こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【高校】高校1年生の学級担任の仕事 〜大切な役割とは?〜」をお伝えします。
みなさん学級担任として苦手な学年はあるでしょうか。
私は正直、高校1年生の担任が1番苦手です。いや、とても難しいです。
理由は、高校生活の基盤を作る1年生の担任は重責だからです。
学校のルール、特に生活面をしっかりと教え込まなければいけません。さもなければ、卒業までの3年間がしんどくなります。
さらに不登校、停学や退学が多い学年でもあります。
生徒をよく観察して小さな変化に気づいて声掛けする必要がありますよね。新しい環境に順応するために細かい”気付き”が大切になるでしょう!
それでは見ていきましょう!
高校1年の担任は難しいねー
高校1年担任の大切な役割
中学生から高校生にする
このタイトルに「ん?」と思った方もいると思いますが、高校1年生前半はまだ中学生です。まずは中学生から高校1年生への自立を促す指導を行います。中学校との違いを理解させ、高校での生活リズムを早い段階で作らせたいです。
生活スタイル、授業スタイルなどが大きく変わりますし、何よりも教員と生徒の接し方が変わるのではないでしょうか。
生徒が自立した1人の人間として自己決定できるように「一人の大人」として接することが多くなるでしょう。
学校のルールを教え込む
校内の良いこととダメなことを教えます。特に、ダメなこと、違反であることの方が多いでしょうか。高校1年生夏休みまでのルールの教え込みがそれ以降の高校生活の基盤になりますので、担任は正直プレッシャーです。
この期間にしっかり違反であることを厳しく注意しないと、継続してするようになりますので向こう2年間がかなりしんどくなりますし。さらに、その生徒の担任を次年度にしなかったとしても次の担任がしんどくなるでしょう。
高校1年生は他の学年に比べて別格に気を張らなきゃいけない気がします!高校生活に希望を持って入学した生徒を楽しませたいと思いますが、厳しさがなければ学級は締まりませんからね。うまく使い分けないといけないです。
不登校者対応
高校1〜3年生のうち、1番不登校生徒が多いのは高校1年生です。高校2年生より約1000人、高校3年生からは約5000人多いという統計結果が出ています。
「人間関係のもつれ」や「学校に対して無気力である」など、様々な理由がありますが、学級担任は不登校生徒に対して、連絡をしたり登校刺激を与えたりします。
転学・退学
高校1〜3年生のうち、1番転学・退学が多いのが高校1年生です。高校2年生よりは約1.5倍、高校3年生からは約5倍多いという統計結果が出ています。
理由は様々で、「学業不審」「人間関係」「高校に対する熱意がない」「学校の雰囲気」などが挙げられます。学級担任は退学希望生徒に対して何度も面談を行います。最終的には保護者の同意が必要になりますので来校してもらい退学届の記入をして完了となります。
保護者との関係作り
1年生の担任をするということは、大きなトラブルがなければ3年間そのまま持ち上がるでしょう。校内のコースや科が一緒であれば3年間同じ生徒を持つことになります。クラス替えがあったとしてもその中に3年間持つ生徒もいます。
1年生のうちから保護者との良い関係を作ることが学級経営の一助になります。欠席したら電話、そうしたら電話、何かトラブルがあれば電話、とにかく電話攻撃しましょう。
オススメ書籍
最後に
今日は「高校1年担任の仕事」をお伝えしました。「高校1年担任の大切な役割」の中の5つのカテゴリーでしたが、いかがだったでしょうか。
高校1年生の担任の時に、しっかり指導しておけば向こう3年が少し楽になります。逆にゆるい指導になっているとかなりしんどくなると思います。構えてしまってもうまくいかないので気楽にいきましょう。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
コメント