こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「生徒主体のホームルーム 〜学級経営技〜」をお伝えします。
「教員主体のホームルームを生徒主体にできないか」と思い、様々なことをしていますので、その中の1つを今日はお伝えしたいと思います。

ショートホームルーム(SHR)を生徒が運営する技をお伝えします。
経緯
皆さん、朝のホームルームや帰りのホームルーム「連絡事項伝えて終了」となっていないでしょうか。私も「明日は歯科検診があるからな」「合同大学説明会の案内掲示しておくから確認しておいてくれ」と必要な連絡事項のみを伝えて終了していました。もちろん、生徒の状況を見て真面目な話や時期や季節、学校行事等の時には注意喚起をしますが。。
連絡事項のみを伝えていると「慣れがダレ」になり、学級経営にも影響してきます。連絡事項を「それはロボットでもできるなあ」と思い、担任がわざわざ教室に行く理由を「生徒の状況の確認」や「注意喚起」以外に探していました。
ショートホームルーム(SHR)を生徒が運営
実施学年
私が実施したのは高1〜高3ですが、小学校や中学校でもできます。
実施時期
私は10月から実施しています。4月から実施する強気な先生もいるかもしれませんが、夏休みまでは学級の基準を作ることと落ち着かせることに注力をしています。
夏休み明けの9月は長期休み明けのため、クラスの基準が崩れますので戻すようにしています。ある程度整った時期の10月を目処に「生徒運営ホームルーム」をスタートしています。
ちょうど学校に慣れてダレる時期でもあるのでここが適切な時期だと今のところ思っています。
約束事
この活動をする意図や目的を伝え、「面倒臭い」「なんでそんなことしなきゃいけないの」と不満を持たせないようにしないといけません。さらに、人前で話すことが苦手な生徒がいますので、他者理解の話もしないといけませんね。以下伝えることリストです。
運営方法
運営方法を4つのステップでお伝えします。学年の終了まで生徒全員3回くらい日直が回ってくると思うので、それぞれの周により生徒がすることを変えています。変更点は赤ラインマーカーになっています。
*日直(日番)が1日に2人ずつ変更していると言う設定です。
- STEP1日直(日番)がSHR前に職員室に来る。
教員は事前に作っておいたメモを渡して軽い打ち合わせをする。
- STEP2生徒がクラスで連絡事項を伝える。
教員は連絡事項に漏れがないかを確認する
- STEP3生徒が教員に話を振る
教員は注意喚起と褒めポイントを探して伝える。
- STEP4教員は連絡事項を伝え生徒に声かけをする。
- STEP1日直(日番)がSHR前に職員室に来る。
教員は口頭で連絡事項を伝えて生徒はそれをメモを取り、軽い打ち合わせをする。
- STEP2生徒がクラスで連絡事項を伝えて、注意喚起する。
教員は連絡事項に漏れがないかを確認する。
- STEP3生徒が教員に話を振る
教員は注意喚起と褒めポイントを探して伝える。
- STEP4教員は連絡事項を伝え生徒に声かけをする。
- STEP1日直(日番)がSHR前に職員室に来る。
教員は口頭で連絡事項を伝えて生徒はそれをメモを取り、軽い打ち合わせをする。
- STEP2生徒がクラスで連絡事項を伝えて、注意喚起する。
教員は連絡事項に漏れがないかを確認する。
- STEP3生徒は前向きな言葉がけを全体にする
褒めポイントを探して伝える。
- STEP4教員は連絡事項を伝え生徒に声かけをする。
狙い
自信をつける
人前で話すことが苦手な生徒や緊張する生徒に自信(自己肯定感)をつけさせるためです。コミュニケーション能力が高い生徒も静かな教室で1人で話すと意外と緊張してしまうことがあるので受験の面接の練習にもなります。
帰属意識を持たせる
帰属意識は、「集団の一員である、その集団に所属している感覚のこと」を言いますが、学級のメンバーの1人であることを感じることで経験上学級活動が円滑になることがあります。自己承認欲求が満たさられるからでしょうか。
最後に
今日は「生徒主体のホームルーム 〜学級経営技〜」をお伝えしました。どうせ担任を持つならなんか生徒のためになることをしてあげたいですよね。マンネリ化したホームルームにぜひスパイスを!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

これはいいねー。

生徒の連絡が終わったら必ず拍手をしています。
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