【中学校・高校】道徳教育（総合的な学習（探求）・LHR）ネタ　〜（映画）ペイフォワード 〜

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】道徳教育（総合的な学習（探求）の時間・LHR）ネタ　〜（映画）ペイフォワード〜」をお伝えします。

みなさん、こんな職員室でのやりとりよくありませんか？

このようなやりとりを１００回以上はしてきました。

「指導計画を年度初めに決めています！」「学級担任に一任しています！」という学校ももちろんあるでしょう。

それぞれメリットやデメリットがあることはさておき、今日は道徳（総合的な学習の時間・LHR）で使える授業ネタをお伝えします。

道徳教育は今が激アツ？

　道徳教育は今がアツいです。

　小学校では平成３０年度から、中学校では平成３１年度から「特別の教科　道徳」（道徳科）が始まりました。

　そして、高校では令和４年度（２０２２年度）から「総合的な探求の時間」が始まります。

　道徳の教科書を使って授業する自治体や学校もあれば、学校や学年に一任する学校もあります。後者にとっては、教員が頭を悩ませる時間となってしまいました。

　しかし、人生の在り方について教えられる科目の重要性は増していると思います。

　道徳＝モラルを指しますが、昨今「モラルがない人」や「モラルに欠ける人」、つまり「社会において善悪の理解がない人」が増えていると言われいます。

　それが令和２年３月からのコロナ禍により一部日本人のモラル欠如が露呈されました。

「トイレットペーパーやティッシュの買い占め」
「◯◯がなくなると言った嘘の流布」
「マスクの高額転売」
「医療従事者の差別」
「他県ナンバー狩り」

　もちろん長期間にわたり生活の大きな変化や我慢が続く疲労感、ウイルス感染への恐怖、事態の打破が見えてこないことへの不安もあるかもしれませんが、モラルがあれば回避できたこともあったのではないかと思います。

道徳教育ネタ　ペイフォワードとは？

　それでは、道徳教育（総合的な学習の時間・LHR）ネタ、ペイフォワードを見ていきましょう。

　原作は「ペイフォワード　可能の王国」キャサリン・ライアン・ハイドの小説ですが、２０００年にミミ・レダー監督の「ペイフォワード（日本語タイトル）＝pay it forward（英語タイトル）」映画作品のことです。

　作中に出てくる主人公トレバーは、社会科教師シモネットの授業で与えられた「世界を変える方法を考え、それを実行してみよう」という課題に対して、自分が受けた思いやりや善意を３人の相手に渡す「ペイ・フォワード運動」を思いつき、実際に実行しました。

　主人公トレバーは「うまくいっていない」と落胆していましたが、実は本人が知らないところでバトンが渡っていたというようなお話です。

　

授業実践例(３時間完結)

　映画視聴に２授業分（映画は２時間３分ありますので最後のバッドエンドのところはあえて端折る）使い、１授業分は生徒の活動です。

　必要な部分だけを見せてすぐに活動に入るのもありです。

　テーマは「ペイフォワードの考えで世界を変えられるか？」　としました。

児童・生徒に身につけて欲しいこと

　身につけて欲しいことや感じて欲しいことは授業者によって全く異なります。

　私がこの授業で身につけて欲しかったことは「自ら進んで人のために役立つことをしようという気持ちを育む」ことや「人に良い行いをすると必ず帰ってくる（悪いことをしても帰ってくる）＝人間万事塞翁が馬」ということです。

　また、グループ活動であるため、自分の意見を人の前で言うことや他人の意見を尊重すること等も学ぶことができたらと考えています。

　プレゼンテーションやディベートの下地にもなる活動となります。

オススメ教材

最後に

　今日は「【中学校・高校】道徳教育（総合的な学習の時間・LHR）ネタ　〜（映画）ペイフォワード〜」をお伝えしました。

　教育はすぐに結果が出るとは限りません。卒業した後に「あの時担任そんなこと言ってたなあ」と思ってくれれば勝負ではありませんが勝ちです。それが全員ではなくクラスの数人でも１人でも私はいいと思っています！

　このペイフォワードの考えが広まることができたらいいなあと思っています。

　本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。