こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】HSPの(繊細な)生徒 〜特徴と具体的な対応方法〜 学級経営技」をお伝えします。
最近よく耳にする「HSP」という言葉ですが、皆さんは知っているでしょうか。
今この記事を読んでいるあなたもHSPかもしれません。
今日は「HSPとは」「HSPの特徴」「HSPの生徒の特徴」「対応方法」の4つのカテゴリーでお伝えします。
ぜひ見ていってねー!
HSPとは
HSPは簡単に言うと「とても繊細な人」のことです。
五感がとても鋭いがために物音、空気感、雰囲気、匂いや音などを敏感に反応してしまいます。
細かいことに気がつくため、生活において精神的なストレスを抱えてしまう傾向にあり、不安感を感じて疲れやすいと言われています。
HSPは以下の3つの単語の頭文字を取った言葉です。
H=Highly (非常に)
S=Sensitive (感受性豊かな)
P=Person (人)
今や、日本人の約5人に1人がHSPと言われており、生徒の中にも多くいるのではないでしょうか。
HSPの特徴
HSPの共通した傾向がありますのでそれを見ていきましょう。
この記事をご覧の皆さんも当てはまるかチェックしてみてください。
共感力が強い
・誰かが怒られていると、自分が怒られているように感じる
・悲しんでいる人がいると、自分のことのように悲しくなる
・人の仕草、目線、声のトーンなどに敏感になる
・映画や本などの登場人物に感情移入して泣いたり怒ったりする
・自己肯定感が低くなる
刺激を受けやすい
・人混みが苦手
・大きな音が苦手
・人の些細な言動に傷つきやすい
・友人との時間は楽しいものの疲れる(1人の時間がひつようになる)
気づきやすい
・身の回りの小さな変化によく気づく
・カフェインや添加物に反応しやすい
・服のタグや痒くなる素材に敏感になる
・友人との時間は楽しいものの疲れる
・強い光や日光に敏感になる
HSPの生徒の特徴
以上のような特徴を学校現場に当てはめて考えみました。
それでは特徴を見ていきましょう。
対応方法
HSPの生徒は学校生活に生きずらさを感じているため、欠席・遅刻・早退傾向であることが多いです。
他の生徒に比べて欠席・遅刻・早退の回数が多い場合、学級担任がその生徒の対応をしますが、真っ先に思うこととしては「いじめられているのではないか」「もしかしたら障がいがあるのではないか」「甘えているのではないか」の3つだと思います。
実はHSPは”気質”である場合がほとんどです。
やっぱりすぐに「いじめ」ではないかと疑っちゃうよー。
やっぱりそれを疑ってしまいますよね!
それでは対応方法を見ていきましょう。
褒める
HSPの生徒は集団生活になじめないことが多く、自信を失いがちです。また、自己肯定感が低いという特徴があります。
そのため、とにかく声かけを多くして褒めましょう。教員と話すこと自体に強いストレスを感じる生徒がいるので、長くならないように一言で終わらせると良いでしょう。
今日よくきたなー。
あ、はい。。。
見守る
過度な接触は逆効果ですので「見守る」が得策だと思います。
HSPの気質は先天的なものなので「変われ!」と言っても難しいでしょう。今後社会に出ることを考えるとある程度の指導は大切だと思いますが、指導と言うよりも見守る方が良いと思っています。
調子悪い日がある場合は、「逃げ場」を作ってあげることも学級担任の仕事だと思っています。
保健室で過ごしたり、図書館や空き教室などの落ち着ける場所を見つけてあげたりと精神衛生を保つための支援も時には必要だと思っています。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】HSPの(繊細な)生徒 〜特徴と具体的な対応方法〜 学級経営技」をお伝えしました。
この記事を書いていて気づいたのですが、僕もHSPでした。笑
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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