【中学校・高校】他者理解を促す学年・学級・授業活動ネタ 〜具体的な取り組み方法〜

学級経営

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】他者理解を促す学年・学級・授業活動ネタ 〜具体的な取り組み方法〜」をお伝えします。

脱力系教師
脱力系教師

他の人を理解できないといじめに発展することがあるからね。

草食系教師
草食系教師

日本は同調圧力が強いのでちょっと変わったクラスメイトを標的にすることがありますからね。。。 それをなくすためには学級担任にかかっています!

「みんな違ってみんないい」という言葉をみなさん聞いたことありますよね。

これは小学校3年生の教科書に載っていた(現在も載っている?)金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」に出てくるフレーズです。

とても懐かしいフレーズですが、とても深い言葉でもありますよね。児童にとっては、この言葉をきっかけに初めて他者理解について考えるのではないでしょうか。

小学校で習ったにもかかわらず、中学校や高校ではできていないのが現状です。それがいじめへと発展してしまうケースも多々あります。

それでは解決する方法を見ていきましょう!

他者理解とは

 「他者理解」という言葉の意味は3つあると思っています。

①他人の良いところ・悪いことを知ること
②「他人は自分とは違う考え方をする」と理解すること
③「自分の考えだけが100%正しいのではなく、世の中には様々な価値観や性格を持つ人
 がいる」ことを認識し受け入れること

他者理解を促す取り組み

 全世界どこの集団にも必ず同調圧力はあります。

 学校、特に学級内で考えてみると、みんなと”違う”生徒は冷やかしからかいの標的にされることがよくあります。

 他の生徒と別の言動をすると「何あいつ」という感覚が生まれ、それが悪い方向に発展してしまうことが多々あります。

 しかし、学級には本当に様々な生徒がいます。

 実際に、私は本当に様々な生徒がいる環境で教員をしてきました。私が勤めていた教育困難校ではブログで紹介したような「偏差値70の生徒」「障がいのある生徒」「やんちゃな生徒」「くすぶっている生徒」がいました。

 しかし、学校、学級や学年にはいじめに相当するものはほとんどありませんでした。もちろん表に出ていないものもあるので一概には言えませんが生徒層がバラバラな学校では少ない方ではないかと思います。

脱力系教師
脱力系教師

嘘やろ。

草食系教師
草食系教師

嘘なんてついてません!笑 経験を美化しているわけではありません!

草食系教師
草食系教師

それでは「学年の取り組み」「学級の取り組み」「授業の取り組み」の3つに分けて他者理解を促す活動をお伝えします。

学年の取り組み(学級の枠を取る)

 「総合的な学習」や「LHR」は学年単位で行うことがあると思いますが学級の枠を取って活動をしていました。教員が決めたグループで探求学習をしたり、進路別(国立大志望・看護志望など)のグループで活動したりと普段関わりがない生徒同士をあえてグループにしました。

 それらの活動を通して、生徒は他の学級の同級生と関わることで「いろんな人がいるんだなあ」と思うきっかけになればと学年で話し合っていました。

注意点としてはグループ編成はかなり気を使わなければトラブルが起きます。信頼できる生徒と障がいのある生徒を一緒にしたり、やんちゃな生徒と真面目な生徒を同じグループにしたりとかなり考えました。

グループエンカウンター(学級の取り組み)

 黄金の3日間でグループエンカウンター(アイスブレイク)を行っています。

 以下に私が毎年行っているアイスブレイクネタがありますが、この活動はグループで行い、必ず全生徒の発言が必要となります。

 この活動をただ行うのではなく以下のようなことを伝えてから始めるようにしています。

「コミュニケーションが上手な人もいれば下手な人もいるし、積極的に発言できる人もいればそうではない人もいる。そこで『早く!』とか『なんか言って!』とクラスメイトを攻撃してはいけない。待ったり優しく声をかけたりしよう。みんなそれができたらいいクラスになる」

 のような話をします! 黄金の3日間なので意外ということを聞きます。

”違う”と言わない(授業の取り組み)

 これは私が教員になってからのちっぽけなポリシーですが、授業中に生徒が間違った答えを言ったとしても「違う」とは言わないようにしています。

 私が中高生の時に「違う」と言われてイラッとしたという理由もありますが、「違う」ってなんか否定された感じがしてあまり好きではないからです。

 その代わりに「惜しい」と言っています。生徒の回答が的外れでも必ず「惜しい」と言います。笑

 違うと言ってしまうと「あなたは他の生徒と違いますよ」と伝えている気がしてしまい、他者理解を促している私が言う言葉ではないのかなと勝手に思っています。

はっきり違うと言ってあげることももしかしたら大切なのかもしれませんが。。。

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】他者理解を促す学年・学級・授業活動ネタ 〜具体的な取り組み方法〜」をお伝えしました。

 私はいじめが大嫌いなので、他者を理解して思いやりのある学級を作れたらいいなと常々思っています。

 「みんな違ってみんないい」、他者理解の本質はこの言葉にあると思います。もっと浸透すればいいですよね!

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました