容は難しいです。中学校・高校共に、入学したばかりの1年生の1学期中間試験の時に卒業後の進路についての話をするのは早すぎじゃないですか。
もちろん、進路指導は早ければ早い方がいいには決まっていますが入学したばかりの1年生にとってはまだまだ想像ができないものです。
しかし、毎回真面目な話ばかりだとつまらないので、テスト前には「気合い入れていくぞ!」、テスト後には「お疲れさん。みんなで拍手!」と学級を盛り上げることもしていました。
各行事
大きな行事である学校祭、体育祭などでは必ずと言っていいほど問題が起きます。
起きてしまってから対応すると膨大な時間と労力が必要になるので、事前に潰しておいた方が得策です。
「気をつけて!」と相手に言うと事故率が下がるように、「人間関係の乱れや問題が起こるから気をつけて!」と言っておくとあら不思議、問題が起こりにくくなるのです。
行事前は注意喚起が多いですが、行事後にはなにが起ころうとも褒めましょう。
たとえ問題が起きたとしてもクラスで1つのことをやり遂げたことは素晴らしいことです。
5. 掃除を徹底する
「教室の乱れは心の乱れ」との言葉があるように、教室の整理整頓や綺麗さは生徒の心の調子を表します。
学級で問題が起きているときはほとんどの場合、教室が汚いことが多いでしょう。
詳しくは以下をご覧くださいませ!
学級経営に関するオススメ書籍
最後に
お読みいただきありがとうございました。
今日は 「【中学校・高校】学級経営ですべき4つのこと 〜学級崩壊を防ぐ〜」をお伝えしました。
これを1年間徹底することができたら良いクラスになると思います。
まさに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ですね。私は前者でしたので皆さんは後者でいて欲しいと思います。
何かみなさんのヒントになればとても嬉しいです。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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