【中学校・高校】現役教員が教える入試1週間前からする5つのこと 〜生徒に伝える〜

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】現役教員が教える入試1週間前からする5つのこと 〜生徒に伝える〜」をお伝えします。

1月から3月にかけて中学・高校・大学入試がピークを迎えます

全国の児童・生徒にとって勝負の3ヶ月がやってきます。

しかしその裏で、教員も生徒の進路実現に向けての準備や勤務校の入試の準備でとても忙しい日を過ごすことになります。

今日は、受験を控える生徒に伝えたい「1週間前からできる入試の準備」をお伝えします。

入試1週間前からすること5選

 それでは「入試1週間前からすること5選」を見ていきましょう。

①生活習慣をテストに合わせる

 1つ目は、「生活習慣をテストに合わせる」です。

 テスト1週間ほど前から試験当日の起床時間と同じ時間に起き、当日と同じスケジュールで勉強しましょう。

 決まった時間に起床し学習することで、体や脳が習慣化しその時間に頭が冴え、フル回転できるようになります。

 入学試験は体力勝負ですので、起床時間と就寝時間を決め、最低7時間は睡眠時間を確保しましょう。

 体の健康だけでなく、精神の安定にもつながります。

②マイルールを決める

 2つ目は「マイルールを決める」です。

 試験当日にするマイルールを事前に決めておくことで、集中力を下げる要素である“迷い”をなくすことができます。

 迷いはストレスになるので細かいところまで決めておくとよいかもしれません。

 使うペン、持って行く物、自宅を出発する時間、問題の解答順、休憩時間の使い方、朝食のメニューなど、選択肢が多いものや情報過多のものは事前に決めておくと迷いがなくなり、ストレスがなくなります。

 もちろん、適度なストレスは集中力を上げてくれる材料でもありますが、その材料を揃える方法に迷いがある場合はストレスを減らすのが得策です。

③自信をつける

 3つ目は「自信をつける」です。

脱力系教師
脱力系教師

いきなり当日に自信つけろって言われても無理じゃない?

草食系教師
草食系教師

そうそう。なので、自信をつけるために自分への根回しが必要になるよ!

 自信があるのとないのとではパフォーマンスが全然違います。自信とパフォーマンスには正の相関があることも論文で示されているくらいです。

 本来、自信をつけるためにはそれまでに取り組んできた過程が大切です。その過程が自己効力感(自分がある状況において、目標達成したり、遂行できる可能性を認知していること)や自己肯定感(ありのままの自分を肯定する感覚)を高めてくれます。

 しかし、今回のテーマは「入試1週間前からすること」です。

 1週間前までに自己効力感や自己肯定感が低い生徒をいきなり教員の力でアップさせることはほとんど難しいでしょう。ペップトークが上手な教員でも、受験する生徒が自分の過程を1番知っているので過程を教員の言葉で塗り替えることはできません。

 従って「難しい問題には取り組まず、復習期間とする」がいいかもしれません。追い込み期間であることは重々承知ですが、わからないの積み重ねは自信を無くすことに繋がるので問題のレベルを上げるのではなく、志望校かそれより少し下のレベルの問題を解く方がいいと思います。

④試験会場までのルートを確認する

 4つ目は「試験会場までのルートを確認する」です。

 必ず試験会場までのルートを事前に確認させましょう。所要時間や道路状況などがわからないと人間はストレスを感じたり疲れたりするものです。

 旅行に行って道に迷ったり先が見えないと少し疲れませんか?それと同じ感覚だと思います。

草食系教師
草食系教師

それも旅行の醍醐味ですが、受験は体力勝負なので疲れない方法を取りましょう!

 初めて行く場所より慣れた通学(通勤)路の方が気持ちが楽ですよね。

 普段の力を発揮するためにも怠らずに事前確認しましょう。

本番当日と同じ時間の公共交通機関を使って、混み具合を確認するのも必要でしょう!また、遅刻の心配をしないためにも早めに着くようなタイムスケジュールに!

⑤朝食に気をつける

 最後に「朝食に気をつける」です。

 朝食を必ず取ることは言わずもがな最も大切なことですが、普段と同じようなものを食べましょう。

 気合の入った保護者は、げん担ぎだからと言って普段朝に食べない「カツ」を出してくるかもしれません。

 しかし、可能な限り避けた方が良いかもしれません。

 普段食べないものを食べることで胃に負担がかかって消化が遅くなったり、体調不良を招いたりすることがあります。保護者にはいつも通りの朝食をお願いしましょう。

 以前、勤務校で入試の試験監督をしていた時に、一人の受験生が腹痛で途中退出することがありました。保健室で休養するほど酷かったので、状況を確認するために朝食に何を食べたかを聞いたら「カツ丼」でした。

 そういう場合もあるので、意外と朝食のメニューには気をつけた方がいいかもしれません。

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】現役教員が教える入試1週間前からする5つのこと 〜生徒に伝える〜」をお伝えしました。

 教員ができることは限られていますが、先に生きてきたからこそ知っていることやこれまでの事例から予防策は教えることができます。ぜひご活用いただければ幸いです。

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

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