【中学校・高校】SHR・ショートホームルーム(朝礼・終礼)ネタPart4 〜学級経営技〜

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】SHR・ショートホームルーム(朝礼・終礼)ネタPart4 〜学級経営技〜」をお伝えします。

 毎日のSHR(朝礼・終礼)、ただ連絡を伝えるだけのロボット先生になっていないでしょうか。授業を含めて毎日2回以上は担任のクラスの生徒と会っている先生が少なからずいると思いますが、どうしても同じようなルーティンでマンネリ化してしまいます。

 面白い話や楽しい話をすることも大切ですが、節目節目には真面目な話をした方がメリハリがつきますよね。人と人ですから、その状況に合った言葉を伝えなければいけません。また、生徒指導の時に話をする機会があると思いますが、そのときにも使えるようなネタをお伝えします。

 正直どの言葉が生徒に入るのかは1番関わっている担任の先生にしかわかりませんので、話のネタだと思って受け取ってください。

草食系教師
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今日は2つお伝えします。見ていってくださいねー!

人間万事塞翁が馬

場面

・クラス全体指導
・個別生徒指導

内容 

 「人間万事塞翁が馬」は非常に有名な言葉です。平成27年度の近畿大学卒業式で京都大学iPS細胞研究所所長の山中 伸弥 教授がこの内容に関してスピーチをしたことがよく知られています。
 生徒に伝えるように書いていますが、生徒との関係によっては語調が変わってくると思います。

 人間万事塞翁が馬という言葉は知っていますか。難しい言葉ではありますが、簡単に言うと「幸せと不幸せは繰り返し起こる」ということです。
 昔、中国の北のほうにある城におじいさんが住んでいました。ある日突然馬が逃げ出してしまいました。それを知った近所の人はおじさんを慰めましたが、「もしかしたらこれが幸運を呼び込むかもしれない」と特段気にしていませんでした。しばらく経ってから、逃げた馬が突然戻ってきました。しかも、たくさんの馬を連れて戻ってきたのです。しかし、おじいさんは「このことが禍になるかもしれないと」と言いました。しばらくすると、おじいさんの息子が落馬して怪我をしてしまいました。近所の人が様子を見に行くと、老人は「このことが幸運を呼び込むかもしれないよ」と言うのです。やがて戦争が起きて、おじいさんが住む城も戦争に巻き込まれました。しかし、おじいさんの息子は落馬によって足を怪我していたので戦争に行かずに済みました。
 今の話から何を学べるでしょうか。今、勉強、部活、友達関係、親子関係、その他うまくいかないことや嫌なことがあるかもしれません。しかし、悪いことが今後の良いことにつながることがあります。次は良いことが起こります。信じて一緒に頑張っていきましょう。

人間万事塞翁が馬とは

人生は、良いことも悪いことも予測できないこと。幸せであることが突然不幸になることがあり、また不幸であることが突然幸せに転じることがあるため、安易に喜んだり悲しんだりすべきではないと言う例え。人生で何が良くて何が悪いのかは後になってからではないとわからないこと。

愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ

場面

・クラス全体指導
・個別生徒指導

内容

 ドイツの初代宰相オットー・フォン・ビスマルクの有名な言葉です。生徒に伝えるように書いていますが、生徒との関係によっては語調が変わってくると思います。

 「愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ」と言う言葉を聞いたことはあるでしょうか。つまり、愚かな人は、自分が痛い目に遭わなければ分からない。賢い人は、昔の人の経験を教訓として失敗を避けることができるということです。
 よく先生方は、「こうした方がいいぞー」や「ここは覚えなきゃいけないぞー」と言うと思います。さらに、保護者も「〜しなさい」と言うことがあるでしょう。それは先生や保護者の歴史、つまり経験からものごとを伝えているからです。この中の何人かは「これ必要?」、「こっちの方法の方が絶対いいし」、「うるさい」などと捉える人がいるでしょう。しかし、先生や保護者が経験したことを伝えて、みなさんに失敗して欲しくないから伝えています。もちろん失敗して学ぶこともあります。部活の大きな大会や受験で失敗するとみなさんはどうなりますか?「こうした方が良かった」「もっと練習(勉強)しておけば良かった」と後悔をするでしょう。後悔先に立たずと言う言葉があるように、失敗は取り戻せません。そうならないために口うるさく言うのです。最初に言った「愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ」、みなさんぜひ賢者になりましょう。

ドイツ語の直訳は、「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む」です。英語も同様にFools say they learn from experience; I prefer to learn from the experience of others. 誰かが少し名言っぽく変えたのではないでしょうか。

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】SHR・ショートホームルーム(朝礼・終礼)ネタPart4 〜学級経営技〜」をお伝えしました。

 クラス指導や生徒指導の時に、または授業中の小話にも使える内容だと思いますのでぜひご活用ください。

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

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