こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「探求学習Part2 〜実践例あり〜」をお伝えします。
ここ数年、「探求学習」という言葉をよく耳にします。「21世紀に求められる力」として注目され、授業のカリキュラムに導入している学校も珍しくはありません。
2022年度から新しく導入される「探求学習」ですが、昨年度1年間高校2年生を担当しました。今年度(2020年度)は高校3年生対象の探求授業を担当していますので、探求学習とは何か、どのようなことを実際行っているのかをお伝えします。

今年度は6月から授業が本格的にスタートした関係で、まだ活動は途中となりますので、途中までの実践例と今後の展望を紹介しています。
探求学習とは
生徒が課題や問題を自ら設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・活動したりしながら進めていく学習活動のことです。
実際何をするか。
以下のサイクルで活動を行っていきます。本来は画像のように3つ目に整理・分析が入りますが、今回はポスター作成に時間をかけるということにしています。
- 課題の設定
- 情報の整理
- ポスター作成
- まとめ・発表

実践例(2020年度実施)
基本情報
対象学年:高校3年生
レベル :中堅
実施期間:3ヶ月(5月のオンライン授業から実施)
授業頻度:週に2回
授業時間:1回50分
授業方法:グループワーク(4人〜5人)
発表・生徒の大きな目標 :パソコンでポスター作成。関係企業に提案し、コラボレーションする。
教員間の目標
今回は探求学習をすることによってビジネスを少し勉強できたらと思っています。対象が高校3年生ということもあり、卒業後に使えるスキルを身につけさせることが一つの目標です。
1.課題の設定
本来は生徒自ら課題を考え設定しますが、今回のテーマは「コロナウイルスがもたらす問題点」です。以下のような問題点が生徒から出て多かった問題点からカテゴリー別に分けてグループを作成しました。そして、ポスターを使ってもらうという目標があるので、そこに関係している企業を教員側で選びました。
2.情報の収集
2020年7月にはコロナ禍もあり、基本的にはインターネットと電話インタビューで情報収集をしています。企業とコラボレーションを考えていますので、企業調べもしています。
3.ポスター作成
ポスター作成は、ワード・パワーポイント・フォトショップを駆使して、作成しています。探求学習とキャリア教育や情報教育を兼ねてできないかと思い、今後必ず必要になってくるパソコンのスキルをある程度身に付けるようにと今回導入しました。
4.まとめ・発表
企業にプレゼンテーションできるように、情報をまとめて原稿を作り、まずは校内で発表をさせる予定です。その後、企業に提案して採用の可否を決めてもらいます。
最後に
今日は「探求学習Part2 〜実践例あり〜」です。高校3年生対象の探求学習は卒業後を見据えた取り組みが必要になると思います。少しでもビジネスライクを意識して今回取り組みました。

探求学習は将来絶対役に立つよね。

グループ活動して、1つのことを目標にするというのはどこの世界にもあることですからね。
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