【中学校・高校】文法項目別授業導入アイディアPart3 〜現在(過去)進行形〜

英語授業

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】文法項目別授業導入アイディアPart3 〜現在(過去)進行形〜」をお伝えします。

「導入は授業の核」だと私はずっと思っています。

導入は、生徒の興味・意欲を上げる大切な数分間です。

しかし、その導入のアイディアを考えるのが非常に大変かつ、時間がかかるものです。

そういった内容をシェアでき、お互いがギブアンドテイクできる場が必要だと常々思っています。

さてこの記事では、現在(過去)進行形の導入例を紹介します。

ぜひご活用ください!

草食系教師
草食系教師

それでは見ていきましょう!

現在(過去)進行形

 現在(過去)進行形は、今まさにその動作をしている様子を表すときに使う時制表現のことを言います。

 それでは例を見ていきましょう。

例)
He is playing the guitar.(彼はギターを弾いているところだ。)

 私は、進行形を教える時は意味を「〜しているところ」と伝えています。「〜している」と教えてしまうと「have=持っている」や「live=住んでいる」と混乱してしまう生徒が出てきてしまうからです。

 過去進行形や未来進行形を教えるときもこの表現を使うことで、過去形・未来形・過去完了形・未来完了形・過去完了進行形・未来完了進行形との区別にまでつなげることができます。

 さらに、以下のような現在分詞と過去分詞を見分ける時にも使えます。以下の例をご覧ください。

Q:落ち葉は英語で?

A:falling leaves
B:fallen leave

正解はBです。
Aは、今まさにおちている葉っぱ (木からひらひら止まっているイメージ)
Bは、落ちた葉っぱ=落ち葉

 したがって、「〜しているところ」と教えた方が他の文法にも汎用することができます。

導入例

 それでは具体的な導入例を見ていきましょう。

 私は「be動詞+〜ingがつくと進行形だぞー」とは言いません。

 結局のところ「生徒が気づく」のが理解には1番早いと思うので、例を見せて共通点を見つけるような働きかけをします。

 そして、単元が進行形(〜しているところ)ですのでコアイメージである「今まさに〜している」を感じて欲しいと思い動画で導入しています。

 それでは具体的な導入例を見ていきましょう。

 まずはどのような動画なのか以下をご覧ください。

 以上の動画を見せながら以下のような双方向のやりとりをします。

T: What is she doing now?
S: (She) play(s) the guitar.
T: Yes. She is playing the guitar. Repeat after me. She is playing the guitar.
S: She is playing the guitar.
T: Next. What is he doing now?
S: (He) run(s).
T: Yes. He is running.Repeat after me. He is running.
S: He is running.

 進行形は基本的に学習していない(塾通いの生徒は別)ので、主語や三単現が抜けている現在形の文で生徒は答えるでしょう。

 その後強引に訂正し、リピートさせます。(be動詞+~ingを気づかせるためにハリウッドザコシショウ並みに誇張する

 動画は5つの例を示していますので全てこの流れを行いますが、3つ目くらいから気づく生徒が数人出てくるのでスムーズに行くと思います。

その後の流れ
  • 気づいたことを確認する
  • 〜ingの付け方ルール確認

  • 活動する

    *活動は以下のようなものを行っています。

  • 問題を解く

 この授業で理解させることは2つ。

①進行形は「今〜しているところ」であること
②~ingのルール

 その他にも、中学校では現在形と進行形の違い・疑問否定形・進行形にできない動詞

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】文法項目別授業導入アイディアPart3 〜現在(過去)進行形〜」をお伝えします。

 皆さん、導入アイディアをシェアしましょう!アイディアは宝です。みなさんとたくさん宝物をシェアしたいと思います。ご協力よろしくお願いします。

 本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけると嬉しいです。

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