こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】家庭訪問のポイント 〜保護者と良好な関係を築いてトラブルを防ぎたい〜」をお伝えします。
例年、家庭訪問は4月から6月くらいまでに行われ、目的としては様々ありますが主に、家庭環境の確認と保護者とのコミュニケーションです。
また、学級開きから早い段階で家庭訪問が行われるのは保護者に安心感を持たせるためでもあるのです。
「家庭訪問」自体、ここ10年くらい実施をしていない学校もありますし、コロナ禍の影響でできない場合もあるでしょう。
みなさんが今後家庭訪問する場合にぜひ参考にしてほしいと思い、今日は、家庭訪問の事前準備、会話の内容や持ち物などについてお伝えします。
家庭訪問の種類
家庭訪問は大きく分けて2つあります。
①各学年の定期家庭訪問
②臨時の家庭訪問(生徒指導案件など)
①各学年の定期家庭訪問
家庭訪問は学級担任との顔合わせ、家庭環境の確認等の理由から、学級開きからすぐの4月から6月頃までに行われます。
目的は以下の4つがメインになります。
「生徒に何か問題が起きた」場合、バックグラウンドを知っておくと対応の方法や指導の方法に役立てることができます。
②臨時の家庭訪問
生徒指導案件があった時に臨時の家庭訪問をすることがあります。
基本的に保護者に来校してもらいますが、保護者の自宅の位置や仕事の状況などを鑑みて訪問する場合もあります。
生徒指導案件の時は可能な限り保護者に来校してもらいましょう。訪問となると相手の土俵上で話をすることになりややこしくなる可能性があります。心理的なものでしょう。
事前の確認事項

準備することある?

ありますよ!6つあるのでご紹介します!
①家族構成
家族構成を確認することは必ずです。さもなければトラブルになる場合があります。
母子家庭の場合「お父様との関係はどうでしょうか。」と聞いてしまったらいけませんよね。また、祖父や祖母との同居の場合は同席することも考えておきます。
関係を作るためにも家族構成の確認は必須です。
②勤務先
入学時の提出書類の中に住所や家族構成等が書かれた環境調査票(学校により名前が違う)があると思います。
そこには保護者の勤務先が書かれてあると思いますが話のネタに見ておきましょう。保護者の勤務先の話をすることをタブーとしているところもありますが目的としては、保護者との連絡手段を知るためです。
生徒に何か問題があった場合、携帯電話か職場の電話どちらが取りやすいのか。また、都合の良い時間帯はあるかなどを確認することができます。
③兄弟の有無
家族構成につながるところもありますが同じ学校に兄弟がいるかを確認しましょう。いる場合はその兄弟の学級担任と訪問の予定を合わせた方がいいでしょう。
何度も教員が訪問すると保護者も手間になってしまいます。
④周辺の地図
これも同様に入学時の提出書類の中にある「自宅から学校までの経路図」を見て訪問しますが情報が少ない場合があるのでグーグルマップを見て確認します。
また、家庭訪問の日程を電話で確認すると思いますのでその時に家の外観の色や屋根の色、その他特徴を聞いておくと迷わず行くことができます。
⑤電話番号
訪問の途中に自宅の場所がわからなくなる場合があります。
念のため自宅の電話番号と保護者の携帯電話番号は控えておいたほうがいいです。電話をかける時は学校携帯があればそれを使い、ない場合は1度学校に電話をして学年の先生からかけてもらったほうが良いでしょう。
私用携帯は可能な限り使わないようにしたほうがいいです。直接携帯電話にかかってくることがあります。私もそれで痛い目にあったことがあります。。
⑥褒めポイント
保護者と会う時の鉄則ですが褒めポイントを見つけておくことです!
家庭訪問や保護者面談は言葉は悪いですが「褒め大会」と言っても過言ではありません。生徒の観察にもつながりますので良い機会だと思います。
身だしなみ
保護者に会う時はしっかりと身なりを整えます。
男女問わず基本的にスーツ(フォーマルな服装)で行くことが多いと思いますがスーツ・ワイシャツ・ネクタイ等キレイなものを準備しましょう。
そして、1番大切なのが「靴下」です。人の家に行くわけですからできれば新しいものの方が良いです。私は以前穴あき靴下で行ってしまい親指を折りたたんで面談してました。笑

穴あき靴下はダメー!笑

次の訪問があったのですぐにコンビニで買いました!
持ち物
当日の持ち物を確認しましょう。以下で十分だと思います。
・携帯電話(できれば学校携帯)
・褒めポイントや話す内容が書いたもの(不安な人)
・配布資料
話の内容
話す内容をまとめておかないとダラダラと話してしまい、時間ばかりが過ぎてしまいます。
家庭の確認ポイント
家庭訪問の大きな目的の1つは家庭環境の確認です。その生徒のバックグラウンドが知れるので今後の指導に役立ちます。
おすすめ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】家庭訪問のポイント 〜保護者と良好な関係を築いてトラブルを防ぎたい〜」をお伝えしました。
ここ数年は家庭に訪問すること自体が減ってきましたが、生徒のバックグラウンドを知ることは指導にも役立ちますし、生徒との会話のネタにもなります。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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