こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「授業開始直後は何をする?」についてお伝えします。
チャイムが鳴り、授業の挨拶をした後、みなさんはそのあと何をしますか?
もちろん出欠確認をしますが、その後ですよ。その後!

起立、気をつけ、礼

よろしくお願いします。
この後何をするかで生徒の意欲・関心・態度が変わってくると思っています。生徒を引きつける導入をしっかりすれば、その授業がうまく行きやすくなる場合がありますよね!

さてどんな導入が良いのか見ていきましょう。
導入にかける時間は?
一般的に導入にかける時間は5分〜10分と言われています。「2対6対2の法則」をここでも使うことができ、「2=導入・6=展開・2=まとめ」と研修で習いました。
50分授業であれば、10分です。正直、10分も導入にかけていては授業が進まないので5分くらいは使うようにしています。
んー、と思う授業の導入
この記事をご覧の皆さん。自分の授業の導入部分を想像してください。何をしていますか?おそらく3パターンに分かれると思いますので、ぜひ自分と比較をしてみてください。
導入なし
導入がなく、すぐに展開から入る先生は非常に多いと思います。もちろん、その先生の狙いや時間がない等の理由があるかもしれませんが、やはり導入はとても大切だと思います。偉そうに言っている私も時間がない場合や準備が不十分な場合はやってしまいます。。。

それでは、教科書30ページから始めるぞ。昨日の授業では分詞構文やったから今日はその続きから行こうか。

(…)
すぐに授業を始めると「もう始めるの!」と嫌そうな感じを出す生徒はいませんか? 私の授業にはたくさんいるんですよ。笑 他の先生の研究授業や普段の授業を見学している時に生徒の様子を見ると、「いきなり授業」はあまり良くないのかなと思ってしまいます。やはりワンクッション何か入れた方が良いと思っています。時間がない時のワンクッション一覧を下に載せておきます。
この記事に詳しく載っています。
https://mzsmtks.com/2020/05/21/shrneta2/
典型的な授業の導入
発問
授業を発問から始める先生は一定数いるでしょう。例えば、「貧困」をテーマにした英語の長文の授業であれば、「世界で最も貧しい国はどこでしょうか。」や「日本は豊か?貧しい?どちらでしょうか。」などと授業の内容に沿った発問をすることが多いと思います。
私がこのタイプなのですが、生徒が考えられそうな質問を投げかけて黒板に目向けさせることからスタートします。「私(僕)授業参加してる!」と思わせるためにも全員が手をあげられるように多数決をとることもあります。生徒を巻き込むと生徒のテンションが上がるので参加するようになります。笑
うまい授業の導入
雑談をする
この「雑談をする」先生が最も導入がうまいと思っています。最初は関係のない雑談から始まるのですが、いつの間にか授業になっているのです。
週末に子供と遊んだという雑談から入って、いつの間にか分詞の後置修飾を生徒が理解している。「ここから授業だ」と思う暇もなく、雑談が授業になっていたのはとても私にとって魅力的な授業でした。
授業開始直後はとても大切
「導入でその授業は決まってしまうからしっかり考えたほうがいいよ。」 教員1年目に教えてもらいました。導入は生徒が関心を持てるかどうかの分かれ道ですよね。導入が面白ければ、その後の展開とまとめも聞くようになります。
先生方も授業をしていて感じますよね。導入をしっかりした授業とそうでない授業では授業の取り組み方が全然違います。
落語、お笑い、歌、本、漫画や映画も同じではありませんか? 最初が面白くなければ見なくなったり、聞かなくなったりしますよね。大人も同じです。
最後に
今日は「授業開始直後は何をする?」についてお伝えしました。「導入にかける時間は?」「んー、と思う授業の導入」「典型的な授業の導入」「うまい授業の導入」の4カテゴリーでした。
「「導入でその授業は決まる」と言われるくらい導入はとても大切なのですよね。次の授業から導入に力を入れましょう!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。


導入が大切なのはわかってるんだけどねえ・・・

時間ないんだよねえ
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