こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】反抗的な生徒の対応方法 〜学級経営技〜」をお伝えします。
教員はかつて「聖職者」と言われたことがあったそうですが、1人の人間です。フィーリングが合う生徒もいれば合わない生徒も当然います。
対照的に、生徒にとっても合わない先生や合う先生がいるのは必至です。
教員=大人であれば、生徒に粗悪な態度で接することや批判する言葉を直接言う人はほとんどいないでしょう。先のリスクマネジメントを考えますよね。
しかし、生徒は、嫌いな教員の場合に反抗的で批判的な態度をとることが多いのではないでしょうか。私はたくさんあります。笑
特に思春期の女子生徒はとても難しいです。体調面もあるかもしれませんが、起伏が激しく、日によって180度変わるような生徒も珍しくはありません。
反抗的な生徒はどこにでもいます。いちいち悩んでいてはこちらがしんどくなるだけです。
反抗的な態度をとる生徒の特徴
私が思う反抗的な態度をとる生徒の特徴は2つあります。
①家族からの愛情不足
②友達親子
それでは2つ見ていきましょう!
①家族からの愛情不足
「家族からの愛情不足」は、特に母親からの愛情不足が原因によるものが多いと思います。みなさんの学生生活や教員生活の中で、何十人と反抗的な態度の同級生や生徒を見てきたことと思います。彼ら・彼女らの家庭環境はいかがだったでしょうか。
私が中高生だった時のことや教員になってからのことを思い返してみると、反抗的な生徒は少し家庭環境が複雑であったと思います。「シングルマザーやシングルファザーにより保護者と過ごす時間が極端に短い生徒」「保護者と仲が悪く、会話をしていない生徒」「保護者が夜遅くまで帰ってこない生徒」などがこれまでに実際に身近にいた反抗的な生徒の家庭環境です。
*あくまでも一例です。
②友達親子
2つ目の「友達親子」は、保護者と生徒の関係が友達のような関係であることですが、仮に生徒が保護者に学校や先生の愚痴を言ったとします。生徒の愚痴に対して友達親子である保護者はそれを認め納得し、同じように愚痴を言います。
なんか担任まじうざい。
あの先生ちょと変わってそうだしうざそう。
生徒は1人の考えだけでは少し不安だったのが、同じ考えの人がいることで変な自信を得てしまい、それが反抗的な態度につながると思います。そしてそれをさらに仲間で共有するのです。
たとえ学校で反抗的な態度をとって、その件に関して学校側から電話があったとしても、同じ気持ちの保護者が守ってくれるということもあるのでしょう。
反抗的な態度をとる理由
思春期であれば誰もが反抗的な一面があるでしょう。それが心の中で思っているだけなのか、それとも行動に移すかの違いです。
小学校や中学校では反抗心を持って授業を妨害したり、不必要な質問をしたりする生徒がいます。とても厄介です。対照的に高校では停学や退学があることからそれほど全体の前で表立って反抗心剥き出しでということはあまりありません。
ドラマのワンシーンによくあるヤンキーが「おいこらあ」と詰め寄っていく様子はほとんど見ません。教員になってから何度か別の授業で見たことはありますが、かなり稀でしょう。
表立って行動を起こす代わりに、態度や行動に出すでしょう。シカトしたり、プリントを渡すときに強く引っ張ったり、授業中寝てみたりというのが見られると思います。また、相手に聞こえるか聞こえないかくらいの声量で文句を言っているのをよく見ます。
対応方法
対応方法は多くの場合、以下の3つのパターンかと思います。
①褒めたり
②認められる場を作る
③ゆっくり話せる場を設ける
これらでいけば御の字です。
しかし、話しかけるだけで「キモい」、そして、厳しく接したら「ウザい」何をしてもダメな場合があります。
生徒がシャットダウンしてしまったら関係修復は一筋縄ではいきません。
その場合の私の対処法は2つあります。
①放っておく
②他の先生にお願いする
「①放っておく」は、時間が解決してくれることもあるので、一定の距離を置くようにしています。割と効果的で、時間が経つと「普通」の対応に戻ることがあります。
「②他の先生にお願いする」は、反抗的な生徒と関係が良好な学年教員や部活の顧問にお願いします。実際に私はあまり使いませんが、お願いされる場合が何度かありました。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】反抗的な生徒の対応方法 〜学級経営技〜」をお伝えします。
人間誰しも合う合わないがありますので、反抗的な生徒に会っても気にしないのが1番です。正直イライラすることもありますがすぐに感情的にならず、教員は大人の対応を取らなければ後々面倒くさいことに発展しますよね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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