こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】学級経営で使えるアイスブレイクネタPart3〜繊細さんフルーツバスケット 〜」をお伝えします。
学級担任のみなさん、宿泊行事で研修を担当するみなさん、LHR・総合的学習(探求)の時間を担当するみなさん、授業ネタに困っていませんか?
困りますよね?ね?
そんな時にぜひ今回紹介する「繊細さんフルーツバスケット」をご活用ください。
見てねー!
アイスブレイクの目的
それではまず「アイスブレイクの目的」を見ていきましょう。
アイスブレイクは、初対面の人や慣れない場所での緊張感を和らげるために行われます。アイスブレイクという言葉を解体していくと、「アイス」=「氷」、「ブレイク」=「壊す・砕く」となり、緊張というアイスを壊すために行います。
また、学級経営の観点では、生徒の性格を知れる大きな機会でもあります。生徒間でのコミュニケーションが必須の活動なので、お互いにどのようにコミュニケーションを取るかを観察することができます。
この活動を通して生徒の人となりを知ることで、その後の学級経営をどのようにしていくかを考える材料になります。
それでは具体的にどのように活動をしていくかを見ていきましょう。
繊細さんフルーツバスケット
それでは「繊細さんフルーツバスケット」を具体的にどのように進めていくかを3段階に分けてお伝えします。
①活動の基本情報
人数:何人でも活動可(スペースがあればクラス単位で活動可)
対象年齢:小学生〜大人
②基本ルール
基本ルールは活動名にもなっている、「フルーツバスケット」と同じです。椅子を人数よりも1つ少ない数で円に並べ、1人(出題者)が円の中心でお題を述べます。そのお題に当てはまる人は立ち上がり、座っている場所と別の場所に移動します。移動できずに余った人が次の出題者になります。
今回の活動は「お題」が大切なんですよ!
③お題
今回のお題のテーマは「私のネガティブな性格」です。
ネガティブなのはあんまり良くないんじゃないの?
あえてネガティブから入ってみるんですよ!事後活動が鍵になります!
この活動はあくまでも以下で紹介する事後活動の「リフレーミング」につなげるためです。ここでは「実はこういう一面がある」という事を共有して今後の人間関係作りの一助になればと思っています。
「どんより雰囲気なるんちゃいますのん?」と思ってる方もいると思いますが、これがまた意外と盛り上がるのです。
自分のネガティブな部分を言語化するってのは自分でそれを認めることにもなると思うので、自己理解にもつながるのではと思っています。
事後活動
ここでは事後活動である「リフレーミング」をお伝えします。
上記のように、今回紹介した「繊細さんフルーツバスケット」はこの活動につなげるための導入のようなものです。
自分が発したネガティブな部分は、捉え方によっては「ポジティブ」であることにそれぞれが気づくことが目的です。
教員が所見や要録を書く時に使う手法ですよね!!それではリフレーミング例一覧を見ていきましょう。
中学生や高校生になると自分の嫌な部分やネガティブな部分を理解し、上手に付き合っていく術を身につけることも大切になってきます。
しかし、それを自分の悪い部分と決めつけるのではなく、「プラスに考えられることができるんだよー」と言うことを知るきっかけになればと思います。
昨今、心の調子があまり良くない生徒が増えてきています。小中高生の自殺者数が過去最多を記録していることを考えれば、1つの”生きる力”としてこのような活動を導入しても良いのではないかと思います。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】学級経営で使えるアイスブレイクネタPart3〜繊細さんフルーツバスケット 〜」をお伝えしました。
楽しい活動を経て、深い落とし所になる活動を考えるのは非常に大変です。ぜひトライしてみてください。アイスブレイクと言っていますが、2学期の初めに改めてクラスメイトを知るきっかけにしても有効な方法だと思います。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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