こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「専任講師について」をお伝えします。
学校現場では基本的に、専任講師(正規教員)・常勤講師(臨時的任用教諭)・非常勤講師の3種類の勤務形態があります。(都道府県や公立・私立学校によって呼び型が違う場合あり)
前回は「常勤講師について」、前々回は「非常勤講師について」をお伝えしましたのでそちらもぜひご覧ください。
今日は、常勤講師の仕事内容、どんな人が働いているか、給与面をお伝えしますよ!
専任講師とは
「専任講師」は別名「正規教員」とも言われ、常勤講師(臨時的任用教諭)と同様にフルタイムで働きます。いわゆる正社員ですので契約期限はありません。
一般の会社同様に役職がありますので以下をご覧ください。
どんな人がいる?
一般の会社と同じで、若手から年配の方までいます。
私立高校の場合は転勤がないため、長年(最長43年)勤めている方が結構います。公立高校の場合、新任の教師は、3~4年程度で異動になるのが一般的とされています。その後は、5~7年程度で異動となることが多いですが、まれに10年ほど同じ中学校で勤める場合もあります。
主な仕事内容
授業
非常勤講師・常勤講師・専任講師、どの勤務形態であっても仕事内容は変わりありません。教材研究、授業、定期考査の作成、採点、成績処理を行います。
学級担任
基本的に学級担任を持つことになりますが、学年主任や部長職は持たないことが多いです。
部活動
部活動は必ず持ちます。(多少の例外あり)
基本的に専任講師が主顧問になり、市や県の顧問会議や大会運営の補助をします。また、市や県のその部活動の役員に選出されることがあります。
部活動の仕事に関して詳しく書いているものがありますのでこちらをご覧ください。
校務分掌
4大校務分掌、教務部、生徒指導部、進路指導部、総務部のいずれかに所属することになります。(総務部がない学校も結構あります)仕事内容は以下をご覧ください。
特別委員会
生徒が所属する図書委員・体育委員の委員会活動ではなく、教員間の特別委員会のことを指します。例えば、いじめ防止対策委員会、学校保健安全委員会や食育推進委員会など様々な委員会があります。
会議
職員会議・教科会議・分掌会議・特別委員会会議・学年会議等、各会議に出席します。常勤講師と変わるところとしては、専任会議が稀にあるところです。
会議中は司会や書記をすることがあります。
給与
基本給
基本給は新卒で22万〜23万あたりです。これは常勤講師と専任講師であまり差がありません。
昇給
公立・私立によって全然違いますが専任講師の場合は定年まで1年に約1万円昇給します。 常勤講師の場合、昇給は最大でも1万円です。1万円は本当に待遇の良い学校のみだと思います。常勤講師は採用期限が決められていますのでその期限内での昇給になります。
賞与
自治体や学校によりますが賞与は年に2回(6月・12月)に支給され、公立の場合は年に約4〜4.5ヶ月で、私立高校はピンキリです。経営状況が悪く、賞与無しという学校もあれば、年に7ヶ月程度出る学校もあります。私立学校では、常勤講師は専任講師の半額程度の賞与という場所もあります。
最後に
今日は「専任講師について」をお伝えしました。この記事にて、「非常勤講師」「常勤講師」「専任講師」それぞれについて紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。
常勤と専任の違いはほとんどないね。
違いは給与の差、契約期限、見られ方の3点ですね。
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