こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】観点別評価(英語科)〜具体的な評価対象とパフォーマンステストの評価基準〜」をお伝えします。
2022年度から高校においても観点別評価が導入され、現場の先生方は悪戦苦闘しているのではないでしょうか。
これまでは定期考査7割・平常点3割(割合は学校による)で成績を算出していました。観点は関係なく、小テスト・授業態度・パフォーマンステストなどを平常点3割の中に入れていました。
非常に教員の裁量が大きかったのが記憶に新しいと思います。正直のところ、詳細に算出している先生は少なく、主観で判断していた先生も少なくはなかったことでしょう。
さて、今日は英語科の具体的な評価方法を観点別にお伝えしていきます。
何をどの観点に入れるのか悩みませんか?
観点別評価方法
それでは観点別評価方法を見ていきましょう。
試験作成時にも使える内容だと思いますのでぜひご活用ください。
知識・技能
最初は知識技能の観点です。
それでは具体的に見ていきましょう。
・リスニング問題
・穴埋め問題
・長文問題
・語形変化
・単語小テスト
思考・判断・表現
次は、思考・表現・判断の観点です。
・英作文
・並べ替え
・書き換え
・リーディングテスト
定期考査は知識技能と思考・判断・表現の問題を作成し評価対象としますが、実際のところ、どの問題がどの観点に入れなければいけないと言うのはないので、そこは教員の裁量か学校や地域の決定次第だと思います。
主体的に学習に取り組む態度
・提出物(ノートやワークなど)
・授業態度
・ALTとの関わり方
・授業の振り返りシート
全共通
・パフォーマンステスト
パフォーマンステストは1観点ではなく、3観点で成績を算出するようにしています。
それでは、パフォーマンステストの具体的な算出基準を見ていきましょう。
パフォーマンステストの評価基準
それではパフォーマンステストの3観点の評価基準を見ていきましょう。
ここでは、学習文法項目を「現在完了形」とし、実施パフォーマンステストをスクリプトを使ったインタビューテスト(自身の経験について)と仮定してお伝えします。*スクリプトはテストでは見てはいけない
知識・技能
最初は知識・技能です。
A:現在完了形を理解し、目的や場面、状況などに応じて適切な対応をすることができる。
B:現在完了形の使用について、一部適切ではない部分があるが、コミュニケーションにおいて特段支障なく話すことができる。
C:Bを満たしていない(途中で詰まり、最後まで行うことができなかった)
思考・判断・表現
次に、思考・判断・表現です。
A:スクリプトの内容(現在完了形)を理解し、自身の経験について適切に伝えることができる。また、教員の質問に対して適切な対応を取ることができる。
B:内容理解や自身の経験について一部支障はあるものの、コミュニケーションに関しては問題なく行うことができる。
C:Bを満たさない(途中で詰まり、最後まで行うことができない)
主体的に学習に取り組む態度
最後は、主体的に学習に取り組む態度です。
A:原稿を暗記し、大きい声でハキハキと聞き手を意識して話すことできる
B:詰まるところがあったが教員の支援により最後まで行うことができる。また、多少聞き手を意識して話すことができる
C:bを満たしていない(途中で詰まり、最後まで行うことができなかった)
実際のところ、最後まで発表することができたらB以上にしています。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】観点別評価(英語科)〜具体的な評価対象とパフォーマンステストの評価基準〜」をお伝えします。
観点別評価導入により「仕事を増やすな!」と思いますが、やるしかありません。そんなに難しいものでもありませんのでサクッと終わらせましょう!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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