こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語授業のウォームアップネタPart2 〜導入こそ授業の核〜」をお伝えします。
「授業の導入が1番大事」
このような類の言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
生徒が授業を聞くか聞かないかは「授業冒頭の5分」がカギだと思っています。
これまでに英語を使ったアクティビティを紹介してきましたが、今回は授業の冒頭5分〜10分程度できるウォームアップネタをお伝えします。
みなさんの参考になれば嬉しいです。是非ご覧ください!
ウォーミングアップをする理由
それではウォーミングアップをする理由を3つお伝えします。
①授業モードにするため
1つ目は「授業モードにするため」です。
授業開始の挨拶を行い、すぐに「それでは教科書◯ページを開いて」「Let’s get started today’s class. Open up your textbook to page ◯ページ」といっても生徒は渋々教科書を開き、まだまだ授業モードには入っていません。
そのためにまず「英語の授業を始めるぞ!」と雰囲気を作ることから始めます。ウォームアップを行い、生徒が授業モードに入るように仕向けます。
授業が上手な先生は雑談から始まり、その話の流れで授業まで持っていくかもしれませんが、私はあまり話が得意ではありませんので、ウォームアップネタを取り入れています。
忙しさや時期によっては「教科書◯ページ」と強制的にスタートする日はあります!!
②生徒の様子を観察するため
2つ目は「生徒の様子を観察するため」です。
天気・季節・時期などにより、生徒の様子は変化します。
人間ですから調子が良い日もあれば悪い日もあります。調子の悪い日は授業がとてもしにくいですよね。
「生徒の顔色ばかり伺って」と思うかもしれませんが、私はその日の状況で授業スタイルを変えています。疲れている様子であれば、ただ説明していても生徒は集中していませんので、ペアやグループワーク等の活動を増やします。
ウォームアップをすることにより今日はどんな様子なのかを見極めてその後の活動をどのようにに進めていくかを考えます。
③英語脳を作るため
最後は「英語脳を作るため」です。
私は「日本語を介さずに英語を理解する」ことはとても大切だと思っています。容易に想像できる英語話者とコミュニケーションを取るためだけではありません。大学共通テスト導入をきっかけにリーディング問題が増えた、高校・大学受験対策にもなります。
リーディング量が増えたため、全ての文を返り読みしていると時間が足りなくなってしまいます。そのため、直読直解方式で読む方がベターだと思います。その方法で読むためには、訓練も必要ですが、英語をそのまま理解する英語脳が重要になってくるのではないでしょうか。
ウォームアップネタ4選
それではウォームアップネタ4選を見ていきましょう!
A to Z ワードゲーム
対象学年 :何年生でも
必要なもの:記入用紙
クラス人数:何人でも可(ペアワークかグループワーク)
所要時間 :5分〜10分程度
内容 :AからZまでの頭文字が書かれたワークシートを配布し、お題にあった単語を頭文字AからZまで記入していく活動。お題は食べ物、学校にあるものや家にあるものなどAからZまで記入できそうなものを選択。
Odd one out
対象学年 :何年生でも(単語をある程度学んだ学年)
必要なもの:問題
クラス人数:何人でも可(ペアワークかグループワーク)
所要時間 :5分程度
内容 :数単語の中から仲間はずれを探すゲーム。例)window, river, envelope, client, oregano →この問題の仲間はずれはclientです。他の単語は最初のアルファベットと最後のアルファベットが同じですが、clientはcで始まり、tで終わっています。他にも、apple, peach, banana, tomato→この問題の仲間はずれはbananaです。他の単語は種があるのに対してbananaはないからです。
このゲームは準備に少し時間かかりますが、生徒は大好きです!
Name ten
対象学年 :何年生でも
必要なもの:問題
クラス人数:何人でも可(ペアワークかグループワーク)
所要時間 :5分程度
内容 :1つのお題に対して10の答えを言うゲームです。お題は、校内にある運動部(sports clubs that are in this school)、3文字の体の部位(Three letter parts of the body )や卵を含む食べ物(foods that contain egg)などがあります。
Word association (マジカルバナナ)
対象学年 :何年生でも
必要なもの:なし
クラス人数:何人でも可(個人)
所要時間 :5分〜10分程度
内容 :マジカルバナナの英語バージョンです。例えば、banana – monkey – zoo – tourists – travel – airplaneなど、単語に対して連想したものをどんどん繋げていきます。山手線ゲーム(古今東西ゲーム)のリズムで進めるか一人5秒と決めてから始めるといいと思います。
最後に
今日は「【中学校・高校】英語授業のウォームアップネタPart2 〜導入こそ授業の核〜」をお伝えします。
ほとんど準備しなくても可能な活動ばかりです。ぜひご利用いただければと思います。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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