【中学校・高校】教育実習の裏話これから教育実習に行く人へ

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みなさんこんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】教育実習の裏話」をお伝えします。

教育実習に行くみなさーん、もうワクワクが止まらないことでしょう。

教育大の学生以外はほとんどが実際の現場に降り立つ最初の機会だと思います。自分の適性を見極める良い機会でもあるので自分の学級や授業のみならず現場の先生の働き方もぜひご覧ください。

草食系教師
草食系教師

「教育実習」と検索すれば準備するべきこととか注意すべきこととかたくさん書かれていますので、今日は少し角度を変えてお伝えしますね!

教育実習の予備知識

 それでは、教育実習の予備知識を2つご紹介します。

①指導教諭

 1つ目は「指導教諭」です。

 教育実習では基本的に2人の指導教諭が1人の教育実習生につきます。教育実習生が携わる学級担任と教科担任です。

 2人体制が基本ですが、学級担任と教科担任が同じ場合は1人が両方担当します。また、部活動にも関わることにもなりますので顧問の教員とのつながりもあります。

②担当学年や学級の決め方

 2つ目は「担当学年や学級の決め方」です。

 これは実施される「時期」によっても異なりますが、最も多い「5月実施」の場合は2年生に配属されることが多いでしょう。第1学年は入学して1ヶ月のため「学級が落ち着いていない」、そして高3は「受験を控えている」という理由です。

 もちろん、これは学校の方針によって様々ですので一概には言えません。例えば、最高学年に配属する場合は「進路の相談に乗る」や「進路意識を高める」という狙いがあったり、1年生の場合は「団結力を高める」という狙いもあるかもしれません。

 そして、学級の選ばれ方は学校の中でも経営がうまくいっている学級(学級経営が上手な教員がいるクラス)や問題を抱える生徒が比較的少ないクラスが多いです。

教育実習を通して気づいた方が良いこと

 ここでは「教育実習を通して気づいた方が良いこと」を3つお伝えします。

①教員の仕事内容

 1つ目は「教員の仕事内容」です。

 教育実習中は自分が携わる学級と教科でアヘアヘしていると思います。しかし、現場にいなければ気づかない教員の細かい仕事内容が多々あるので、学級と教科以外にアンテナを張って周りを見た方が大きな気づきになると思います。

 私の所感ですが、教育実習で知ることができるのは仕事内容の半分もいかないくらいです。どちらかというと光の部分しか見ることができません。アンテナを張ってダークサイドも見た方が適性があるかないかを見極めるきっかけになります。

②適性があるかどうか

 2つ目は「適性があるかどうか」です。

 ①と重複する部分がありますが、教育実習の本質は「自分が教員の適性があるかどうか」を知ることだと思います。簡単に言えば、「合うか否か、好きか否か、続けられそうか否か」に気づくことです。

 少しでも「ん?」と思ったら続けるのは難しいかもしれません。上記「①教員の仕事内容」のように、たとえダークサイドを見たとしてもその中の表面しか見えていません。マリアナ海溝くらい深い闇が働いてからはまだまだあるのです。

 教員志望者を減らしたいとは思いませんが、精神的な問題による休職者や退職者が増加している点から見ると心が壊れる前に現場の人間がリアルを伝えるしかありません。

③楽しさ

 最後は「楽しさ」です。

 この意見には賛否両論あると思いますが、教育実習は楽しくないといけない気がします。「難しさ」を天秤にかけて話をしますが、それは正規教員になってからほとんど毎日感じますので教育実習は楽しさを感じた方が良いと思います。

 授業をすることが楽しかったり、教材研究を生徒のためと思ったり、生徒と絡むことが喜びであったり、と難しさやしんどさといった負の感情より、楽しさや喜びといった正の感情を持ちましょう。

指導教員の立場から

 私は学級担任としてと教科担当としての2度、指導教員を経験しています。まだまだ人に教えられる立場ではない若輩者ではありませんでしたが、担当したからこそ言えることをお伝えします。偉そうにすいません。。

教員志望が本気かどうか

 教育実習前に打ち合わせがあると思いますが、「教員志望ですか」や「教員免許の取得だけを目指しているのですか」等、質問されると思います。その回答によって今後の指導教員の接し方が変わってくると思います。教員志望であれば、本気でぶつかって教えてくれる先生方が多いと思います。

一生懸命かどうか

 一生懸命かどうかはとても大切です。教員志望が本気かどうかにもよると思いますが、学ぼうという姿勢はどこの業界にも必要だと思います。一生懸命に取り組んでいれば誰かが必ず見てくれていますし、誰かに伝わります。斜に構えず、がむしゃらにやってみて欲しいです。

最後に

 今日は「これから教育実習に行く人へ」をお伝えしました。2020年度は秋に実習する人が多いでしょうか。または文科省の発表のように実習に行かない人がいるのでしょうか。選択制であればぜひ行って欲しいと思います。

 皆さんにとって何か気づきや学びがあれば嬉しいです。ありがとうございました。

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