【中学校・高校】教科担当者(授業担当者)ができる時短技 〜時間は最小限に効果は最大限に〜

ブログ

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「中学校・高校】教科担当者(授業担当者)ができる時短技 〜時間は最小限に効果は最大限に〜」をお伝えします。

授業・学級担任・分掌・部活・職員の校内委員会等、教員の仕事は多様化・複雑化し、それにより多忙化になっているのが現状です。

コップに水を注いで満タンにするとコップの表面に水が盛り上がる表面張力のように今にも溢れ出しそうです。いや、常に蛇口の水が出しっぱなしでコップの水が常に溢れ出している状態なのかもしれません。

今日は、教科(科目)担任ができる細かい時短技をお伝えします。決して手を抜いて仕事をするのではなく「時間は最小限に効果は最大限に」をモットーに仕事をしています。もちろん、上手に手を抜くことも仕事が上手な所以でもありますね!

草食系教師
草食系教師

それでは見ていきましょう!!

教科(科目)担任ができる時間の節約術

 教科(科目)担任ができる時間の節約技をお伝えします。

①定期考査作成は長期休業期間中に

 定期考査作成は、可能な限り長期休業期間中(春休み・夏休み・冬休み)に作成することを強くオススメします。

 学校により定期考査の期間や回数が違うと思いますが、一般的に3学期制で1学期と2学期に中間考査と期末考査を実施し、3学期は期末考査のみ実施が多いと思います。

 したがって、春休みには1学期の2考査、夏休みには2学期の2考査、そして3学期には1考査を作成することになります。

 事前に作成することによる効果は2つあると思います。

1ー 先を見据えて指導することができる

 1つ目の効果は「先を見据えて指導することができる」です。

 事前に作成することで「何を重点的に教えるか」を明確にすることができ、何よりも「頭の中を整理する」ことができます。

 車で遠出するときは、目的地を設定するためにナビを使いますよね? 事前の考査作成はこのナビの役割を果たしてくれます。目的地を決めて、あとはそのためにどのように行くかを教材研究をしながら見つけていけばいいと思います。

事前に何を教えるかを明確にするのを嫌う人もいますね!

2ー 長期的に見て、有効に時間を使うことができる

 2つ目の効果は「長期的に見て、有効に時間を使うことができる」です。

 長期休業期間の日と授業がある日を比べてください。圧倒的に前者の方が心と時間に余裕があると思います。そういう時に作ってしまいましょう!

 理由としては、教育は人対人なので1秒後に何が起きるかわかりません。考査作成しようと思っている期間に生徒間トラブルにより指導案件が入ることも少なくはありません。

 心の余裕がなくなると適切な判断や対応をすることが難しくなると思います。

 そして、よーく考えてください。平日に「6時間授業→部活指導→授業準備→考査作成」はしんどくないですか…? 

 長い目で見ると事前に作った方がいいと思いませんか!!

②提出物は授業中に確認

 「提出物はなし」と言う先生方も散見されますが、生徒の理解度や授業意欲を確認できる重要な機会だと思います。

 しかーーーし、提出物の確認はとてもとても大変ですし、ノートやワークを実物で提出させる先生は机上が本のタワーになってしまいます。

 そんな時には、授業中のスキマ時間を有効活用しましょう。提出物を実物で出させるタイプでもタブレット上で提出させるタイプでもどちらの場合でも授業中のちょっとした時間(以下参照)を使いましょう。

①生徒が問題を解く時間
②ペアやグループワークの時間
③小テスト中の時間
④自習時間

 そして、実物提出の時は2種類のスタンプ(問題なしと再提出)を用意しておくとスムーズです。また、タブレット等で写真提出の場合はタッチペンで「OK=◯」「再提出=△」とすぐ書けるようなものにしています。

 私は、授業を生物(なまもの)だと思っていますので、提出物はその日に返却し、小テストもできるだけ当日かその授業時間内に返却するようにしています。

 

草食系教師
草食系教師

40人をチェックするのに10分程度で終わります。授業中に10分捻出できるプランを立てましょう!時短!時短!

③小テストは可能な限り授業内返却

 小テストは可能な限り実施時間内に返却できるようにしています。

 その場で採点して入力して返却は不可能ですので、採点は生徒にさせます。これは賛否がある方法ですが、教員側がしっかりリスクマネージメントすれば可能です。

 方法とルールは以下の通りです。

〜採点〜

①隣同士で交換
②机上のペンは1本のみ(シャープペンシルと色ペンが出てくるものは禁止)
③◯か×だけをつける(正解の解答は書かない)
④机間巡視をしながら解答を素早く伝える
⑤点数を書く
⑥後ろから裏返しで前に渡す(点数を見られたくない生徒への配慮)
⑦上記の隙間時間を使って採点の確認と点数の入力

 裏の効果としては「隣同士で交換するから恥ずかしい点数にならないように勉強をする生徒が増える」といったところでしょうか。隣が好きな異性だと絶大な効果を得られます。

決して生徒を信頼していないのではなく、リスクマネージメントのためです。

④授業進度は黒板で確認

 数クラス・数学年・数科目担当している先生は1度は経験があると思います。↓

 「授業どこまでいったかわからーーーーん!!!」

 授業の度に、生徒に確認するのも1つ解決策なのかもしれませんが、それをよく思わない生徒もいます。

 自分で授業進度表を作成して逐一管理している方もたくさんいると思いますが、大さっぱな私は「今年はしよう!」と思ってもなかなかできません!

 そこで私は黒板(小黒板)に進度を書くようにしています。幸いにも小黒板がある学校で勤めることが多いので、「生徒が復習できるように」と「欠席生徒への連絡」という名目で書くようにしています。

草食系教師
草食系教師

これはできる学校とできない学校がありますね。

オススメ書籍

最後に

 今日は「中学校・高校】教科担当者(授業担当者)ができる時短技 〜時間は最小限に効果は最大限に〜」をお伝えしました。

 ライフハックならぬ、ワークハックです。スキマ時間は人生を制すると言っても過言ではないくらい大切な時間です。

 ぜひご活用いただければと思います。

 本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけると嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました