みなさんこんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語授業の参考になるアメリカで経験した授業Part1 〜留学経験〜」をお伝えします。
私は約1年間アメリカに留学をしていました。
1年間のうち半分は現地の語学学校に通い、その後大学で他の大学生と一緒に授業を受けていました。それまで日本で受けていた英語の授業とは正反対のアメリカの授業に驚いたことを記憶しています。
私は現在私立の中高一貫校で英語科教員をしていますが、これまで経験した日本とアメリカの授業のスパイスをうまく調合して授業をしているつもりです。
今日は現地で受けた印象に残っている授業を紹介します。
10数年経っていますが、先進的な授業でした!
留学経験
まずは私が経験した留学の概要をお伝えします。
期間:1年間
場所:アメリカ, カリフォルニア
学校:語学学校→大学
生活:ホームステイ
アジア各国を中心に、サウジアラビア・ブラジル・オランダ等様々な国から英語を勉強する学生が来ていました。
授業内容
次に私が驚いた授業をお伝えします。
1クォーター*のみの授業でしたが、それは「American Idiom」という授業です。
*日本では1年間「コミュニケーション英語I」や「英語表現II」などの授業が続きますが、アメリカでは1クォーター(3ヶ月)で終了になります。
授業内容は、アメリカで使われている熟語や慣用句を映画(*You’ve got mail[日本での映画名:ユーガットメール〕)を使って学習するというものでした。
*トムハンクスとメグライアンが出演している1988年公開の映画です。
授業の流れは以下のような形でした。
- 映画を見る
- 熟語・慣用句の意味を推測する
- 推測した語を使って文章を発表する(アドリブ)
映画のセリフで使われている熟語や慣用句の意味を推測して、その熟語を使って英文を1人ずつ発表していくスタイルでした。よければ推測してみてください。
セリフ例
Coronavirus is now in trend, though.How’s your business so far?(コロナウイルス流行っているけど、仕事どうですか?)
It’s been really slow for a few month unfortunately.(ここ数ヶ月よくないですね)
We’re in the same boat.( )
*解答は下にあります。
最後の会話の「We’re in the same boat」が今回の熟語になりますが、We’re in the same boat(直訳:同じ船に乗っている)」= be in the same unpleasant situation as other people(他の人と同じ嫌な状況にいる)
「同じ困難な状況やあまり好ましくない状況にいる」というネガティブな表現です。
授業の流れ
「American Idiom」という授業の1時間の流れです。インプットしてすぐにアウトプットしていました。圧倒的なアウトプットの量がアメリカのネイティブが教える英語授業の特徴でした。
最後に
今日は「アメリカ人が教える英語の授業Part1」をお伝えしました。アメリカと日本では英語の教え方が当時はかなりのギャップがありました。今はアクティブラーニングや探究学習など、自ら考えてというのが主流になってきていると思いますが、当時の日本の英語授業はまだまだ「先生の話を聞く」がメインだったと思います。
授業にスパイスを足す一助になればと思います。ありがとうございました。
10数年前にしては映像の視覚教材を使っての授業は珍しいね。
日本でICT教育が推進されたのはここ数年ですからね。
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