【中学校・高校】3年生(卒業生)向けホームルーム・英語授業ネタ 感謝の手紙(リスクもある?)

学級経営

みなさんこんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】3年生(卒業生)向けホームルーム・英語授業ネタ 感謝の手紙(リスクもある?)」をお伝えします。

生徒にとって「卒業」は人生のターニングポイントに違いありません。

そのため、学級担任や教科担当者は最後ということもあり手をかけたくなるものです。

今回は私が過去に行った取り組みをお伝えします。

草食系教師
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見てねー!

「誰に」書く?

 それでは「誰に書く」かを見ていきましょう。

①教員(学級担任・部活顧問など)
②友達
③保護者
④習い事の先生    など

 以上のような人に向けて感謝の手紙を書くことが多いかもしれません。

 しかし、してはいけないことは「保護者へ感謝の手紙を書こう」など、特定の人を教員側が選んで手紙を書かせるのはリスクしかありません。

草食系教師
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それではなぜリスクしかないのかを見ていきましょう!今回は保護者への手紙を書く場合のリスクを紹介します!

保護者へ感謝を伝えることはリスクもある?

 次に「保護者へ感謝を伝えることはリスクもある?」を見ていきましょう。

 学級担任の取り組みとして、「保護者に手紙を書く」「卒業式当日のホームルームで保護者に直接感謝を伝える」といった活動が散見されます。

 否定はしませんし、保護者に「感謝」を伝えることは非常に大切なことです。そして、それを言語化・文字化することで何かの気づきや学びとなり、今後の家族関係に良い影響をもたらすかもしれません。

 しかし、保護者への感謝はリスクの方が大きいと私は思います。

 ここ数年、「厳しい環境で育つ生徒」がいることを以下のような社会課題として認識されるようになり、大きくメディアで取り上げられるようになりました。

①虐待
②ヤングケアラー
③ネグレクト など

脱力系教師
脱力系教師

最近よくテレビで特集されてるね

草食系教師
草食系教師

社会的に認知されてきたね!

 これらの環境にいる生徒が保護者に「感謝の手紙」を半ば強制的に書くことが本当に得策・教育なのでしょうか。

 「卒業=感動=保護者に感謝を伝える」というJFKみたいな方程式はもう時代にあってはないのではないでしょうか。

 我々教員は、「生徒のため」「保護者のため」と思って取り組んだことに心が傷つく生徒もいるという視点を忘れてはいけないと思います。

 12年ぶりに改訂された生徒指導提要でも以下のような「個別の課題」の対応方針が出されました。

①いじめ
②性に関する課題
③虐待への対応
④家出の対応と防止策 など

 マイノリティの生徒の対応方針が出されたということは、「その辺も考えて指導してね☆」というメッセージだと捉えられます。

 私は過去に良かれと思って「保護者への感謝の手紙」を書かせたことがありましたが、今考えるととんでもない愚策だったと思っています。

テンプレート配布

 それでは英語の授業やロングホームルームで使える記入用紙を2種類(英語・日本語)貼っておきます。

 ご自由にお使いください。

 私が英語科ということもあり、文の始まりを「Dear〜」、終わりを「With love〜」としている様式と何も書いていない日本語に対応できるものを載せています。

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】3年生(卒業生)向けホームルーム・英語授業ネタ 感謝の手紙(リスクもある?)」をお伝えしました。

 リスクがあるにせよ、取り組みとしては悪くはないと思うのでリスクマネージメントをしっかり考えれば問題ありません!

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

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