モンスターペアレントは実在する 〜高校教員の実体験を元に〜

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「モンスターペアレントは実在する 〜高校教員の実体験を元に〜」をお伝えします。

脱力系教師
脱力系教師

保護者対応は難しいね。

草食系教師
草食系教師

稀にいるモンスターペアレントは勇者になった気分で倒すしかない。

 2007年に「モンスターペアレント」が流行語にノミネートされ一気に世間に認知されたと同時にその数は年々増加傾向にあります。

 多種多様なクレームをするモンスターペアレントに疲弊した教員が退職したという話も少なくはありません。

モンスターペアレントとは

 モンスターペアレント、またはモンスターペアレンツと呼ばれ、学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味します。

 モンスターペアレントと一括りにされていますが様々なタイプがいます。ポケモンに例えると水タイプ、炎タイプ、電気タイプ、草タイプがあるのと同じような感じです。

 戦い方と同様に、教員には対応の得意不得意があります。



①過保護・過干渉

②学校に頼りすぎる

③権利ばかりを主張

④倫理・道徳が欠如



 有名な話として、「劇の主役を息子にしろ!」「宿題が難しすぎる。やめろ!」、このような理不尽なクレームはメディアで取り上げられているものがあり、年々内容がエスカレートしており、学校側は頭を悩まされています。

リアルな事例

①娘が心配

 平日の18時頃、保護者(父)から「娘(以下生徒A)がいじめられています。今から会えないですか。詳しいことは後ほど。」と突然の電話。

 寝耳に水状態でしたが学年であらゆる可能性を考える→20分後来校→父親がコワイ系の人

草食系教師
草食系教師

(お父さん来た、怖。腕にカラフルな絵が入ってるー。龍だー。お祭りのお面だー。)

 内容としては2日ほどいつも一緒にいるグループのメンバーから無視されているとのこと。思い当たる節は1つもないと生徒Aが言う。

 学校側が「全力で守ります!」ということを伝え納得してもらった。自分の命の危険を考えながら次の対策を練った。

 次の日、そのグループのメンバー1人1人から事情聴取をしたところ、生徒AがSNS上でグループのメンバーの悪口を言っているとのこと。

 とりあえず保護者に連絡をして生徒Aがしていたことをオブラートにつつんで伝えた。とりあえず保護者は納得した。

 しかし1週間後、保護者から「いつものグループのメンバーとあれから会話をしていない。また仲良くして欲しいのでグループのメンバーと生徒Aの話し合いの場を作ってくれませんか」とのこと。

 生徒Aが学校に足が向かなくなってきたので関係修復の場を設けることに。

 話し合いの場ではAが謝罪し、他のグループのメンバーも納得してその場は終了した。その後、長期休みに入り、その期間中に修復していることを願ったが長期休み明け3日ほど登校し、その後1週間程度欠席が続いた。

 そういったことから保護者から「もう1度話し合いの場を設けてくれますか」と依頼され、改めてその場を設けることにした。保護者(父)は「ぜひ同席させてくれ」と強く言ってきたがさらにややこしくなると思ったので断固拒否。

 結果として、その話し合いで関係は修復し保護者からの連絡もなくなった。

高3の時の話です。

②髪は染めていません。

 高校1年生の長期休み明けの風紀検査(服装頭髪検査)にて生徒Bの染髪が発覚。

教員
教員

髪染めるでしょ?

生徒B
生徒B

染めてません。

 生徒は染髪を認めないが入学時の髪色と全く違うことから保護者に連絡。しかし、保護者も髪を染めていないと断固否定。

 保護者に来校してもらい入学時の写真と今の髪色の比較をしてもらったが「髪が日焼けしたんじゃないですか?」と一言。それ以降も何度か来校してもらったが断固否定し続けたため、生徒指導部長と校長の承認を得て茶色いままの髪色で地毛登録とした。

 しかし、高校3年生の就職試験の時には髪を真っ黒にしてきた。

 結局、生徒が嘘をついておりその嘘を保護者が容認し、保護者も口裏を合わせていたと言うことでした。

③担任にバカと言われました。

 高3の学級担任だった時の話ですが平日20時くらいに保護者から電話。「明日ちょっとお話したいのですがお時間ありますか」とのこと。

 「何かありましたか」と聞くと「ちょっと・・・」と話を濁す。このケースはだいたい悪いことなので覚悟して次の日の面談まで待つことに。

 17時頃、保護者(父・母)と生徒の3名が来校し、別室で対応することになった。
お父さんが開口1番「うちの息子にバカと言ったか」と激昂。

 心当たりが1つもなかったので冷静に「いつ・どこで・だれが」を確認したところ前日の面接指導の時に面接した部屋で私が言ったとのこと。

 完全に寝耳に水状態なので「100%言っていないこと」を最初に伝え、「面接時の状況説明」、私の「教育者としての思い」と「その生徒への思い」を話しました。

 激昂していた父親の前で冷静に言葉一つ一つ気をつけて話をしなければなりませんでしたがとりあえず納得していただきました。

草食系教師
草食系教師

バカなんて言ったら100%問題になるんだから普通に考えて言いませんよね!

対応方法

学校へのクレーム

 学校へのクレームの場合はすぐに上司に報告・連絡・相談をして学校としての判断を下してもらった方が良いでしょう。それ以降の対応は学年主任が窓口になって行い、収集がつかない場合は教頭対応になります。

先生個人へのクレーム

 「担任を変えてください」などの個人へのクレームの場合もまずは上司に報告・連絡・相談です。

 ここから対応が2手に分かれます。

 ①電話対応のみ
 ②保護者来校(家庭訪問)

①電話対応のみ

 保護者の怒り具合によりますが電話対応のみであることが多いです。基本的に学年主任の電話で終わることが多いですが収集がつかない場合は学年主任→教頭→校長の順になります。

②保護者来校(家庭訪問)

 直接保護者と会う場合は学年主任と学級担任が対応します。

 とりあえず深く理由を確認します。大体の場合「自分の子供がうまくいっていないから」か「自分の子供がその担任を嫌いだから」の2択が多いと思います。

 対応としては学年主任から見た学級担任の考え方や仕事ぶりを伝えたり、学級担任から学級経営の方針やその生徒に対する思いを伝えたりします。

オススメ書籍・DVD

最後に

今日は「モンスターペアレントは実在する 〜高校教員の実体験を元に〜」をお伝えしました。「モンスターペアレントとは」「リアルな事例」「対応方法」の3つのカテゴリーでした。

 モンスターペアレントは私たちが想像もしないようなクレームを言ってきます。対応方法に正解はありませんし、マニュアルもありません。だからこそ難しい問題ではありますしその場はとても大変です。しかし、数年後には確実に笑い話になります。

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

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