こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】クラス替えの決め方と誰にも言えない裏話 〜教師は生徒を選べる?〜」をお伝えします。
私たちが中高生だった頃、入学式や始業式には「クラス替えどうなるんだろう」「友達と同じクラスかな」「好きなあの子と同じクラスになれるかな」とドキドキでしたよね。
中高生の頃はクラス替えドキドキだったよ。
ドキドキでした。今日は教員になって初めて知ったクラス替えの方法と裏話をお伝えします!
クラス替えは何年生で行われているの?
学校によってクラス替えがある場合やない場合がありますし、行う学年が違います。
基本的にクラス替えは行われると思いますが、どの学年で行われるかは3パターンに分けられます。
①進級するたびに行われる学校
②1年生から2年生に進級する時だけ
③2年生から3年生に進級する時だけ
また、高校では「特進コース」「英語コース」や「商業科」「工業科」など「コース」や「科」である場合は単一のことが多いためクラス替えは行われません。3年間同じクラスメイトと過ごします。
クラス替えの5つの基準
私がこれまでに8回程度クラス替えに参加してきましたが、以下の5つの基準で行われることが多かったです。
①成績のバランス
クラス別の成績に大きな偏りがないように上位の生徒からクラス分けをすることがあります。偏ってしまうとクラスによって授業の進度が変わってしまったり、学力や成績に差が生まれてしまったりするからです。
②リーダーシップが取れる生徒
学級活動の時にクラスをリードできて盛り上げられる生徒をクラス分けします。
偏ってしまうと
文化祭とか体育祭とか全然楽しくない。。
と生徒の不満につながるからです。
③指導が大変な生徒のバランス
学校には必ず指導が大変な生徒がいます。
・発達障がいや学習障がいがあり特別な支援が必要な生徒
・素行不良などで指導が入りにくい生徒 など
担任の負担を考えてクラスに偏りなく分けることがあります。しかし、学級担任のキャラクターや指導生徒の得意不得意を鑑みて、指導が大変な生徒が偏るケースもあります。
④人間関係
生徒同士の人間関係をかなーーーーり考えます。
学級経営を円滑にするためにも仲の悪い子同士を意図的に別々にしたり、仲良い生徒同士を同じクラスにしたりします。
また、「この子と同じクラスじゃないと学校辞めます!」と言う生徒や「うちの子とあの子必ず別のクラスにしてください」と電話をしてくる保護者がいるため、それを考えることもあります。
3月は保護者からクラス替えの電話が来ることがありますね。
要望通りにいかないことの方が多いですからね!!
⑤ドラフト会議
名前の通りドラフト会議を行います。
本物同様のアナウンス付きで「選択希望生徒! ◯◯学級! ◯◯!」 なんてことをよくやりました。笑
「遊ぶな!!」という人もいると思いますが、実はこれには大きな意図があります。
前学年の時に特に指導した生徒、保護者とうまく関係を築けている生徒、その担任じゃないと指導ができない生徒などがいるためなんです。
円滑な学級づくりのためと生徒が1年しっかりと登校できるような環境を作るためです。
クラス替え会議
クラス替えは校内人事が発表され、次年度の学年教員が決定する3月下旬〜4月上旬に行われます。参加者は基本的にその年度の学年教員と次年度の学年教員ですが教頭や教務部長が入る場合もあります。
準備するものは
①成績(各教科・科目の評定平均値、模試)
②人間関係
③特別指導を要した生徒一覧と内容
この3つを判断材料として使います。
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最後に
今日は「今日は「【中学校・高校】クラス替えの決め方と誰にも言えない裏話 〜教師は生徒を選べる?〜」をお伝えしました。「
学校は適当に選んでいるのはなく、人間関係や学級経営を考慮して生徒が所属するクラスを決定しています。文句は言ってはいけない!!!笑
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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