こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「アメリカの英語授業Part2」をお伝えします。
私は1年間アメリカに留学をしていました。1年間のうち半分は現地の語学学校に通い、英語の授業を受けていました。そして、残りの半分は大学へ通い、自分の興味のある講義を受けていました。アメリカの語学学校で受けた英語の授業や大学の講義は日本で受けていた授業と全く違い、驚いたことを覚えています。
現在中高の英語教員をしている私は、日本とアメリカのスパイスをうまく調合して授業をしているつもりです。今日は現地で受けた印象に残っている授業第2弾を紹介します。
宿題提出はとても先進的でした!
留学経験
期間:1年間
場所:アメリカ, カリフォルニア
学校:語学学校→大学
生活:ホームステイ
授業内容
1クォーター*のみの授業でしたが、「English Writing=英語ライティング」という授業を紹介します。この授業も前回のPart1同様、10年前ではとても先進的な授業でした。
*日本では1年間「コミュニケーション英語I」や「英語表現II」などの授業が続きますが、アメリカでは1クォーター(3ヶ月)で終了になります。(語学学校だけかもしれません)
この授業は、エッセイの書き方を中心とした内容でした。授業は毎回パソコン教室で行われ、ヘッドセットをつけて授業を受けていました。1授業内で2つのエッセイ(1000語程度)を書くことが必須で、終わらなければその日の17時までと決められていました。
先生は全体に説明した後、遠隔でパソコンを操作し、ヘッドセットを通して間違っているところや書き方を教えてくれました。その日に書いたエッセイは次の授業までに訂正されます。訂正がなくなるまで何度も書き、OKが出るまで繰り返します。
さらに、授業内の課題とは別に、エッセイの課題(2000語程度)ありました。この課題提出方法が10年前ではとても先進的で、驚いたのを覚えています。日本では当時、手書き提出やパソコンで文書を作成しての提出が普通だったと思いますが、クラスごとにブログが作成され、そこに期日までに全員が提出するというものでした。
これがICT先進国ですね。
授業の流れ
「English Writing=英語ライティング」授業の1時間の流れです。1クォーターのみの授業でしたが、エッセイは50本は書いたと思います。書けば書くほどスキルは身についていったので、「継続は力なり」を体現できたと思います。
今日は「アメリカ人が教える英語の授業Part2」をお伝えしました。勉強は質も大切ですが、量に勝るものはないのかと思っています。そして、アウトプットの量が自分のスキルになることが経験を通してわかりました。
現在は教える立場ですが、インプットよりもアウトプットを大切にしています。私は現在高校3年生の授業を主に担当していますが、今年度は、補足程度の説明はありますが量をこなすことを目標にしています。ぜひ参考にしてください。
本日は以上です。ありがとうございました。
10年前に授業でブログを作ってそこに宿題提出とはすごいね。
2020年の日本でも同じようなことをしているところは少ないのではないでしょうか。
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