こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】定期試験(考査)期間中の教員の仕事 〜生徒は下校しても仕事は多い〜」です。
「試験期間中は生徒早く帰るから先生方は楽なんでしょ?」と以前保護者に言われたことがありますが、決してそんなことはありません。
確かに、生徒対応は減りますが、デスクワークがとてもとてもとてもとても多いです。採点に成績処理に提出物チェックに,,,その他諸々あります。
今日は、試験期間中に教員は何をしてるの?をお伝えします。ぜひご覧ください!
授業時間内
試験監督
自分が担当している教科・科目のテスト時間以外は、基本的に試験監督をします。
学校によって試験監督中の動き方のようなものがあると思います。「採点しても良い」「必ず前(後ろ)にいること」など、決まるがあるところもあります。
詳しくは以下をご覧ください!
学校巡回
空き時間があれば、15分に1回を目安に、学校を巡回しなければいけません。
基本的には教務部の先生方が交代で巡回することが多いですが、職員の少ないところや問題が多い学校は、試験監督がない先生が回ります。
体調不良者などが出る場合、試験監督者は教室から離れられませんので、巡回する先生が対応することになります。
自考査の質問巡回
作成したテストの試験時間には、担当クラスや考査を受験するクラスに質問があるかを聞いて回ります。
ミスがないようにテストを作成していますが、見落とすことがあり、指摘されることがあります。その場合、臨機応変に訂正します。
学校によりますが、訂正があれば「定期考査訂正用紙」のようなものを書かなければいけないケースもあります。
授業時間外
模範解答作成
模範解答の作成と配点を決めます。
定期考査作成時に作っている先生がほとんどでしょう。
採点
担当するクラスの採点をします。
何百枚と採点をしなければいけませんので、とても時間がかかります。採点が終わった後は、模範解答を作成し、生徒分印刷します。
成績処理
担当クラスの成績処理をします。
いわゆる5段階や10段階の評定をつけるということです。評価する物としては、素点(テスト点)・提出物・小テスト・授業態度・授業内パフォーマンステスト(英語科)を計算して算出しています。
教科や科目ごとに評定平均値を学校設定値に合わせなければいけません。5段階評価で3.5や10段階評価で6.5くらいの設定が多いと思います。
従って、同教科・科目で別の担当者がいる場合は、相談しながら成績をつける必要があるのです。
絶対評価なので最高評価が何人いようがいいと思いますけどね。相対評価の名残がまだまだあります。
提出物確認
提出物を回収する場合は、膨大な量のワークブックやノートのチェックをします。昨今、タブレットの導入により提出物の確認は以前よりは楽になりましたが、1人ずつ見ていくのでかなりの時間がかかります。
個別教科指導
考査期間中は、生徒からテスト範囲に関しての質問を受けることが多々あります。
「わからないのでおしえてください!」と質問しに来る生徒がこの時期が1番多いです。
会議
生徒の下校がいつもより早いので、会議が入ることが多いです。ここぞとばかりに、職員全体、分掌、教科、委員会等を入れられます。
地域巡回
娯楽施設に行っていないかを生徒指導部の先生を中心に地域を巡回することがあります。
出席簿(学級担任)
学級担任は出席簿の確認をします。
学校によりますが、定期考査ごとや学期ごとに出席簿を教務に提出するため、書きもれがないかを確認します。また、出席簿が手書きであれば、生徒それぞれの欠席日数、欠課時数、遅刻・早退回数、忌引日数、出席停止日数を計算しなければいけません。
2021年現在でも出席簿が手書きという学校は珍しくありません!!遅れてる。。。
オススメ教材
最後に
今日は「【中学校・高校】定期試験(考査)期間中の教員の仕事 〜生徒は下校しても仕事は多い〜」です。
「意外と多い!」と思わなかったでしょうか。現役教員の方々、保護者の方、教員志望の方、ぜひ参考にしてみてください!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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