パワーポイント(キーノート)を使った授業のメリットデメリット

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「パワーポイント(キーノート)を使った授業のメリットデメリット」をお伝えします。

GIGAスクール構想によりICT機器を導入する学校がほとんどになってきました。(2021年3月現在)

教員や生徒がタブレットやパソコンを使うようになったり、教室にスクリーンやプロジェクターが常設された環境が増えたりと学校現場はここ数年で大きく変わってきました。

それに伴い、授業スタイルにも変化が出てきています。

これまでは黒板を使っての授業が主流でしたが今ではパワーポイントやキーノートで授業をする先生方が増えたのではないでしょうか。

私はこれまで約5年間パワーポイントやキーノートを使い授業をしています。

今日はそこで感じたメリットデメリットを紹介します。

脱力系教師
脱力系教師

パワーポイントの授業ってどうなん?

草食系教師
草食系教師

それでは一緒にメリットとデメリットを見ていきましょう!

勤務校の設備

 ホームルーム教室と特別教室に設置されているICT機器です。

・Wi-Fi

・天吊りプロジェクター

・スクリーン

・Apple TV

・90インチモニター(電子黒板としても使用可・数教室のみ設置)

・パソコン

・HDMIケーブル、VGAケーブル

・DVDデッキ

前任校は持ち運びするタイプのプロジェクターとスクリーンしかありませんでしたが、それでもパワーポイント授業をしていました。

メリット

時間短縮

 事前に板書内容を作成しておくため、教員が授業中に板書をする時間がほとんど無くなります。

 実際、教員はどのくらいの時間を板書に費やしているのでしょうか。例を見ていきましょう。

 例)

 1授業5分間の板書×年間授業時間数100回=500分

 年間500分を別の活動に費やすことができます。

 

脱力系教師
脱力系教師

すご!50分授業10回分の時間だね!

草食系教師
草食系教師

そうなんです。私はこの500分を学習している単元を使った活動や問題を解く時間に充てています!

 

視覚教材

 視覚教材をすぐに見せることができます。

 以前は、インターネットで画像を探して印刷をして持っていったり、手書きで作成したりしていました。

 しかし、タブレットがあってスクリーンに映し出すことができる設備があれば検索して貼り付けるだけです。また、教室にインターネット環境があればすぐに検索することもできます。

音声や文字情報だけでなく、画像や動画の視覚教材を有効活用することにより生徒の記憶に残る授業になるのではないでしょうか!

見やすさ

 パソコン上で作成したものは手書きよりも見やすさが格段に上がります。

 フォント、大きさ、色などが統一されて作られていると思いますので、生徒にとっては見やすいと思います。

脱力系教師
脱力系教師

黒板だと斜めに書いてしまったり、字の丁寧さが変わってしまったりするからね。

草食系教師
草食系教師

ただ、黒板の味のある感じがなくなるので寂しいですね。。。

デメリット

準備が大変

 パワーポイントやキーノートに慣れていない場合はかなり大変だと思います。

 レイアウト、色分け、下線、四角囲いなど、手で書けばすぐ終わるものをパソコン上で作成するため、準備にはかなりの時間がかかります。

 しかし、準備は大変ですが、メリットで述べたように授業時間を捻出することができます。「何か単元を使った活動をしたい」や「解く問題数を増やしたい」と狙いがあれば大変だとしても作っておくとその分生徒の気づきや学びにつながると思っています。

 また、デメリットでありメリットでもありますが、事前に時間をかけて準備をしますので普段より教材研究をしっかりとすることにつながります。

 授業に慣れてくると準備時間がないこともあり、教材研究にかける時間が減ってしまいます。経験でカバーしてしまうのです。

草食系教師
草食系教師

↑を読んでドキッとされた先生!いますよね!笑

目の負担

 黒板ではなくスクリーンやモニターに映し出された画面を授業時間(45分〜50分)に生徒はずーっと見ることになりますので、目の負担は大きいです。

 実際に生徒から「目がしんどい」や「黒板のほうが良い」という意見がありました。また、「近いと目が痛い」と座席変更のお願いもされたことがあります。

 具体的な健康被害はまだわかりませんが、将来的に視力の低下やブルーライトによる影響のニュースが出るかもしれません。

授業で使っているパワーポイント大公開

 今日は私が授業で使っているパワーポイントのスライドを公開します。以下のように私は背景に黒板と似ている色を使っています。

 黒板が深緑色になった理由が「心が落ち着く効果」や「目が疲れにくい効果」があるからと言われています。

 黒板使用時のチョークの色と同様に、基本的に白赤黄色の3色を使いますが、黄色は投映したときに光に反射して見にくいと生徒から意見がありましたのでオレンジ色にしています。

最後に

 今日は「パワーポイント(キーノート)を使った授業のメリットデメリット」をお伝えしました。

「勤務校の設備」「メリット」「デメリット」「授業で使っているパワーポイント大公開」の4つのカテゴリーでした。

 パワーポイントを使った授業は黒板授業より効率的に授業ができると思いますが、黒板には黒板の味があり、古き良き学校の文化が廃れていくことに寂しさも感じますよね。

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

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