こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】実際にいるやばい教師 〜モンスターティーチャーとは?〜」をお伝えします。
モンスターペアレントやモンスターチルドレンと同様に、モンスターティーチャーがいるのはご存知でしょうか。
学校・教室内という閉鎖的な空間で教員が権力を振りかざし、度を越した行動をとる教員のことです。自分の好き嫌いにより生徒対応を変える生徒差別教師、性的な嫌がらせをするセクハラ教師、身体的苦痛を与える体罰教師、生徒のことよりも自分のことだけしか考えていないいい加減教師。
学校現場には本当に様々な教員がいますね。
さて、今回は私がこれまでに遭遇したモンスター達を紹介します。「こうはなって欲しくない!」というみなさんへのメッセージと今後の自分自身への戒めとしてお伝えできればと思います。
みなさんの職場や学生の時にもいませんでした? それでは見ていきShow time!
生徒差別教師
生徒差別教師は、生徒によって差別したりえこひいきしたりする教員のことです。
明らかに対応の違う場合があるため、周りの生徒は気づき、同僚ですら勘づいてしまいます。好きな生徒にはとにかく嫌われないように優しく接し、好きではない生徒には粗雑な対応をとる傾向にあります。
実際に、好きな生徒だけを集めてお菓子を配ったり、テストに出そうなところを伝えたりと側から見てもわかるような教員がこれまでにいました。
好きな生徒や好きではない生徒の傾向は以下に当てはまるでしょうか。。
・好みの生徒(男女問わず)
・優等生
・一生懸命頑張る生徒
・懐いている生徒
〜好きではない生徒〜
・好みではない生徒
・劣等生
・授業中寝ている生徒
・指導に乗ってこない生徒
セクハラ教師
性的な嫌がらせをする教師のことです。故意にする場合と気づかないうちに起こっているパターンがあります。
教師が加害者、生徒が被害者というケースが多いですが、教員間での被害もあります。
わいせつ行為等により平成30年度の1年間に懲戒処分を受けた教育職員は282人います。(「平成30年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」より)
公立学校職員のみの調査で、私立学校職員は含まれていませんので確実な数字ではないと思いますが。。
セクハラは、「直接的に体に触れること」というイメージが先行していますが、言動(以下参照)によりそのように捉える生徒がいます。生徒それぞれの考え方や感性による部分がありますが、私たち教員は気をつけなければいけません。
毎年生徒にアンケートを取っていますが、今まで見てきた生徒の自由記述を元に具体例をお伝えします。
〜セクハラと取られた具体的な事柄〜
・英単語テストの中に「kiss」「hug」という言葉
・教員と話をするときに距離が近い
・授業中寝ていて頭(髪の毛)を揺すられて起こされた
・生物や保健の性に関する授業内容の時の教員の説明の仕方 など
え?英語のkissやhugもダメなの?
敏感な生徒にとっては不快なのでしょう。。。
「え?」と思うような内容がありますが、実際に書かれていた内容になります。(私が書かれていたわけではありませんよ!)
セクハラといっても人それぞれ捉え方がありますし、性に敏感な中高生への接し方や言葉には気をつけなければいけませんね。
体罰教師
体罰教師は生徒に対して肉体的苦痛を与える行為をする教員のことです。
そのため「強く叩く」「殴る」「蹴る」といった直接的な生徒に触れる行為に限らず、「長時間正座をさせる」「罰として腕立て伏せをさせる」といった間接的なものも体罰に含まれます。
体罰が起こる場面はおおよそ2種類あります。
部活指導
部活指導中に起こる体罰です。
「生徒を強くしたい」や「部活を強くしたい」という善意的な気持ちもありますが、「不本意なプレーをしたから」や「気にくわないから」という悪意的な理由で起こることも多々見たことがあります。
殴る蹴るなどの直接的な体罰ををする顧問もいますし、ダッシュや腹筋など間接的にペナルティを与えるケースもあります。
2022年現在、少なくなりましたが私が中高生の頃はかなりありましたね。。。
生徒指導
生徒指導中に起こる体罰です。
その教員自身の指導に従わなかったり、生徒の態度が悪かったりすると手を上げる教員は一定数います。
また、上記同様に「長時間の正座」や「過度な反省文」といった間接的な場合もあります。
いい加減な教師
生徒に対していい加減な教員のことです。
実は結構いるんですよ。。。
ホームルームに行かない、クラスの行事はほったらかし、授業はプリントを渡して終了など、他の教員とは逸脱した行動をします。狙いがあればいいとは思いますが、怠惰な教員はいるのです。
例えば、クラス内で生徒指導上の問題にも関わらず「自分たちで解決させましょうよー」と無視状態で、学年の先生がとても迷惑する場合も散見されます。
しかし、そういう人に限って抑えるところは抑えていて、保護者対応はとても上手な人が多い印象です。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】実際にいるやばい教師 〜モンスターティーチャーとは?〜」をお伝えします。
皆さんの学校にはこのような教員いないでしょうか? また、保護者の方もこういった先生と出会ったことはないでしょうか。
生徒にとって不利益になるのが1番怖いですよね。さらに、大人や教師に対する歪んだイメージを持って社会に出ないようにしないといけないですね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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