こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「清掃指導の重要性 〜学級経営技〜」をお伝えします。
みなさんは学級経営において掃除の優先順位はどの位置にあるでしょうか。
みなさん、掃除は学級経営の要です。教室をきれいに保つことが安定した学級経営につながります。したがって、掃除はしっかりさせましょう。周りの安定したクラスを思い浮かべてください。9割9分教室が整っていませんか?

実は清掃指導は大切なんですよ!
清掃は学級経営のカギ
「教室の乱れは心の乱れ」という言葉はご存知でしょうか。教育用語ですが、教室が乱れていれば生徒の心が乱れます。そして、その心の乱れが服装の乱れや素行の乱れにつながり、全体が落ち着かなくなってしまいます。つまり、学級崩壊につながることがあるのです。
みなさん、それは困りますよね!学級崩壊すると教員側がとてもとても辛いです。生徒をコントロールできない辛さもありますが、周りの教員の目が実はかなりのストレスになるんですよね。それを回避するためにもやはり清掃が1つカギになってくるでしょう。
身の回り(環境)を整えることは心を整えることになります。お坊さんの1日は掃除から始まりますし、非行少年の更生プログラムや交通違反の更生プログラムにも掃除が含まれている事例もあるようです。実際に効果があるため、行われているのでしょう。
勝負は4月
学級経営には「黄金の3日間」との言葉があるように、何事も最初が肝心です。掃除も同様に、当番制であれば4月中に1人1回は回ってくることでしょう。ここが1年の命運を占うことになりますよ!
ここが「クラスの掃除の基本」を示す良い機会となるでしょう。嫌われようが何されようが、今後の1年のためにもここは厳しく口うるさく言っていかなければいけませんよね。
教員の清掃指導のタイプ
放任型
「掃除しっかりやってくれよー」と言って、全てを生徒に任せるタイプです。このタイプには2通りの教員がいるでしょう。
師弟同行型
教員と生徒が同じことをしていくタイプです。つまり、教員も生徒と同様に掃除をすることです。私はこれはとても大切だと思ってるのですが、教員が掃除をすることで、「掃除は徹底的に行う』という姿勢を見せることができます。
また、指示だけ出す教員よりは手伝って一緒に掃除をする教員の方が信頼を築けると思っています。生徒は意外と見てますからね。
溜まったゴミを捨てにいくことがあると思いますが、生徒に混ざってジャンケンをすると盛り上がりますよね!
指示のみ型
指示だけを出して、ただ見ているタイプです。その教員の性格や立ち位置があるので、否定はしませんが、「◯◯、そこちゃんと掃いてくれよー」「ちゃんと拭いたかー」と口だけを動かすのはあまり良くないと思っています。
掃除の教育的効果
協調性を養う
掃除は当番制で、曜日ごとに変わるところが多いのではないでしょうか。そして、列ごとや班ごとに行うと思いますが、そのグループのメンバーと協力して1つのことを行いますよね。
教室掃除ではそれぞれ役割があります。黒板を消す人・床を掃く人・机を運ぶ人・窓を拭く人などがいると思いますが、全員がしっかり役割を果たすことで掃除が終わります。協調性を養うことができるのではないでしょうか。
公共心(公徳心・道徳心)を養う
公共のマナーを守る公徳心や公共のためを思う公共心、善悪を判断する道徳心を育てることができるのではないでしょうか。コロナウイルス関連のニュースで「トイレットペーパーの買い占めにより在庫がなくなり、コンビニや公共施設にあるトイレットペーパーの盗難」がありましたが、公共心(公徳心・道徳心)の欠如によるものですよね。
草食系高校教師の実践例
私が掃除の時に行っている技をお伝えします。
最後に
今日は「中高生の清掃指導」をお伝えしました。学級崩壊が多い2桁の月は学級を締める必要があると思いますが、ぜひ明日の掃除から始めるのはいかがでしょうか。
みなさんの気づきになればと思っています。本日は以上です。ありがとうございました。

ヤバイ、清掃指導を怠ってた・・・

明日から改めてスタートしましょう!
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