こんにちは、草食系高校教師です。
「2020年上半期の主要教育ニュースを振り返る」をお伝えします。
2020年は新型コロナウイルスによりとても大変な年となりました。
現場の教員は、政府や文科省の決定に振り回され、バタバタした1年でした。今日は、2020年上半期の主要教育ニュースを振り返っていきたいと思います。
それでは見ていきましょう。
2020年月別教育ニュース
1月 大学入学共通テスト問題作成方針の変更
2019年に「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等及び大学入学共通テスト問題作成方針について」が公表されましたが、2020年1月に「一部変更」となりました。
具体的な変更点としては、国語と数学の記述式問題導入の見送りです。また、国語の試験時間を100分から80分へと変更しています。数学は変更せず70分のままです。
英語は2020年11月に行われた会見で、英語民間試験の導入が見送られました。
突然の導入見送りはびっくりしたね。
「スピーキングに結構時間割いてたんだけどなあ」と思ってました。
2月 新型コロナウイルスにより臨時休校
2020年2月27日に、安倍首相が全国すべての小中高、特別支援学校を3月2日から春休みまで休校措置を取るように要請しました。
翌2月28日に文科省も同様の措置を取るように学校の設置者に通知しました。
3月 臨時休校による無償学習サービスの提供
コロナウイルスによる一斉休校のため、児童生徒の学習の機会はほとんどなくなりました。
しかし、児童生徒の学びの確保のため、様々な企業がサービスの無償提供を始めました。
4月 休校延長、全国高校総体(インターハイ中止)
春休み期間終了後も休校期間は続きました。2020年4月22日時点では全国の小中高、特別支援学校などの91.1%が臨時休校となっていました。
全国高校体育連盟が4月26日ウェブ会議にて全国高校総体(インターハイ)の中止を決定しました。しかし、各地方自治体は独自大会を開催をすると表明しました。
5月 学校再開・休校延長、学校の新しい生活様式
ゴールデンウィーク明けから学校再開した学校と5月末まで休校を継続した学校がありました。5月4日に緊急事態宣言が延長されたことを受けて、ゴールデンウィーク以降も休校措置を取る学校が増えました。
文科省の調査によると2020年5月11日時点で休校措置を取っている学校は86%あったそうです。5月25日〜5月31日まで休校措置を取ると決めた学校は全体の80%だったとのこと。
3〜5月までほとんど休校だったよね。
登校は数回だけでしたね!
そして、2020年5月22日に、新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」が示されました。児童生徒や教職員の感染リスクを低減するために作られたマニュアルです。
地域の感染レベルにより、「身体的距離の確保」「感染リスクの高い教科活動」「部活動」の項目に分かれ、行動基準が示されました。
6月 学校再開、GIGAスクール構想の加速
6月1日時点で、98%の学校が再開しました。しかし、全校生徒が毎日登校し、通常授業を行う学校が全体の55%で、分散登校や午前授業(午後授業)のみとする学校がその他の割合となりました。特別警戒地域の都道府県は6月15日以降の通常授業開始となりました。
6月26日、文科大臣がGIGAスクール構想についての会見を行いました。当初、2023年までに小中全学年1人1台コンピュータを整備する予定でしたが、コロナウイルス感染拡大により2020年度末までに環境整備することになりました。
最後に
「2020年上半期の主要教育ニュースを振り返る」をお伝えしました。新型コロナウイルスに踊らされた上半期でしたよね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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