児童生徒の貧困問題

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「児童生徒の貧困問題」をお伝えします。

2020年現在、日本の子供の7人に1人が貧困状態にあると言われています。みなさん多いとは思いませんか。

そして、実際にみなさんの学校にも金銭的に大変な家庭の児童生徒はいないでしょうか。ひとり親家庭の増加や昨今のコロナウイルスの影響によるものなど理由は様々だと思いますが、少なからずいることでしょう。

今日は児童生徒の貧困についてお伝えします。

草食系高校教師
草食系高校教師

クラスに1人はいると思っています。

貧困の定義

 貧困の定義は複数ありますが、典型的な考え方として「相対的貧困」と「絶対的貧困」の2つがあります。今回、日本の子供の7人に1人が貧困状態であると言われているのは相対的貧困の基準を満たしていない子供の数になります。

相対的貧困とは

 相対的貧困は、「国や地域の水準で比較して大多数よりも貧しい状態」のことを指します。その国の所得の中央値以下の所得しか得ていない人の割合のことです。

絶対的貧困とは

 絶対的貧困とは「国や地域の水準に関係なく、人間として最低限の生活を維持することができる状態」のことを指します。「貧しい」や「貧困」と聞いて真っ先にイメージするのはこちらでしょう。

気付きにくい

 生徒の貧困に対して教員はとても気付きにくいと思います。毎朝通常通りに登校し、授業を受け、友達等と遊び、何事もなく下校する児童生徒と他の生徒と同様に接していては、気づくことはほとんどできないです。気付きにくくとも気付ける点がありますので2つの観点からお伝えします。

服装

 おそらくこの記事をご覧になっている小学校の先生の中には「身だしなみを見たらわかるよ!」と考える方もいると思いますが、最近ではファストファッションが流行り、安価で綺麗な服が様々な店で売っています。それらで判断するのは少し難しくなってきていると思います。しかし、服についているホコリやゴミ、服のバリエーション、靴の綺麗さなど変化はあるのかもしれません。

 そして、中高生は制服ですのでさらに気付きにくいと思います。制服のシワ、制服についているほこり・ごみ、靴の綺麗さ、弁当の品数など、その中でも気付ける場所があると思います。

学校生活

 経済的な理由から不規則な生活(特に食事)をしていたり、不安を抱えていたりする児童生徒は態度や意欲の変化が表れると思っています。遅刻や居眠りが多くなったり、給食をガツガツ食べたり、学習意欲が著しく下がったりなどが見受けられるのではないでしょうか。

 中高の事例ですが、私がこれまで担任した生徒の中に授業料を滞納していた生徒が5人ほどいたのですが、総じて授業意欲がなく、遅刻や居眠りが多かった印象です。草食系高校教師調べで、母数は少ないですが、少なからず当てはまってるのではないでしょうか。

教職員ができること

 「お金のことは家庭のことなので知らんわ!」というのが本音です。しかし、教員ができることとしたら極力お金をかけずに教育をしていくことでしょうか。高校では授業料以外に模試の受験料、副教材、多種多様な行事がありますので随時徴収という形をとることがありますが、本当に必要か精査していくしかありませんよね。

 また、金銭的な貧しさはあっても心の貧しさは持たないように教員が協力して生徒の自己肯定感や自己承認欲求を満たすような活動や声かけが必要かと思っています。

貧困スパイラル

 貧困世帯の家庭では、他の家庭と比べて様々な教育機会がなくなっています。部活動、習い事、学習塾など、金銭的な理由により行くことができません。したがって、他の生徒と差がついてしまい、教育力の高い上位の学校に進学することが難しくなっています。

 上位の学校に行くことで貧困から抜け出せるとは限りませんが、進学先別の平均年収を見るとやはり学力の高い学校が上位に名を連ねています。

 このことから以下の図のような貧困スパイラルになるのではないでしょうか。

これは1例であって、頑張っている生徒もたくさんいますよね!

最後に

 今日は「児童生徒の貧困問題」をお伝えしました。「貧困の定義」「気付きにくい」「教職員ができること」「貧困スパイラル」の4つのカテゴリーでした。

 貧困スパイラルは実際にあることだと思いますが、世界ではそれを抜け出そうと貧困家庭からハーバード大学やオックスフォード大学などの超有名大学に進学する生徒がで増えてきているそうです。日本でもあると思いますが、もっとハングリー精神を持っていくような働きかけも必要になるのかもしれませんね。

肉食系高校教師
肉食系高校教師

中高は見つけにくいかもしれないね。

草食系高校教師
草食系高校教師

私服ではないですからね。

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