みなさんこんにちは。草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語授業のシラバス大公開(年間授業計画)〜評価基準やパフォーマンステスト〜」をお伝えします。
みなさん、年度始めに生徒用の年間授業計画は作成しているでしょうか。
ここ数年で作成している先生は急増しており、もはや作成していない先生の方が珍しいのではないでしょうか。
さて、今日は私が実際に生徒に配布しているシラバス(年間授業計画)を公開するとともに、それぞれ内容をお伝えしていければと思います。
そのままフォーマットなどはパクっていただいても構いません!

事前に、授業内容や評価基準等決めておけば生徒もイメージがつきます。また、裏の意味も実はあるんですよ!それでは見ていきましょう!
シラバスとは
シラバスは、授業の内容やスケジュール、成績の評価方法などが詳しく書かれた授業計画のことです。
シラバスは一般的に大学で使われる言葉ですが、2018年くらい(学校による)から中学や高校でも作成する教員が増えてきた印象です。

それでは、具体的な区切り方を見ていきましょう!
シラバス5項目(英語科)
ここでは、具体的にシラバスに載せる内容を以下の項目順に紹介していきます。
①授業内容
②授業・定期考査スケジュール
③小テストスケジュール
④パフォーマンステストスケジュール
⑤評価基準
①授業内容
授業内容は、授業中に何をするかを示します。
シラバスの項目にもあるように、小テストやパフォーマンステストなど、授業中に実施することを事前に示します。

突然、「この内容を使って来週パフォーマンステストするぞー」でもいいと思うんですけど、最近の生徒は忙しいので予定を立てられるように配慮するようにしています。
②授業・定期考査スケジュール
授業・定期考査スケジュールを事前に示すことによる効果は絶大です。
①事前の学習範囲がわかる
②予習する生徒が増える
③何をするかがわかり、先が見えることによりストレスがなくなる
④教員の忘れを防ぐ
正直、授業スケジュールごとに進められるわけがありません!
「最初の定期考査までに◯◯ページまで終わるよー」くらいのゆるい伝達でいいと思います。
ここでは、事前にレッスンごとや範囲ごとに目標も示すようにしています。
次の授業内容が分かれば予習する生徒が出てくるからです。(ごく少数ですが。。。)
③小テストスケジュール
小テストのスケジュールは事前に示すことによって、生徒が学習計画を立てる時に役立ちます。
例えば

来週小テストするぞー

えええええええ…
学校あるあるですよね。
しかし、年度始めに小テストの日にちを伝えておくことによって不平不満がほとんどなくなりますし、文句を言う生徒に対しても、「シラバスに載ってるよ」の一言で教員は対応することができます。
生徒にとって「テスト」の名がつくものはストレスですからね。

これね、意外と大事な授業技です!!
また、教員の小テスト忘れも防ぐことが可能です。
「授業5パターン7クラス」、高校教員にはあるあるです。
こうなると正直、忙しい時期はどこで何やったかなんか覚えていられません。
私もよく忘れます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生徒が小テストのことを教えてくれて「ごめん!!!次の時間に変更します!!」か「印刷してくるから待ってて!!」と言うのが1年間に一度か二度あります。
この小テスト計画表があれば確認できるのでおすすめです。
④パフォーマンステストスケジュール
パフォーマンステストのスケジュールを事前に示すことによって、生徒は覚悟ができます。
人前で話すことが苦手、そもそも話すことが苦手などの生徒は必ずいます。
そういう生徒はその授業の時間だけ保健室に行ったりその日だけ欠席したりがここ5年くらいで増えていると思います。
自分を守る行動なら私はいいと思います。
なので、本当にしんどい生徒はそのスケジュールを見て判断すればいいと思いますし、頑張ろうと思う生徒はスケジュールを見て気持ちを作って来れたらと思います。
あ、お察しの通り教員が忘れることを防ぐためでもありますよ!!

一定の効果はあるのでやってみてくださいねー!
⑤評価基準
評価基準は「素点と平常点の割合」と「平常点」の内訳を伝えます。
基本的な割合や平常点に関しては教科や科目単位で決まっていると思いますが、平常点の成績細かい判断基準は授業担当者が全権を握っています。
事前に示しておくことによって、生徒の意欲向上にもつながりますし、何よりも成績トラブルを防ぐことができます。
例えば、こういう場合があり得ます。
〜定期考査7割・平常点3割の場合〜
定期考査:80点
平常点 :5点
成績 :61点(80×0.7+5)
定期考査80点の生徒は、通常であれば5段階評価で4か5がつくでしょう。しかし、「パフォーマンステストを平常点の30点とする」という記述があり、パフォーマンステストの成績が30点満点で5点の場合、平常点は5点です。
成績が61点ということは、5段階評価で「3」であることが多いでしょう。(学校による)
事前に基準を生徒に示していたらクレームを防ぐことができるでしょう。
これを示していなかった場合、保護者面談、成績再計算、通知書再発行ということも十分にあり得ます。(以前勤めていた学校で同僚にあった実際の出来事です)
シラバス
実際に使用していたシラバスを公開します。
変更している点もありますが、似たようなフォーマットになります。

本来はもっと詳しく書きますよー!
オススメ教材
最後に
今日は「【中学校・高校】英語授業のシラバス大公開(年間授業計画)〜評価基準やパフォーマンステスト〜」をお伝えしました。
実はちょっと有名な先生のフォーマットをいただいたので、それを参考に作成していました。
ぜひご活用いただければ幸いです。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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