こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】学級崩壊が多い11月 〜魔の11月を乗り越える方法とは?〜」をお伝えします。
みなさん、11月に学級が乱れたり、生徒指導問題が起きたりしたことはないでしょうか?
11月は最も学級崩壊が最も多い時期と言われ「11月クライシス」、又は「魔の11月」と呼ばれています。
その時期は学級開きから半年以上が経ち、学級担任の指導にも慣れが出てくる危険な時期になります。
11月になぜ学級崩壊が多いのか、そしてそのどのように予防すれば良いかをお伝えします。ぜひご覧ください!
11月クライシスとは
クライシス(Crisis)は英語で「危機」や「重大局面」という意味です。
つまり11月クライシスとは、11月頃になるとクラスに危機が訪れてしまうということです。
「なぜ11月に!」と思われるかもしれません。実は、要因がいくつかあると思っています。見ていきましょう。
なぜ11月?
①学校行事が少なく、目標がなくなる時期
学校によりますが、11月は学校行事が少ないです。たとえあったとしても文化的な行事が多いでしょう。
9月10月に、体育祭や文化祭が多いと思いますが、それに向かって一生懸命練習をしたり、準備をしていたりしていたと思いますが、それらが終わった11月は目標がなく「燃え尽き症候群」になっている生徒がいるためです。特にクラスのリーダーがその傾向だとくしんどいクラスになってしまいますね。。。
楽しいことがなくなると、学校に対する気持ち(モチベーション)が下がってしまい、違うところに楽しさを見出そうと生徒指導問題に発展することがあります。
②”慣れ”と”ダレ”が出る時期
中学・高校1年生と2年生は”慣れ”と”だれ”が出てくる時期です。3年生は受験に向けて力を入れる時期なので、学級崩壊はなりにくいでしょう。
特に高校2年生はいわゆる”中だるみ”と言われる学年なので、慣れと中だるみのセットはハンバーガーとコーラのカロリーくらいとても危険です。
高校1年生は、夏休みまでは「高校に慣れる時期」です。右も左も分からないですし緊張感もあり、クラス全体の学級崩壊はほとんどないと思います。しかし、個人間での問題は1番多い時期とも言えます。
③本格的に寒くなる時期
秋から冬にかけて気持ちが落ち込む「季節性うつ病」が少し関係があるかもしれません。日照時間が短くなる10月から11月にかけて症状があらわれはじめ、日差しが長くなる3月頃になると回復するというサイクルを繰り返します。
中高生は気持ちのコントロールをすることが難しく、気分が落ちるとストレスが溜まる傾向にあるようです。そのストレスが積み重なると人間関係の綻びが生じて、それがクラス全体に影響することがあります。
予防
学級崩壊を防ぐためにも予防は早ければ早いほうがいいと思いますが、夏季長期休暇明けの9月から本格的に取り組んだほうが良いでしょう。私が11月クライシスを防ぐために実際に行なっていることをご紹介します。
生徒のサイン
乱れる前には必ずサインがあります。その兆候を見逃してしまうと大変なことになってしまいますので生徒をよく見ましょう。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】学級崩壊が多い11月 〜魔の11月を乗り越える方法とは?〜」をお伝えしました。
魔の11月に何も起こらないためにも事前の予防がとても大切になってきます!!私は初担任の年度に学級がかなり乱れてしまいました。
それからどうすれば良いか先輩の先生方に聞きまくり、勉強させてもらいました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 という言葉がありますが、ぜひこれを参考にして皆さんは賢者になってください。
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