こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【高校】保護者面談(進路面談)で気をつけること(学年別)」をお伝えします。
保護者面談は緊張するよね。
特に、進路面談は失敗できないので気を使いますね!
保護者面談について
保護者面談は大きく分けて2つあります。
①学校や学年、学級が一斉に行う主に進路や学校生活についての話をする面談。
②生徒指導案件などの面談
今日は①についてお伝えします。
各学年、毎年1回は保護者との2者面談や3者面談が行われていると思います。特に高校3年生は進路活動がありますので他学年よりも早く、4月から夏休みにかけて3者面談を行うところが多いのではないでしょうか。
各学年面談スケジュール
全学年保護者面談が実施されるところが多いと思いますが、希望制と全生徒対象の2つに分かれると思います。3者面談スケジュールの一例を載せておきます。
高1の面談内容
高校1年生は進路決定時期まで2年間ありますので希望者のみのところが多いと思います。
実際のところ高1ということもありほとんど来ません。40人クラスで5人だったことがあります。
保護者は「どんな先生だろう」と興味本位で来る場合が多いと思います。顔合わせのような面談ですので突っ込んだ話はほとんどありません。
私が思う高校1年生の保護者面談の目的は関係作りだと思います。
ほぇ〜〜〜
3年間担任を持つ生徒もいるからそれを想定して保護者との関係づくりですね!
高2の面談内容
高校2年生は次年度が進路決定、そして選択科目があるため全生徒3者面談を実施するところが多いのではないでしょうか。
主な話の内容は進路ですが高2で「ここの大学に行きたい!」と決まっている生徒はほとんどいません。私はゆっくりでいいと思っています。
大学・短期大学・専門学校の違いをまだ分かっていない生徒や保護者もいますので、1から進路の話をすることが多いです。興味のある学部学科を確認しながら学校を紹介してオープンキャンパスに行くように促すといったところです。
高3の面談内容
高3では必ず3者面談が行われます。時期は早いところで4月から、遅くとも夏休み期間までには行われるでしょう。
内容は9割9分進路についてです。高3では志望校が決まっている生徒が多いので、高2の面談よりも内容を具体的に進めます。
面談までの事前準備がとても大変になります。アンケートで生徒それぞれの希望進路を聞いた内容を元に、入試方法・入試科目などを事前に調べておき、すぐに提案できるようにしておきます。
事前準備必要?
もちろん必要ですよ!しっかりと説明できないと保護者との信頼関係に関わってきます!!
さらに、話す内容を間違ってしまうと後々クレームになりますし、確認すべきことを怠ると学校の信用を落とすことになるので慎重にいきましょう!
特に指定校推薦はとても気を使います。
指定校推薦は学校間の信頼関係で成り立っていますので、生徒が「やっぱりやめる」ということになれば大事になります。次年度から指定校推薦が来なくなることもあります。
実際にあった例
指定校推薦を受験し合格した生徒が「授業料を支払うことが難しくなった」ということで入学取りやめになったことがありました。
その際は、お詫びの文書と菓子折を持って教頭と進路部長がその学校に行くということがありました。
これ怒られるやつだから要注意ですよ!
おまけ
一般受験以外の生徒の9割は年内に進路先が決定します。
どこの学校でも起こりうることですが合格後の学校生活がひどいものになります。遅刻・欠席・早退が増える、授業中の態度が悪くなる、定期考査の結果が著しく下がるなどがありますが、それをなくすためにも高校3年生の保護者面談で強く言ったほうが良いでしょう。いや、言いましょう!笑
例えば、「素行不良や成績不良、欠席・遅刻・早退の増加等がある場合は学校推薦を取り消す場合があります」と言っておくと多少変わりますし、保護者に一言言っておけば実際に指導対象になったときにクレームを言われなくなります。要は布石を打つということです!
最後に
今日は「【高校】保護者面談(進路面談)で気をつけること」をお伝えしました。「保護者面談について」「各学年面談スケジュール」「高1の面談内容」「高2の面談内容」「高3の面談内容」「おまけ」の6つのカテゴリーでした。
私は各学年で何を話すのか事前にリストを作って抜け漏れがないようにしていました。私自身失敗したことがありますのでぜひご活用いただければと思います。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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