こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】やってはいけない生徒の叱り方5選 〜NGな対応例〜」をお伝えします。
叱り方は本当に難しい。
生徒によって叱り方は変えなければいけませんからね!
「叱り上手」な先生っていますよね。見ていてうまいなーと感動してしまうほどです。
叱ることはとてもテクニックが必要だと思います。
怒ると叱るの違い
怒ると叱るは全く違います。
昔の初任者研修で違いをについて討論する機会がありました。
捉え方としては、怒るは「ポジティブ」・叱るは「ネガティブ」です。または、怒るは「情緒的」・叱るは「論理的」とも言えます。
それでは違いを見ていきましょう。
怒る
怒るは「相手に感情をぶつけること」です。
強い口調になってしまったり、暴言を吐いてしまったりしてしまい、感情そのままをぶつけてしまいます。
叱る
叱るは「相手を良い方向に導くこと」です。
相手のために注意をしたりアドバイスをしたりするものです。
上記の内容を見ると、「優しすぎる」と思う先生方もいると思いますが、理性をしっかりと持った強い口調、真剣な表情、振る舞いやしぐさを伴いながら生徒と向き合います。
やってはいけない生徒の叱り方5選
①暴力的な言葉
暴力的な言葉(バカ・アホなど)は禁止ワードです。
叱るということは生徒がいけないことをしているからですからどうしても感情的になってしまいます。般若のような怖い顔をして、時には大声を上げて叱らないといけない時があります。
しかし、心理的に追い込むような暴力的な言葉を浴びせてはいけません。精神的な暴力になってしまいます。
②イライラ
イライラしている感情を表に出すのはNGです。
だって、イライラしちゃうんだもん。
それを隠して大人な対応をするのも仕事です!!
教員だって人間ですから感情が高ぶってしまい態度に出してしまうことがあります。
わかります。私も以前そうでした。
しかし、その一瞬のイライラが積み重ねてきた信頼を一気に落とすことにつながるのです。
特に、男性諸君。
態度に出してしまう傾向がありますので以下の「叱る時注意リスト」をよく読んで叱るときは意識しましょう。自分にも言い聞かせています。笑
③長々ネチネチ
長々ネチネチ指導はアウトです。
理由は1つ。
指導が入らないからです。
長々ネチネチ話すと、教員が生徒に何を伝えたいかわかりませんし、生徒は何を伝えられたのかがわかなくなります。
「あなたねー、・・・」「だからさー、・・・」「この場合はさー、・・・」同じようなことをネチネチ長時間言うのはやめましょう。
④生徒を否定
生徒を否定するような言葉は禁止です。
「あなたがいるからダメなんだよ!」「お前のせいだ!」や金八先生で有名な言葉「あなたは腐ったみかん」などその生徒の存在自体を全体否定するような言葉は禁止ワードです。
生徒指導対応や部活指導の時に感情が高ぶって、言ってしまう先生がいますが気をつけましょう。
自己承認欲求が強く、自己肯定感が低い現代の子供たちに言ってしまうとクレームはもとより、自殺に発展しまうかもしれません。
⑤教員の後腐れ
生徒指導後(叱った後)の話ですが、教員が後腐れするのはアウトです。
叱った後はその生徒を意識してしまいますがいつもどおりで振る舞うのです。
生徒も叱ってきた教員のことは一定期間嫌いになりますが通常通りに接していけば生徒も以前と同じような接し方をしてきます。
最後に
今日は「【中学校・高校】やってはいけない生徒の叱り方5選 〜NGな対応例〜」をお伝えしました。
怒ると叱るの違いを頭の中で理解しても実際の指導の場面になったときに、理性を持って考えながら指導することは高等技術だと思っています。
私は、時には感情剥き出しで生徒を怒ることも大切だと思っています。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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