こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【【中学校・高校】英語授業で使える洋楽③ 〜文法項目別(現在完了形・使役動詞・間接疑問文)〜」をお伝えします。
英語科の先生!授業で洋楽を使っていますか?
私は音楽が好きなこともあり、導入・展開・まとめ問わず使っています。
しかーし、文法項目にあった洋楽を探すためには相当時間を使うため、正直しんどいのではないでしょうか。また、歌詞に変な言葉が入っていても教育上良くないのでそこも考えなければいけません。
洋楽を使う。と言っても準備に結構時間がかかるのです。
今日はそんな先生方に使える文法ごとに分けた洋楽をまとめてみました。
みなさんの授業準備が減りますように!
洋楽はどのように使う?
ウォームアップ
授業で使えるウォームアップをお伝えしましたが、授業の冒頭で使えます。詳しくは以下をご覧ください。
文法説明
教科書に載っているような例文より今まさに聞いた音楽の歌詞を使った文法の方が生徒は興味を持ちます。
その文を使って、導入や展開、復習につなげていけば、いつもより生徒の記憶に残る授業ができるのはないでしょうか。
読解
文法だけでなく、読解にも使えます。
長文読解の要領で、歌詞を読解していくと生徒は結構興味を持ちます。私はこれを利用して、「好きな洋楽を一曲選んで訳してみよう」と活動したことがあります。
歌詞なのできちんとした文法を使っていない箇所もあるので注意が必要。
リスニング練習
穴埋めプリントを作成し、聞こえた単語やフレーズを生徒はディクテーションします。私は穴埋めの箇所を作るときに、注意していることが3つあります。
- 授業で扱っている文法箇所に空欄を作ることです。その後の授業をスムーズに進めるためです。
- 聞き取りにくい、リンキング(リエゾン)の箇所(put up, get up,など)に空欄を作ることです。音声を正確に聞き取る練習をするためです。
- 空欄をレベル別に分けることです。できる生徒とできない生徒の両方いますが、できない生徒には少しでも達成感を与えるため、できる生徒には簡単すぎない問題を作るためです。「3つ目答えられたらすごいぞー」と事前に一言言っておくと、躍起になって取り組む生徒が出てきます。
洋楽を選ぶ時の注意点
洋楽は「良い歌」「教員の好きな歌」だけで決めるわけではありません。
私は選曲するときに以下の4つを意識しています。
①文法項目に沿った歌詞
②生徒が知ってそうな曲
③テンポが速すぎない曲
④歌詞に変な言葉や内容が入っていないか
文法項目別洋楽
今回は現在形、過去形、未来形、進行形などの簡単なところは除いています。順不同になっています。
Help! / The Beatles
〜使用文法や用法〜
・現在完了形
・比較級
・help O C (C=動詞の原形)
・neverの使い方(①一度も〜ない ②決して〜しない)*両方入っている
文法項目や用法は上記の3つが入っています。
ビートルズは授業で使う洋楽の定番中の定番ですが、日本人にとって聞き取りやすく、単語もそれほど難しくはないので使い勝手がとても良いです。
〜例文〜
・I’ve changed my mind and opened up the door.
・Help me get my feet back.
・I’ve never done before.
Yesterday Once More/ Carpenters
〜使用文法や用法〜
・使役動詞(make)
文法項目や用法は上記の1つが入っています。
使役動詞を使った洋楽はなかなか見つかりません。使用単語も難しくはないので、前後関係からmakeの使い方を予測しても面白いと思います!
〜例文〜
・It can really make me cry.
・It made me smile.
I Want You Back / Jackson 5
〜使用文法や用法〜
・使役動詞(make, let)
・too…for 人 to~構文
文法項目や用法は上記の2つが入っています。
見つけにくい使役動詞が2つも入っているレアな歌詞です。
〜例文〜
・Let me tell you.
・Those pretty faces always made you stand out in a crowd.
・It’s too much late for me to take a second look.
Live While We’re Young / One Direction
〜使用文法や用法〜
・未来進行形
・what(間接疑問文・関係代名詞)
文法項目や用法は上記の2つが入っています。
未来進行形と未来形が混ざっているので、時制の違いを伝える事ができます。また、未来進行形と未来系の文の後ろに、whatが使われているので合わせて教える事ができるラッキーな歌詞です。
〜例文〜
・We’ll be doing what we do.
・We’ll keep doing what we do.
Beauty and the Beast / Ariana Grande, John Legend
〜使用文法や用法〜
・as…as(原級)
・as(前置詞・接続詞)
文法項目や用法は上記の2つが入っています。
asがかなり多く使われているので、asの用法を学ぶのにはもってこいの洋楽だと思います。
〜例文〜
・Tale as old as time
・True as it can be
・As the sun will rise
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】英語授業で使える洋楽② 〜文法項目別(未来進行形・関係代名詞・不定詞など)〜」をお伝えします。
英語を苦手とする生徒や嫌いな生徒は必ずいますが、音楽は興味を引く良い教材の一つだと思います。洋楽を聞いてリフレッシュするだけでも効果はあると思っています。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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