こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】通知表の所見について 〜簡単に終わらせる事前準備方法とは?〜」をお伝えします。
みなさん通知表の所見を書くために多大な時間を費やしたことはないでしょうか。
「あの生徒、特に書くことないんだよなー」「もういいところ見つけられないよー」とどの先生もこんな気持ちを経験した事があるでしょう。私も毎学期苦労しています。
さて今日は、そんな悩みを解決するとともに早く終わらせる事前準備をお伝えします。
今日は通知表の所見を早く終わらせる技を紹介します。ぜひご覧ください!
通知表所見とは
通知表所見は、生徒の通知表に書かれている学級担任のコメントのことです。学級担任から見たその生徒の学校の様子が書かれています。
正直、通知表の所見を書くことは非常に大変ですし、多くの時間を費やさなければいけないので労働対効果があるのかわかりません。所見を廃止している学校もあるでしょう。
しかし、生徒を思う存分褒める良い機会ですし、保護者とのコミュニケーションの一環だと思います。
サクッと書く事前準備技
①生徒をよく観察する
生徒の様子をよく観察して日常的にメモを取る習慣をつけています。
学期中毎日取り続けることは大変だと思うので所見入力の2週間前から始め、少しずつ貯めていきます。また、時間があるときに他の授業での様子や部活動の様子などを担当の先生に聞くことがあります。
校外活動が多い学校に勤務していた時はエクセルでシートを作り、誰がどの活動に参加したか入力するようにしていました。学年末の要録入力の時にも役に立ちます。
②学期の振り返りシートを生徒に書いてもらう
学期ごとに生徒に振り返りシートを書かせます。
学習面、生活面で頑張ったことや行事で頑張ったことなど、生徒に振り返りをさせ、そこから書けそうなネタを探します。もちろん生徒は学期を振り返り、次学期に繋げてもらいたいという意図もあります。
実際に生徒が書いた、頑張ったことを所見欄に書くと嬉しそうにすることがありますよね。
要録のために、部活動の大会名や資格の正式名称を書かせましょう!教員が調べる必要がなくなります!
③フォーマットを決める
書くときは、フォーマットを決めて、テンプレを作っておくと早く終わらせることができます。
例えば、
①性格
②学校生活
③学習面
④部活
この4つの順番で書くと決めておけば後は内容を当てはめていけば終了です。
「もう書くことがない」と思ったら
「もうこの生徒に書くことない!!」と思ったことは1度はあると思います。褒め褒め大会の所見なので、褒めるところを見つけにくい生徒は必ずいます。
しかし、その時は「リフレーミング」を使いましょう。
リフレーミングとは物事を見る枠組み(フレーム)を変え、別の枠組みで見直すこと(リフレーム)を意味します。つまり「視点を変える」ということです。
例えば、「ちょっと暗いんだよなあ」と思ったら「落ち着いている」という言葉に変換することができます。
このようにネガティヴな言葉をポジティヴな言葉に変換することです。
「リフレーミング」で検索するとたくさん出てきますよー!
それでも「もう書くことがない」と思ったら
上記の「リフレーミング」を使っても無理な生徒って…時々いますよね。
その場合は、最終奥義の「マネする(パクる)」を使いましょう。担任所見の参考本やインターネットにある文例を参考にして書くと良いかもしれません。
また、校内のサーバーに共通フォルダがあり、先生方のデータが入っている場合はそれらを参考にして書くのも良いと思います。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】通知表の所見について 〜簡単に終わらせる事前準備方法とは?〜」をお伝えしました。
私は担任1年目は通知表の所見を書くのに四苦八苦していましたが、事前の準備技やリフレーミングを教えてもらい今ではかなり早く終わることができています。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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