みなさんこんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語科教員(教師)のための長文読解指導参考書7選 〜2025年最新バージョン〜」をお伝えします。
「訳読式は古い!」
そんなことを言う人もいるかもしれません。
私も教員3年目くらいまではそのように思っていました。
教えない英語授業・オールイングリッシュ授業・アクティブラーニング授業・3ラウンドシステムなど、多種多様な授業スタイルを経験してきました。
今でも単発で導入することがあります。
しかし、今は訳読式授業が結局のところ進路実現、つまり生徒の可能性を広げる授業スタイルなのではないかと思っています。
私は私立に勤めているので学校の評価を高めるためには進路実績が鍵になります。その進路実績を良くするためにはやはり、英語(の問題)を「読めるように」「解けるように」する必要があります。
元々「できる」生徒であればアウトプット重視で構いませんが、偏差値40を50に、偏差値50を60にするのが私の仕事です。
公務員ではなく会社員なので結果が求められる世界です。教科主任を経験し学校運営に深く関与したことでこの考えが生まれました。
この記事で紹介する参考書は、すべて高校生向けに作られたものです。
しかし、英語の授業にも活用できるものになっています。

それでは見ていきましょう!!
英語科教員のための必読必携読解教材7選
それでは早速、必読必携長文読解本書7選を見ていきましょう。
①ポラリスシリーズ
「英語長文ポラリス」は、スタディサプリ講師の関正生先生が手掛けた大学受験向けの英語長文問題集シリーズです。
長文読解力を段階的に養成することを目的としており、基礎から難関大学レベルまで幅広く対応しています。
全ての英文にSVOC(主語・動詞・目的語・補語)が振ってあり、英文の構造を理解できます。これにより、英文解釈の力を養うことができます。
これは生徒にも勧めることできます。
教員の皆さんは、GMARCH・関関同立・地方国公立レベル。共通テスト完成〜二次試験レベルの長文演習に適しているポラリス2からスタートでいいと思います。
簡単すぎたらすいません。。。
②ハイパートレーニングシリーズ
「英語長文ハイパートレーニング」シリーズは、安河内哲也先生が監修し、桐原書店から出版されている大学入試対策用の英語長文問題集です。
このシリーズも受験生のレベルに応じて段階的に学習できるように構成されています。
個人的に、生徒に1番お勧めしている参考書です。
2024年に改訂され、音声データが提供されるようになりました。
非常に丁寧に解説されているので、長文読解や英文解釈を教えるときのネタにも教員が使うことができると思います。
③最難関大英語長文 読解の原点 東大・京大・医学部レベル
次は「最難関大英語長文 読解の原点 東大・京大・医学部レベル」です。
東大・京大・医学部などの最難関大学を志望する受験生向けに特化した英語長文問題集で、各問題には、全文の構文解説、語句解説、全訳が付されており、精度の高い読解力を身につけることができます。
正直、かなり難しいです。
しかし、高校生レベルなので生徒層によってはこのくらいのレベルの問題を扱うことがあると思います。
④ディスコースマーカー英文読解
次は「ディスコースマーカー英文読解」を紹介します。
英語長文を論理的に読み解く力をを身につけられる参考書です。
英語が得意でも論述文になると長文が読めない生徒は必ずいます。
その生徒の大半が英語を感覚で読んでいるため、「なんとなくわかる」タイプだと思いますが、ディスコースマーカーを知ることで論理的に内容を把握することができるようになる一助になります。
私はこの参考書とパラグラフリーディングのストラテジーを読み、高3の受験指導に役立てています。

ディスコースマーカー。大事なんですよ!!
⑤英文読解のオキテ
5冊目は「英文読解のオキテ」です。
英文読解における「なぜ読めないのか」という疑問に対し、英文読解の基本的なルールや考え方を55の「オキテ」として紹介した書籍です。
文法用語を極力使わず、具体的な例文を用いて解説しているため、英語に苦手意識を持つ学習者でも理解しやすい内容となっています。生徒にオススメできます。
1つずつ分けられているので読みやすく、1つの技として授業でも導入できるのではないでしょうか。
⑥富田の英文読解100の原則 上下 新版
次は「富田の英文読解100の原則 上下 新版」です。
英文読解における「100の原則」を提示し、英文の構造や論理展開を明確にする方法を解説しています。
授業技として導入できる内容が多いですのでぜひ教員のみなさんの授業ネタにお使いください。
⑦英文読解の透視図
最後は「英文読解の透視図」です。
タイトルにあるように英文の構造を「透視」するように分析し、文法的な理解を深めることを目的とした参考書です。
特に、倒置、強調、省略、挿入などの複雑な構文を取り扱い、難関大学の入試対策にも適しています。
名著中の名著の1つではないかと思います。1994年の発売から30年経った今でも人気の書籍です。
難関大学の対策として教員が読むべき本の1つだと考えます。
最後に
今日は「【中学校・高校】英語科教員(教師)のための長文読解指導参考書7選 〜2025年最新バージョン〜」をお伝えしました。
共通テストは読解のみ。
そして、各大学の入試も長文が多く出題される傾向にあります。
「長文を読める」が合否に直接影響を及ぼします。
私たち教員の勉強がわかりやすい指導につながり、生徒の目標実現につながるのではないかと強く思います。
お互いに頑張りましょう!!
是非参考にしてください!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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