こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】生徒の多様化と複雑化 〜現状と教員の仕事の増加について〜」をお伝えします。
ここ約10年で、生徒個人が持つ事情の変化が激しいと思いではないでしょうか。
そして、その事情による教員の負担が増えていると思います。
私たちが中高生だった頃よりも問題を抱えた生徒が多い気がする。
本当に増えているのかをデータに基づいて確認していきましょう!
どのような生徒が増えたか
外国籍生徒の増加・日本語指導が必要な生徒の増加
地域により差はありますが外国籍生徒の増加が増えています。
以下の表は「日本の学校に在籍する外国人児童・生徒数の推移」です。ご覧のように外国人児童・生徒数が右肩上がりに増えています。また、それに伴い日本語指導が必要な児童生徒が増加しています。
増加理由は「*入管法」の改正、グローバル化、日本企業の国際化・IT化にともなう、語学力・技術力人材の需要等、様々あると思います。
入管法は、正式名称「出入国管理及び難民認定法」です。① 日本人が日本へ出入国する際の制度、
② 日本に在留する外国人の在留資格についての制度、③ 難民についての制度が変更されたために日本への移住が増加しました。
軽度発達障がい生徒増加
軽度発達障がい生徒が増加傾向です。
以下の表は「通級による指導を受けている児童生徒数の推移」です。1度も下がることなく上昇しています。
通級による指導とは、小学校又は中学校の通常の学級に在籍している軽度の障害のある児童生徒に対して、主として各教科等の指導を通常の学級で行いながら、障害に応じた特別の指導を特別の指導の場で行う指導形態のこと。
学校教育法施行規則第140条及び同施行規則第141条
不登校(長期欠席)児童・生徒の増加
不登校(長期欠席)児童・生徒の増加が増加しています。
以下の表は「不登校児童生徒数の推移」です。横ばいだった数がここ2〜3年で急増しています。
学級経営
時代の変化による生徒状況の変化は仕方のないことかもしれません。
しかし、学級経営の観点から考えると1年間問題なく経営することが難しくなっているのは明らかです。
「他者を認めよう」「みんな違ってみんないい」と言葉がありますがやはり生徒には伝わらないことがあり、いわゆる「みんなと違った生徒」はまだまだ敬遠され、好奇の目で見られることがあります。
学級経営難しいよー。
ここが担任の腕の見せ所ですよ!他者理解を促す全体への呼びかけです。それでも続くようであればガンガン場面指導入れてくしかないですね!
オススメの本
最後に
今日は「【中学校・高校】生徒の多様化と複雑化〜現状と教員の仕事の増加について〜」をお伝えします。
今回お伝えした「外国籍生徒・日本語指導が必要な生徒」「軽度発達障がい生徒」「不登校(長期欠席)児童・生徒」は、向こう10年でさらに増えると推察します。
学級担任の関わり方もさらに変わっていくのではないでしょうか。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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