こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】SHR・ショートホームルーム(朝礼・終礼)ネタPart10 〜学級経営技〜」をお伝えします。
SHRや授業、生徒指導にも使える話のネタをお伝えします。みなさんにとって有益なネタであれば非常に嬉しいです。ぜひご覧ください。
なんかいい話をするタイミングってあるじゃないですか。そんなときにでも使ってください!
カメレオン
場面
・クラス全体
・個別生徒
内容
「カメレオン」というお話です。
カメレオンは、周囲の環境に合わせて自分の体の色を変化させる。木に登るときには茶色になり、葉っぱに隠れるときには緑色になる。そうやって自分の体の色を変化させることで、周囲に溶け込んで見えなくし、天敵から身を守っている動物。
人間も、自分が置かれた環境に上手に適応できる人がいる。ペンシルバニア州立大学のマーティン・キルドフは、そういうことが得意な人間を「カメレオン人間」と名づけた。そして、「カメレオン人間ほど出世する」という、まさにそのままのタイトルの論文を専門誌に発表している。カメレオン人間は、その場その場の状況に応じて、柔軟に自分を変化させることができる人のこと。そういう人のほうが、「場の空気を読んだ言動」ができるので、周囲の人たちにも好ましく受け入れてもらえる。するとどうなるかといえば、「どんどん出世や成功していくに違いない」とキルドフは仮説を立ててみた。この仮説を検証するため、キルドフは、大学のMBAコースの修了生に5年後にコンタクトをとった。そして、どれだけカメレオン人間なのかの度合いを調べるテストをする一方で、5年間でどれだけ昇進したのかも教えてもらったのである。すると、やはりキルドフの仮説通りであった。カメレオン人間ははっきりと昇進が早いという傾向が確認されたのである。みんなにはまだ出世や昇進といった言葉はピンとこないかもしれないが、場の空気を読み、適切な言動ができる人が周りからも好かれ、その結果成功するのではないだろうか。
先入観は可能を不可能にする
場面
・クラス全体指導
・個別生徒指導
・部活指導
内容
「先入観は可能を不可能にする」というお話です。
今回は授業で活用できるような内容になっています。
物事に取り組もうとするとき「これはこういうもの」という考えをもつことがあります。人と話しをするときも「この人はこういう人」と相手像を作ってしまうことがあります。そういうことを先入観と呼びます。この先入観は可能を不可能にする悪魔です。(教科名)が嫌いな人や苦手な人は、「(教科名)はこういうもので、私は苦手・嫌い」という自分の中に悪魔が潜んでいるでしょう。人間苦手なことや嫌いなことは遠ざけてしまうので、そうなると勉強をしたいと意欲は湧いてきませんよね。
苦手なことが得意になってそれが武器になる可能性だってあるのに苦手や嫌いという先入観を持ったために自分の可能性を狭めてしまうのです。先入観は自分が持っている先入観以外の「何か」は存在しない。そんな感覚に陥ってしまい思考や行動の幅を広げられなくなってしまいます。ある限定された側面からしか物事を見れなくなるので柔軟性がなくなってしまいます。
みなさんの可能性は無限大です。今から何者にでもなることができます。総理大臣にも宇宙飛行士にも十分になることができる可能性を秘めているのです。「そんなの無理」と思った嘲笑った人。それは「無理」という先入観を持ってしまっています。
この言葉はメジャーリーガーの大谷翔平選手にも響いたそうです。花巻東高校野球部の佐々木監督にこの言葉を教えてもらい、限界を作らずに挑み続ける大切さを知ったそうです。この言葉が前人未到の記録を次々と作っている要因の一つなのかもしれません。
「先入観は可能を不可能にする」、ぜひこの言葉を覚えておいてください。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】SHR・ショートホームルーム(朝礼・終礼)ネタPart10 〜学級経営技〜」をお伝えしました。
教員は、小話をなんぼ持っていても良いですからね。然るタイミングが来たらぜひお使いください。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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