【完全版】志望理由書の書き方 〜進路指導〜

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「志望理由書の書き方」をお伝えします。

高校3年生の進路活動が夏休み明けから本格化します。教員側の進路指導もより一層力を入れる時期に入ってきました。

高校3年生の学級担任は、人生のターニングポイントに差し掛かっている生徒のサポートを適切にしなければいけません。指導次第で合格にも不合格にもなりますからね。

今回お伝えする志望理由書は書類審査の中で1番大切なものです。それをどのように指導していくかを具体的にお伝えします。

草食系高校教師
草食系高校教師

添削するときに注意する点を細かく載せてあります。最後には例文も載せてあります。ぜひご覧ください!

志望理由書とは

 学校推薦型入試(推薦入試)総合型選抜(AO入試)の書類提出際の時に必要な、志望理由や入学の意思をまとめたものです。学校側に自分をアピールする役割とともに、面接時の質疑応答の資料ともなります。学校によっては「自己推薦書」「エントリーシート」などと呼ばれる場合があります。

 大学・短大・専門学校側は、この書類をもとに志願者の意欲、目的意識、人柄などを総合的に評価します。総合型選抜(AO入試)の場合には求める学生像(要項やホームページに載っているアドミッションポリシー)に合っているかどうかもチェックされます。

志望理由書や面接で伝えるべきポイント

 3つのポイントを意識しましょう。

入学を志望する動機

 「なぜこの学校、学部に入りたいのか」を伝えます。

内容
  • 志望したきっかけ
  • これまでに取り組んできたこと
  • 自分の考え・思考

入学を志望する意志

「志望校(学部、学科、コース)のどこが魅力なのか?」を伝えます。

内容
  • 入学後にしたいこと
  • 身につけたいこと
  • 志望する分野への理解度

卒業後の展望

 「将来の夢や就きたい仕事・職業があるか?」を伝えます。

内容
  • 仕事・職業で実現したいことを伝える
  • 入学後にしたいことや身につけたいこととつなげて伝える
草食系高校教師
草食系高校教師

ポイントは「入学を志望する動機」「入学を志望する意志」「卒業後の展望」の3点を伝えることです!

志望理由書作成の基本ルール

原稿用紙の使い方

ルール
  • 文書の書き出し・段落の初めは1マス空ける
  • 句読点や括弧は1マス使い、行頭に置かない
  • 記号(!や?など)は使用しない
  • 数字を書く際、横書きの場合は算用数字を使い、1マス2文字まで入れる。また、単位は漢字・カタカナ・記号で書いて良い

文字

ルール
  • 原稿用紙の場合、文字数は最低でも8割、可能な限り9割以上書きましょう。
    (800字制限の場合は720文字以上・1200文字以上の場合は1080文字以上)
  • 下線の場合、文字数の限定はありませんが、最後の行までは必ず書きましょう。文字を大きくして字数を稼ぐというような手段は使ってはいけません。字は大きすぎず小さすぎずが大切です。

正しい文章にするためのポイント

文体を統一する

ポイント
  • 「ですます調」
  • 「である調」

呼び方

ポイント
  • 自分のことは男性でも「私」と書く
  • 志望大学は「貴学」、専門学校の場合は「貴学」と書く
  • 身内のことはお父さん、お母さんではなく「父」や「母」と書く

話し言葉・略語・い抜き言葉

ポイント
  • 話し言葉 「まじで」「ちょっと」→ 「本当に」「少し」
  • 略語   「部活」 「バイト」 →「部活動」「アルバイト」
  • い抜き言葉「してる」「出てない」→「している」「出ていない」

1分は短くすっきりさせる

ポイント
  • 簡潔な表現 「しなくてはならない」→「すべき」
  • 似た言葉を並べない 「話すときや会話をする時」 →「話し合う時」

文章表現のコツ

同じ言葉を何度も繰り返さない

 ❌部活動の顧問が厳しく、何回もやめようかとたびたび思った。

 ⭕️部活動の顧問が厳しく、何回もやめようかと思った。

主語と述語を一致させる

 ❌木曜日の練習は、グラウンドを全面支える大切な日である。

 ⭕️木曜日は、グラウンドを前面使える大切な日である。

志望理由書の基本構成

 書き始める前に構成を考えます。基本的には「将来の夢・目標」「自分のこと」「志望校のこと」の3つを書きます。以下理想の構成順です。

基本構成に沿った志望理由書例(国際学部)

例文とともに構成を見ていきましょう。以下の色分けをしています。

赤:志望理由(結論)・志望理由(まとめ)
青:将来夢・目標
緑:自分のこと
黒:志望校のこと
*以下の志望理由書では大まかに色分けをしています。

例文

 私には、日本と海外をつなぐ架け橋になる仕事をすると言う大きな夢があり、そのために貴学の国際学部を志望します。
 
 高校1年時に現代社会の授業で「グローバル社会で活躍するために求められること」を考え、グループごとに発表する機会がありました。私はリーダーとして意見をまとめましたが、当初は「語学力」「異文化理解」など当たり前のキーワードしか出ませんでした。しかし、個人が情報収集を行った後の話し合いでは「自国を理解する事」「他国の慣習、宗教などのバックグラウンドを知る事などの意見が挙がりました。短期間の体験でしたが、視野を広げて思考すれば考えが深まることや、1つのテーマを様々な視点で掘り下げていく面白さに気づきました。また、情報収集の過程で国同士が相互理解を目指し平和な関係を築くための「国際学」と言う分野を知り勉強してみたいと強く思うようになりました。
 
 私は貴学に入学後、「国際コミュニケーション概論」で他国の人と交流するための基礎を固め、「国際交流プログラム」に参加したいと考えています。そこで他国の地域性を理解し、現地の人々の協働に挑戦するためです。貴学の学校案内に「交際交流には自国の時代背景や考え方などの十分な理解が必要」とありました。この言葉が、前述のグループワーク時に挙がった「自国を理解すること」と言う意見とつながり、とても身に染みました。
 
 急速なグローバル化が進む中、国際問題を平和に解決し、より良い方向へと導く研究は今後さらに必要になります。私は器楽で国際交流を学び、将来海外で日本企業の海外展開を支援するような仕事がしたいです。貴学の「言語を通した国際理解」という精神に則って、各国の文化を理解し、視野を広げて国際舞台絵活躍できる人材を目指します。

最後に

 今日は「志望理由書の書き方」をお伝えしました。高校3年生の学級担任はとても責任が重いですが、やりがいがあります。どうせなら生徒に合格してもらいたいですよね。

 ぜひ「志望理由書の書き方」を参考にしてください。ありがとうございました。

肉食系高校教師
肉食系高校教師

高3の担任の責任の重さは持たないとわからないよね。

草食系高校教師
草食系高校教師

生徒の人生を左右すると言っても過言ではないですからね。

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