【中学校・高校】授業中の活動は10分以内がベター? 〜教え込みより体験重視〜

英語授業

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】授業中の活動は10分以内がベター?〜教え込みより体験重視〜」をお伝えします。

英語は教科の1つと捉えるより1つの「言語」と捉えた方がベターだと思っています。

「授業で何をするか」と考えるよりも「言語習得をするために何をするか」と考えた方が大きな枠で捉えられないでしょうか。

草食系教師
草食系教師

「授業のため」と「言語習得のため」では捉え方違いませんか?

私だけかもしれませんが、「言語習得のため」と考えた方が活動の幅が広がる気がします。笑

首がもげるくらい頷いている画面の前のあなた、ありがとうございます。笑

さて今回は「言語習得のため」という視野を持ちつつ、飽きない授業を展開するためにタイトルにあるように「活動は10分まで」というフレーズを意識して英語の授業展開をお伝えしたいと思います。

草食系教師
草食系教師

まあまあ気楽に見てらっしゃい!

活動は10分が限界?

 まずは「活動は10分が限界?」を見ていきましょう。

 まず初めにお伝えしますが、明確な根拠はありません。

 しかしみなさん、授業をしていて気づきませんか?

 1つの活動を10分以上すると間伸びする時間ができることや集中していない生徒が増えることに。

脱力系教師
脱力系教師

活動の種類にもよるけど10分が限度かなー

草食系教師
草食系教師

所感ですけど10分以上は注意散漫な生徒が出てくる印象です。

 個人的に1つの活動は10分以内と決め、それを「ゴールデン10分」と勝手に呼んでいます。

 私は「リズムとテンポ」がある授業が好きで、教員が忙しいというよりも生徒が忙しい、いい意味で脳が疲れる授業展開をしたいと常々思っています。

 したがって、1つの活動をひたすらに行う授業ではなく、言語習得のために必要な言語活動を短いスパンで行う授業スタイルです。

 教え込むより体験じゃあああああああ!

1授業の活動例

 次に「1授業の活動例」を見ていきましょう。

 ここでは1時間(50分)授業でどのような活動をしているかを見ていきましょう。

 授業の内容としては、リーディング(本文の内容理解)です。

授業例
  • 1分
    挨拶・すること紹介

    毎回黒板に「To do List」を書いています。

  • 5分
    ウォームアップアクティビティ

    必ず毎回行います。授業では扱う機会が少ないスピーキング重視です。

  • 10分
    新出単語導入(意味確認と発音)

    単語は宿題にする場合と教員が授業中に口頭で言うかのどちらかにしています。

  • 2分
    新出単語暗記タイム

  • 2分
    ペア活動(単語の問題を出し合う)

    お互いに問題を出し合って覚える時間です。

  • 2分
    1列選んで教員が生徒に問題を出す

    覚えられたかの確認です。初見でも大体が覚えられていることが多いです。全員できたら大拍手してます。

  • 3分
    本文内容の導入

    タイトルを少し深掘りしたり、視覚教材を見せながら質問したりします。動画を見せることが多いです。

  • 10分
    本文内容の確認

    キーセンテンス(新出文法や難文法・熟語等が使われている文)だけをピックアップしています。*学年により全文することもある

  • 5分
    教科書問題(Q and A)やT/F

    Q and Aを通して本文の内容を確認します。

  • 3分
    ディクテーション

    事前に配布している穴埋めプリントを使い、CDを2度かけて穴埋めします。その後自分で教科書で確認します。

  • 10分
    音読

    コーラス・ペア・シャドーイング・オーバラッピング・翻訳読みなど時間や状況に合わせて行っています。

脱力系教師
脱力系教師

生徒が忙しいね!

草食系教師
草食系教師

教え込むより体験を多く入れるようにしています。普段使わない英語は使うだけで記憶に残るものですからね。言語なので使ってナンボです!

 「短い間隔で活動をすればよい」とは決して思っていません。

 「言語活動として適切か」「学校だからできること」を自分なりに意識して活動内容を組み立てています。

 私自身、この授業スタイルが全て正しいとは思っていませんが、授業者が「この活動をしたらこの能力が伸びて、後々こういったことに繋がる」と1つずつの活動に意図や目的を持てば、それが授業者の自信につながるのではないかと思います。

 私は教員になりたての頃は、他の先生の授業をコピー(マネ)していました。確立した教育感がなく、自信がなかったのだと今になってわかります。しかし、学ぶと書いて「まねぶ」と言葉があるように、最初は真似事からスタートでよかったと今でも思っています。

 授業実践を積み重ねていくと、生徒に伝えたいことや教えたいことが必ず出てきます。そうすると授業をさらに深く考えるようになります。

 それを継続していくとあら不思議、なんとなーくさらに自信を持って授業をすることができるようになるのです。

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最後に

 ここまでお付き合いありがとうございます。

 今日は「【中学校・高校】授業中の活動は10分以内がベター? 〜教え込みより体験重視〜」をお伝えしました。

 授業に正解はないので目の前の生徒に何が効果的なのかを考えながら私も日々格闘中です。10まんボルトが効果的なのか、はかいこうせんなのか、はたまたハイドロポンプなのか、学校・学級や環境が変われば効果的なものは変わってくるでしょう。

 目の前の生徒に何が合っているかを見極めるのもお仕事の1つなのではないでしょうか!!

 本日は以上です。ありがとうございました。

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