こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「月別学級経営 ~8月・9月編~」をお伝えします。
「月別学級経営 ~6月・7月編~」では6月の「魔の6月」・「季節的な問題」・「目標がない」の3つカテゴリー、7月は「期末考査」「夏休み期間前」の2つのカテゴリーの内容でした。1番下に過去記事がありますのでそちらもご覧ください。
それでは8月と9月の学級経営は何がカギになってくるのでしょうか。早速見ていきましょう。
8月は夏休み期間ですが、さて何をするのでしょう。
8月
一部地域(北海道・東北)を除き、基本的に夏休み期間中だと思います。学年により夏休み期間中の学級経営は変わるでしょう。
中3や高3であれば、進路活動で個別に登校することがあります。私は高3の担任をこれまで3回経験していますが、夏休み期間中は1人1回登校させるようにしています。小論文や志望理由書の書き方、面接練習など、先を見越して夏休み期間中にできることをしてしまいます。学期が始まると教員側の忙しさもあり、しっかりと見ることができないので少し時間のあるうちに手をかけたいという思いです。
これは全学年に共通することですが、夏休み期間中の他の先生方を見ていると、夏休み期間終了の一週間ほど前から全生徒に電話連絡をする人やロイロノート(アプリケーション)を使って、個別に連絡を取る先生がいます。私も以前電話していましたが、狙いは2つあります。
①生徒の状況を確認するため
②安心感を与えるため
①「生徒の状況確認」は、始業式の日程の確認、服装頭髪の乱れがないかの確認、生活習慣の乱れがないかの確認、学校に対する気持ちの確認です。
②「安心感を与える」は、長期休み明けは登校意欲がなくなった生徒がちらほら出てきます。生徒本人と連絡することにより「あなたのことを気にしている」や「待っている」というメッセージを送ることになります。
教育関係の皆さん、わかりますよ、夏休み期間中は生徒と連絡を取りたくないですよね!笑
9月
基準の再確認
「黄金の3日間」と呼ばれる学級開きの最初の3日間の時に伝えた基準の再確認をします。長期休み明けは経て忘れていますので、気持ちを引き締めるためにも仕切り直しをします。
いつも通り
教員は夏休み明けだからといって気合を入れるよりも、いつも通りで生徒と接して安心感を与える方が良いと思っています。教員の言動がふわふわしていると生徒もふわふわしてしまいますので、夏休み前と同じ態度や雰囲気でいきましょう。
様子確認
生徒の様子は4月と5月同様に目を光らせて見る必要があると思っています。夏休み明けに不登校やや自殺が増えていることは統計でわかっていることです。
特に、始業式は山場でしょう。下を向いている生徒、みんなが笑っているのに笑っていない生徒、一人ぼっちの生徒、髪がボサボサの生徒、極端な体重の増減などを見ます。詳細は下の記事をご覧ください。
長期休み中に人間関係が変わったり、ネグレクトや虐待を受けたりと様々なことが考えられます。
最後に
今日は「月別学級経営 ~8月・9月編~」をお伝えしました。9月は2回目の学級開きのようなものです。4月・5月同様に生徒を注視しなければいけませんよね。問題は早期発見早期対応です。大きな問題に発展したら仕事が増え退勤時間が長くなります。目指せ定時退勤ですよ!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ以下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
8月に全員に電話かけるなんてことしてたの。。。
問題の芽を摘むためですよ!
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