指定校推薦入試 〜校内選考の基準は?〜

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「指定校推薦入試 〜校内選考の基準は?〜」をお伝えします。

夏休みが明け高校3年生の進路活動が本格化してきました。高校3年担任の先生は、調査書発行・推薦文作成・面接指導・小論文指導などに大忙しな毎日を送っているのではないでしょうか。

さて、9月も中旬になり、この時期は指定校推薦の校内会議が行われる時期です。生徒の人生を左右する大事ですので、担任の皆さんも生徒以上にドキドキしているでしょう。

草食系高校教師
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今日は校内選考の基準を中心に、指定校について詳しく見ていきましょう。

2020年度から名称が変わりました。

「指定校推薦入試」は2020年度実施の入試から学校推薦が入試に変わりました。名称が変わっただけで、指定校推薦入試の内容や方式は変わっていません。

「公募制推薦入試」・「指定校推薦入試」・「自己推薦入試」→ 学校推薦型入試

「AO入試」 →  総合型選抜入試

指定校推薦とは?

 指定校推薦は大学が決めた指定校(高校)の生徒のみが出願することができるシステムです。学校によって指定校推薦の人数枠や学校数が違い、高校のレベルが高ければ上位の大学からの指定校推薦があります。

 募集枠は学部ごとに1〜5名、学科ごとに1名〜3名程度が多く、大学側から人数が指定されます。大学によっては、人数が超える場合は相談してくださいと記載されているところもあります。

生徒の公示されるまで
  • 7月〜9月
    大学が指定校枠を作る高校へ書類を送付

  • 8月〜9月
    高校が学校名・枠数・出願基準・出願期間などをまとめたものを作成
  • 9月
    9月中に生徒に公示
9月下旬から出願が始まる大学があるので、上旬か中旬には公示されるでしょう。

出願条件

 出願条件は大学のレベルが上がれば上がるほど厳しくなります。それでは出願条件を見ていきましょう。

評定平均値

 評定平均値(高校3年生1学期までの成績を5段階評価で表したもの)は大学のレベルにより差があり、
2.7から4.5の幅で設定されます。

欠席日数

 欠席日数は、「20日以内」か「30日以内」が多いです。しかし、「高校3年生1学期までの欠席日数」や「高校卒業までの欠席日数」と決められています。

「高校卒業までの欠席日数20日以内」と基準が決められている場合、指定校推薦会議までに15日以上20日以内の欠席がある生徒は高校卒業までに20日を超える可能性があるので推薦をするかどうかを気をつけなければいけません。

履修状況

 履修状況は、大学の推薦条件に「生物基礎・化学基礎・化学・生物を履修していること」とある場合があります。それを満たしている生徒のみが出願できます。

履修基準があるため、教員は高1や高2の科目選択の時から先を見据えて指導しなければいけません。

資格

 英語関係の資格の出願条件が多いです。「英語検定◯級取得」や「GTEC◯◯◯点以上」などの資格になりますが、今年からCEFR(セファール)で表されるようになり「CEFR◯◯以上」と記載されている大学が多くなりました。

CEFR(セファール)とは?

外国語のコミュニケーション能力を表す指標で、欧米を中心に広く使われている国際標準規格のことです。A1〜C2でレベル分けされます。

具体例

大学A(偏差値60レベル)

 

評定平均値:全体の評定平均値が4.2以上かつ英語の評定平均値が4.5以上

欠席日数:「高校卒業までの欠席日数20日以内」

履修条件:「数学III」を履修していること

資格条件:CEFR B2以上

 

大学B(偏差値40レベル)

 

評定平均値:全体の評定平均値が3.0以上

欠席日数:「高校3年生1学期までの欠席日数30日以内」

履修条件:なし

資格条件:なし

校内選考基準

 9月中に校内指定校推薦会議が行われると思います。生徒の志望校が重なり、推薦枠を上回っている人数が応募した場合は議論し決定しなければいけません。対照的に、推薦枠を上回っていない場合、特に問題がなければそのまま推薦することになります。それでは選考基準を見ていきましょう。

校内選考基準

  • 出願条件を満たしているか
  • 校内の推薦規定を満たしているか
  • 特別の生徒指導歴(訓戒レベル)があるか
  • 進学後に活躍してくれるか
  • 部活動歴
  • 皆勤かどうか

問題
以下の2人の生徒はどちらを推薦するべきでしょうか。
(出願条件:全体の評定平均値4.2以上・高校3年生1学期までの欠席日数20日以内)

生徒A
評定平均値:全体の評定平均値が4.1
欠席日数:0日
活動歴:野球部キャプテン
人柄:明朗快活
生徒指導歴:なし

生徒B
評定平均値:全体の評定平均値が4.4
欠席日数:10日
活動歴:なし
人柄:態度素行に問題あり
生徒指導歴:継続的な頭髪指導

正解は…ありません。これは非常に難しい選択だと思います。
学校長や進路指導部長の方針が学力優先であれば生徒Bになりますし、学校の貢献度や進学後の活躍を考えると生徒Aになりますよね。別の考え方として、校内選考に漏れた後、AO入試、公募制推薦や一般入試で実力的に戦うことができるかも大切です。
ここでの決定を1番左右するのは2人の生徒と深く関わってきた担任の思いです。最後にGOサインを出すのは校長ですが、最終決定権は担任にあることが多いです。

最後に

 今日は「指定校推薦入試 〜校内選考の基準は?〜」をお伝えしました。生徒の進路先を決める大切な指定校推薦会議ですが、生徒の頑張りが見える場でもありますよね。高3担任は生徒と直接向き合うことが多いこの時期ですが、生徒と深く関わった先には生徒の合格という喜びが待っています。そして、関わった分卒業時には大きな達成感で溢れるでしょう。あと半年頑張りましょう。ありがとうございました。

肉食系高校教師
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ついにこの時期がきたね。本格的に忙しくなる。

草食系高校教師
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ここから3ヶ月は忙しい時期に入ります。

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