こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】教師(教員)の無駄な仕事 〜時代遅れの学校現場〜」をお伝えします。
みなさん、普段仕事をしていて「これ必要?」「いらなくない?」と思ったことはないでしょうか。
教員の仕事は非常に無駄が多いんです。
それらを省いたら1人ずつの負担が減り、本来の業務である”授業”に力を注げるでしょう。
今日はその無駄を紹介しますが、全て挙げていくととキリがないので厳選してお伝えします。
働き方改革に逆行しています。
仕事のムダ
長時間の会議
2週間に1度、又は月に1度開かれる全体の職員会議。そして、週に1度行われる教科会議や学園会議など、様々な種類の会議が学校現場にはありますが、それは議論の場ではなく、紙に書いてあることを読み上げるだけの発表の場になっていることが多いです。
「記載通りです」という一言で済むところをだらだらと何十分もかけてただ音読をしているのです。
配布された資料に書かれているので、大半の教員は内職をしているか寝ていることが多いです。
各種委員会
過去の勤めた学校では約30の委員会活動がありました。(生徒の委員会ではありません)
教員1人1人が複数の委員会に所属しています。服装委員会・ICT委員会・美化委員会などがあり、月に1度程度集まる機会ありますが、委員会で相談して結論や解決策を出したとしても。結局のところ学校運営委員会で否決されることが大半です。
月に1度委員会の日が設定されていますので、とりあえず集まって話をするだけの無駄な機会になっています。
部活動
教員にとって部活指導は無駄だと思います。(もちろん部活を指導したいと教員になった方がたくさんいるのはわかっていますし、生徒が部活を通して成長することもわかっています。)
しかし、放課後から生徒下校時間までの2時間~3時間は部活指導に時間を費やさなければいけません。さらに、土曜日・日曜日も練習や試合があるため、100連勤なんかざらなんです。
最近は「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」に則り、休日が設定されていますが、強豪校や私立高校では関係なく休みなしで行っていることが多いです。
それが原因で辞めていく教員が非常に多いです。
書類仕事
学校は何をするにも書類仕事です。この書類作成に多くの時間を費やしています。
例えば、高校3年生で模試があるとします。まずは、保護者と生徒向け2種類の文書を作成します。そして教員間では、受験科目を集計した書類・試験監督表・管理職連絡のための書類を作成する必要があります。
最後に、進路指導部長に実施報告書を作ります。模試1つをとっても6枚の文書を作らなければいけません。
書類作成のフォーマットがあったとしても、変更点は多々ありますし、回覧印をもらいにいくのが大変なんですよ!
研究授業
毎年最低1度は全教員が研究授業をしなければいけません。
実施後、会議を通して授業の反省等をする学校や教科もありますが、ほとんどの場合、「研究授業をした」という既成事実を作るために行います。
特にそれ以降の発展がなく、授業者が観察者に「どうでしたか」と聞いて回るだけになっています。
3者面談
これまでの勤務校では毎年3回、夏休みと冬休みに全生徒の3者面談を実施していました。
2年生の冬や3年生夏は進路についての相談があるため、必要になると思いますが、それ以外は正直言って無駄です。
もちろん、保護者との関係づくりをするための良い機会だとは思いますが、担任の負担が大きすぎます。
さらに、話す内容と言っても、その生徒の学校生活についてくらいでしょう。3年間で1回や2回でいいと思います。
オススメ教材
最後に
今日は「【中学校・高校】教師(教員)の無駄な仕事 〜時代遅れの学校現場〜」をお伝えしました。
あまりにも仕事の守備範囲が広すぎることや形式ばかりで中身のない仕事や会議の多いこと等、この他にも挙げればキリがありません。
よく「教員は多忙だ」と言われますが、実は無駄を省けば改善できるところもありますよね。
本日は以上になります。ありがとうございました。
コメント