こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語授業で使えるアクティビティPart18 〜スモールトーク〜」をお伝えします。
大前提に、英語は「言語」です。つまり相手とのコミュニケーションの手段なんです。
しかし、中学校や高校では、どうしても受験のための英語を教えることが多くなってしまっているのが現状です。
英語4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)のうち、リーディング・リスニング・ライティングに重点を置かざるを得なくなっています。
そんな受験最優先型の授業がつまらないと思っていたので、私は毎授業30秒〜1分英語を話す時間を作っていました。
「スピーキングの能力を伸ばすため」というのは建前で、本音は「モチベーションを高める」ためです。
「話せない」という挫折から「話せるようになりたい」というやる気スイッチを押すトリガーになればと思って始めました。
少しずつ成長=スモールステップですので、1個1個の「できた」が自己肯定感を高める起爆剤になるのです。
結果として、GTECのスピーキング分野が伸びた生徒や検定試験の合格者が増えました。しかし、良いことだけではなく、話すことが苦手な生徒にとっては苦痛な時間だったのでは無いかと思います。
英語に興味を持ってモチベーションを高められたらいいなあと思ってる先生方、この活動はいいですよ!
スモールトークとは
スモールトークとは世間話やちょっとした雑談のことです。「今週末どこかいくんですか?」や「いつも何時に起きるの?」など、みなさんも同僚とすることがあるでしょう。それを英語で伝えられるようにしようと考案したものです。
私はこの活動を2年間、高1と高2で行いました。「卒業までに自分のことを英語で100個言えるようにしよう」というテーマで行っていました。また、自分のことを考えるようになるので進路活動の時に使える自己分析にも使えます!
基本情報
対象学年:中1以降
対象人数:何人でも可能(ペア活動)
所要時間:5分程度(準備含む)
準備物 :スケジュールシート(年度始めに配布)・タイマー(スクリーンで映し出せるものがあればさらによい)
ルール説明
・30秒〜1分は英語しか話せない(日本語を話した人はイエローカード。3枚溜まるとアウト。)
・指定された時間内は止まることなく英語をひたすら話す(極力沈黙は作らない)
・テーマはスケジュールシートに沿ったもの(作らない場合は前の授業で次のテーマを言っておけばOK!)
・原稿を作ってきても読まない
こ先生のキャラクターや授業の雰囲気によりますが、日本語を話した人を知らせるパパラッチ制を導入していました。簡単に言えば、日本語を話した人を先生に言う、という感じです。
進行方法
進行方向は以下の4つです。
①3分準備
②ペアでジャンケン
③負けた生徒から行い、時間経過後交代
④生徒数人に当てて発表してもらう
*当てることで活動の義務感を持たせる
⑤何があっても拍手+褒める←これが1番大事!!
有料記事について
以下の有料記事では2つのファイルのダウンロードが可能です。
①スモールトークのテーマ50個(ExcelとNumbers〔Mac対応〕ファイル)
*ナンバーズで作成しているため、エクセルで開くときに多少ずれが生じているかもしれません。ご理解よろしくお願いします。
②授業の進行方法(PDF)
意外とトークテーマを50個考えるのは時間かかりますよね!ワンコインで解決しちゃいましょ!
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