【中学校・高校】授業中に生徒のモチベーションを維持する 〜生徒が活動の意味を理解する〜

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みなさんこんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】授業中のモチベーションを維持する 〜生徒が活動の意味を理解する〜」をお伝えします。

どの教員も「授業を生徒に理解して欲しい!!」と思っているはずです。

だから、「理解させるためにはどうすれば良いか」「生徒のモチベーションを上げるためにはどうすれば良いか」など、誰もが悩み、試行錯誤して毎時間準備・授業をしています。

私も毎時間トライアル&エラー連続です。

これまで10000時間ほど授業をしてきて授業アンケートや生徒と話をしていく中で、「なぜこれを覚えることが必要なのか」「何のために活動をしているか」がわからないという声が多くありました。

7〜8年前にこのような話を聞いてから、授業中の活動の意味やこの活動をすることで得られるスキルを必ず伝えるようにしています。

これだけで成績が上がるとは思いませんが、理解した上で活動するのである程度モチベーションを維持できているような気がしています。

草食系教師
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私は英語科ですので、英語授業の例を交えてお伝えします。

活動の意味を伝える

 まずは「活動の意味を伝える」を見ていきましょう。

 授業中に「これやる意味ある?」「面倒臭くない?」と小声で言っている生徒はいませんか。「そんな生徒いいひんで!!」という人も、声に出していないだけで、思っている生徒は一定数いるでしょう。

 本来は、生徒自らが活動の意味に気づくべきです。しかし、そんな生徒は数少ないでしょう。

 何も考えずにただ教員の指示に従って活動している生徒は非常に多く、「授業を受ける」ではなく「授業を(半ば強制的に)受けさせられる」という意識なのかもしれません。

 「やらされている感」を「自らやる感」に生徒をどうやって持っていくかは永遠の課題です。「頑張れー」と励ましても、「ここテストに出るぞー」と注意喚起しても生徒に響くことはあまり多くはありません。

 私はそんな時は「活動の意味を伝える」ようにしています。

 例えば、「今からシャドーイング をするけど、リスニング能力と速読力が身につく。英語検定の長文読解はスピードが大切だからこの活動で身につくぞ。」「読めない単語は基本的に聞き取れないからリスニング能力を伸ばすためだぞ。」など(もうちょっと詳しく伝える)とこの活動をすることで身につく能力とどんなことに繋げられるかを伝えるようにしています。

授業開きで伝える

 次は「授業開きで伝える」を見ていきましょう。

 上記のように活動ごとに意図や目的を伝えるようにしていますが、授業が1回ずつ止まってしまうのでリズムよく進まないことがあります。

 従って、基本的には4月の学級開きの時に伝えるようにしています。

 4月〜5月くらいまでは生徒が慣れていないため、活動するときに以下の表を見ながら行っています。

 「これからサイトトランスレーションするけども、これは英作文の練習になるからね。◯◯大学の入試にも記述式問題出てるからね。」のようなことを言います。

草食系教師
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生徒のなあぜなあぜを解消する一助になればいいなあ

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最後に

 今日は「【中学校・高校】授業中のモチベーションを維持する 〜生徒が活動の意味を理解する〜」をお伝えしました。

 「私の授業は全員目をキラキラさせて取り組んでいます!」そんな先生もいるかもしれません。その人は素晴らしいです。しかし、それはマイノリティで、大半は「やらされ感」を持つ生徒だと思います。

「やらされ感」から「自らやる感」にするには教員のアクションが必要になります。その中の1つに「活動に意味を持たせる」があると思います。

 ぜひトライしてみてください。ありがとうございました。

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