こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】女子生徒の対応方法 〜異性の生徒との付き合い方〜」をお伝えします。
男性教員のみなさーん、1度は女子生徒の対応に困ったことはありませんか?
接し方や指導方法など、中高生女子の対応は非常に難しいです。気分に高低差がありすぎて耳がキーンとしますよね。
難しい女子中高生の対応ですが、特に若い男性教員は注意が必要だと思います。
その“注意”には2種類あります。
①色恋沙汰
②生徒指導
今日は、この2つをメインにお伝えしたいと思います。
女子生徒は難しい。。
特に指導するときが難しいですよね。今日は指導の時の3STEPも合わせてお伝えします。
色恋沙汰
まずは「色恋沙汰」を2つ見ていきましょう。
①2人きりにならない
極力2人にならないことを心がけないと大変なことになることがあります。
その2人きりにならないにも2つ種類があります。
1. 生徒個別対応の場合
2. いずれの場合でも
別々に見ていきましょう!
1. 生徒個別対応の場合
女子生徒と2人きりになるシチュエーションは多々あると思います。
個人面談・生徒指導・個別相談などが挙げられるますが、可能な限り閉鎖的な空間での2人のシチュエーションはやめましょう。
「体触られた」「暴言吐かれた」などと言われたら…どうしますか??
たとえ触っていなくとも暴言を吐いていなくとも、何も証拠がありませんので本当に勝ち目がありません。
ドアを開けっぱなしにしたり職員室に近い部屋で話をしたりと工夫しましょう!
実際に起きた問題
ある日生徒Aから「クラスの人間関係について相談をしたい」と学級担任に相談があった。
その担任は相談事だからと他の生徒に聞かれないようにドアを閉めた別室(2人きり)で相談を受けることにした。
相談内容としては「生徒Bと仲が悪くなって、そのグループにいるのがしんどい」という趣旨の物であった。生徒Aは担任からのアドバイスを受けて納得し下校した。
しかし、その日の夜に保護者から「娘(生徒A)が担任の先生に体を触られた。帰ってきてからずっと泣いている」と連絡があった。
担任に事情聴取をしたところ「そんなことはしていないし寝耳に水状態」であるとのこと。とりあえず保護者に再度連絡を取り、生徒と共に来校してもらうことになった。
担任・学年主任・生徒指導部長が保護者と話をしたが、その生徒は「触られた」の一点張り。
結局、担任は交代し、減給・謹慎となってしまった。
稀なケースだと思いますが実際にこういったことが起きることがありますので気をつけましょう。
2. いずれの場合でも
中学生や高校生は男女関係にとても敏感です。
例え、生徒と教員であろうが2人でいると変な噂を立てる生徒が一定数います。その噂が校内で大きくなったり、隠し撮りされた写真をSNSで拡散されたりした時はもう収拾がつきません。
「そんなことないよー!」と思っているそこのあなた、あるんですよそれが。。。
実際に起きた問題
男性教員と女子生徒がたまたま駅で会った場面を盗撮され、SNSで拡散された事例がありました。
保護者からのクレームもあり、その教員は管理職に呼ばれて事情聴取された後、10日前後の自宅謹慎になったケースがありました。
しっかりとリスクマネージメントしましょ!本当に誰がどこで見ているかわからないですからね!
女子生徒の指導
女子生徒の生徒指導はとてもとてもとても気を遣います。
言葉や態度、行動まで考えなければ指導後の関係にかなり響いてきます(信頼関係が築いている場合や素直な生徒の場合は別です)。
頭ごなしに叱っても話を聞きません。論理的に話をしても話を聞かない場合があるでしょう。
どうすりゃいいの?
私は以前まで女子生徒の対応はとても不得意でした。
しかし、指導が上手い先生の指導の場面に同席させてもらったり、観察したりしていたところ共通点を見つけました。
そして、実際にその先生の真似をしながら自分のものにしていきました。
今からお伝えする「魔法の3STEP」があればうまくいくことが増えるでしょう。
おそらくどの本にもホームページにも載っていませんよ!
〜魔法の3STEP〜
①褒める
②叱る
③気持ちをあげる
*この順番が大切です。
①褒める
まずは生徒をなんでもいいので褒めましょう。
いきなりの叱りモードは生徒も身構えてしまいますし、聞く耳を持とうとしません。
そこでワンクッション、「褒める」を入れると、所感ですが話が入るようになります。
対応する前に褒めポイント(「最近、掃除の時間頑張ってるな」「遅刻少なくなったな」など)を見つけておき、叱る前に褒めます。
②叱る
「①褒める」の後は、指導(叱る)に入ります。
褒めた後に逆説の「しかし」「でも」「もっと褒めたいんだけど」などを使ってうまく本題に入っていきます
③気持ちを上げる
「②叱る」の後は、叱られた気持ちのまま生徒を返すのではなく、生徒の気持ちを元に戻す、又は気持ちを上げて返すようにします。
「はい、んじゃあ切り替えていこう(元気よく)」「次やったら卒業まで携帯没収だからなー(笑いながら)」と、それはそれ、これはこれ感を出すようにすると良いです。
永遠にネチネチ指導する先生がいますが、ねっとりしている指導は意外と入りません。そして、長時間の指導も100%必要ありません。
叱ったまま返すのも生徒指導案件によっては必要なことだと思いますが、私はその後の関係を考えてONとOFFを切り替えるようにしています。
気持ちをあげる理由は叱られたままの憂鬱な気持ちで下校すると事件事故に巻き込まれやすいからなんですよ!経験則ですが。。。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】女子生徒の対応方法 〜異性の生徒との付き合い方〜」をお伝えしました。
「女子生徒の指導がうまくいかない」と悩んでいる先生方。明日からできる女子生徒の指導方法です。
ぜひ「魔法の3STEP」を参考にしてみてください。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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