こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「夏休み期間中の教員の仕事」です。
「学校の先生って夏休み暇なんでしょ?」「学校の先生は夏休みがあっていいねー」そんなことを思ってはいないでしょうか。私は実際に生徒や保護者から言われたことが多々あります。
決してそんなことはありません。生徒対応が学期中よりも減るので、時間的な余裕は多少ありますが、仕事内容が変わります。
夏休みだからこそできることやしなければいけないことがありますので今日は夏休み期間中の業務を詳しくお伝えします。

教員が夏休み期間中に何をしているのかを全てお伝えしますよ!
教員の仕事
部活指導
教員の夏休み期間中の仕事で1番イメージできるのはこの部活指導ではないでしょうか。午前・午後と練習や試合ができますので、業務の中でも1番時間と労力を使います。
特に、練習試合をすることが多く、他校に行ったり他校が来たりととても忙しいです。
夏期講習
主要3教科(国語・数学・英語)又は3教科+2教科(理科・社会)は夏期講習を実施しているところが多いです。講習の目的は様々あり、「1学期授業内容の復習」「模試・受験対策」「検定対策」などがあります。
毎日行う講習もありますが、全10回5日間と時間を決められて行う講習もあります。夏休み期間開始前に、生徒に日程や時間割を示した上で申込書を配布します。
生徒から講習代を徴収して行うこともありますし、無料で行う場合もあります。
3者面談
3者面談は学年によって全員実施や希望者のみ実施に分かれています。夏休み期間に行う理由としては、2学期中に次学年の選択科目の履修登録があるため、進みたい分野と必要科目を照らしあわせる必要があるからです。
大学の募集要項に「数Ⅲの履修をしていること」と書かれているのに履修していなければ出願すらできなくなります。担任としてはかなり気を遣うところです。
進路指導(高3限定)
専門学校・短期大学・4年制大学・就職の指導をします。一般入試よりは学校推薦型入試(旧推薦入試)・総合型選抜(旧AO入試)、また就職試験の指導がメインになります。以下のいずれか(選抜方法一覧参照))の選抜方法になりますので、個別指導が必要です。
夏休み以降から出願が始まりますが、通常授業が始まると放課後に2時間くらいしかありませんので、夏休み期間を利用してある程度試験に対応できるようにしておきます。1日1人読んだとしたらちょうど1ヶ月くらいですので、あっというまに夏休み期間は終了になりますね。
夏休み期間がかなり重要です!私は全員1回は呼ぶようにしています。
進路業務
夏休み明けから進路活動が本格化しますので、高3学年や進路指導部の動きが活発になります。3者面談で最終的な志望校がほとんど決まりますので、それを共有してどのように対策していくかを相談していきます。
具体的な仕事内容は指定校推薦のとりまとめ、学年生徒と学級生徒の出願・受験日把握になります。
教科個別指導
受験する生徒や勉強意欲のある生徒が先生方に質問をするために登校します。勤務校の場合はオンラインでの個別指導にも対応しています。
教材研究
夏休み明けの授業の準備をします。夏休み明けてからは大忙しになりますので、少し余裕のあるときに授業準備をします。
夏休み明けの授業はどの先生も授業の質高くないですか?笑
校内・校外研修
校内の研修内容は、「アクティブラーニングについて」、「ICT機器の使い方について」、「生徒対応の仕方について」などがこれまでにありました。
校外研修は、公立学校で多いのではないでしょうか。私は教員になってからずっと私立学校ですので、年に1回程度です。
最後に
今日は「夏休み期間中の教員の仕事」をお伝えしました。これを読んでもらったら「学校の先生って夏休み暇なんでしょ?」「学校の先生は夏休みがあっていいねー」なんて言葉はもうでないでしょう!笑
是非参考にしてください。ご覧いただきありがとうございました。

夏休みは夏休みで忙しいよね。

暇なイメージがつきがちですがたくさんすることがあるんですよね。
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