こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「月別学級経営 ~6月・7月編~」をお伝えします。
「月別学級経営 ~4月・5月編~」では「黄金の3日間」・「観察」・「関係作り」のカテゴリーで、いかに4月と5月が大切かをお伝えしました。
それでは6月と7月の学級経営は何がカギになってくるのでしょうか。早速見ていきましょう。
6月は最初の魔物がやってきますよ!
6月
魔の6月
みなさん「魔の6月」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。一般的に、年間で1番学級崩壊や生徒指導問題が多いと言われている11月には「魔の11月」や「11月クライシス」という言葉はよく聞きます。実は6月は、1年のうちで2番目に問題が多い月、つまり第2の魔物が住んでいると言われています。教育評論家で法政大学名誉教授の尾木直樹さん(尾木ママ)も6月の学級崩壊問題に気をつけてと言っています。
4月に入学式や新学期を迎え、5月は学校生活や学級に慣れてきた児童生徒は6月に中だるみをすることがあります。落ち着きがなくなったり、学習意欲が下がったりと目に見えて気づくことができるでしょう。
しかし、4月・5月に「黄金の3日間」・「観察」・「関係作り」をしっかりと行っていれば、大きく学級経営が傾くことはほとんどないでしょう。しかし、上の3つが出来なくて、問題が発生したら学年教員や生徒指導部と協力してまた1から築いていけば私は良いと思います。
季節的な問題
環境的な要因が学級経営に影響を与えるでしょう。6月は梅雨の時期です。雨による曇天、それによる湿気の多い気候、季節の変わり目による気温上昇と、これらは学級経営において良い影響をもたらしません。
ただでさえ、雨の日は生徒の気持ちが下がりますので、雨天が続くと生徒はストレスを抱えることになります。その吐口が学校の外にあれば良いですが、学校内や学級内であればそれは生徒指導問題に発展します。
目標がない
これは学校と学年によって違いますが、6月は学校行事がない月であることが多いと思います。これまで勤めていた学校と私の小中高生活で6月に大きな学校行事があったことがないので、当てはまると思いますが、学校行事がない=目標がないにつながります。何かしら学校行事があれば、学級は協力しようとしますので、問題が起こりにくいと思っています。
高3は1学期の成績が推薦やAO入試の提出書類に使われますので、6月は躍起になって勉強します。したがって、意識が勉強に向きますので、高3に限っては目標はあります。
私は魔の6月にレクリエーションなどの学級で楽しさを共有できることをするようにしています。ロングホームルームの時に体育館でドッチボールしたり、6月の1ヶ月間は毎日、終礼の時にクラスの集合写真を撮ったりと何かしら楽しいものをしようと心がけています。
7月
期末考査
7月上旬から中旬にかけて2学期制の学校も3学期生の学校も期末考査が行われることでしょう。中1や高1は初めての期末考査です。中間考査と比べて科目数が多いため、早い段階からの注意喚起が必要になります。中3や高3は1学期の成績が推薦やAO入試の提出書類に使われますので、葉っぱをかけることを忘れないようにしましょう。
夏休み期間前
7月は夏休み期間に入る月です。夏休み目前で生徒はふわふわする時期です。その状態で夏休みを迎えると良からぬことが起こりそうですので、私は改めてクラスを締めるようにしています。
特に、最終日の下校前のホームルームは気合いを入れます。夏休み期間中の生活や勉強などについて話をすると思いますが私はどの学年でも3つの約束をして終了します。
①夏休み明けに、五体満足で、全員揃って、またここで会うこと。
②事件事故に遭わないこと、巻き込まれないこと。
③思いっきり遊ぶこと。
夏休み期間中に、水難事故・山の遭難事故・SNSトラブルなどが多く報道されていますので、注意喚起よりも威力のある約束を生徒とするようにしています。
最後に
今日は「月別学級経営 ~6月・7月編~」をお伝えしました。特に6月は「魔の6月」と呼ばれ、1年のうちで2番目に問題が多い月と言われています。したがって、4月5月同様に、6月も気を抜けない月になりますよね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
6月は梅雨のせいなのか4月5月と雰囲気が少し変わる気がするよね。
慣れもありますよね。慣れがダレにならないようにしたいですね。
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