こんにちは、草食系高校教師です。
本日は「【中学校・高校】中学生・高校生のSNSトラブルを阻止しよう 〜事例と対策方法〜」をお伝えします。
SNSのトラブルが年々増えているね!
トラブルが多すぎます。。。
中高生のSNSトラブルは年々増加しています。警察庁のSNSに起因する事犯の被害生徒は平成24年の2倍に相当する2095人となり過去最高となったそうです。
しかしこれは氷山の一角ですので被害を訴えることができない生徒は相当数いるに違いありません。さらに、友人間のSNSトラブルが非常に多く、自殺や不登校になる生徒も珍しくはありません。
本日は、大人として教師として、このSNSトラブルを無くすために何ができるか・またどのような支援がされているかを紹介します。
SNSトラブル例
LINE
LINEは今や日本人の約70%が使用しているアプリです。気軽に連絡を取れる手段として中高生はほぼ100%が利用しています。
中高生のSNSトラブルの9割がLINEによるものです。
中高生の5割程度がTwitterを利用しています。
中高生の中でも女子生徒の利用率が7割を超えています。
実際に対応したSNSトラブル例
①誹謗中傷
誹謗中傷やいじめが圧倒的に多いです。
特に「LINE」で起こることが多く、個人間でのトラブルも多いですがグループラインで起こる方が非常に多いです。
生徒は以下のようなグループラインに所属しています。高校を想定しています。
グループラインの中で隠語を使い、ターゲットに気づかれないように悪口を言うケースが多いです。実際に私が生徒指導の際に被害生徒から見せてもらったような内容です。
あいつうざw
ほんとなw
まじ無理ーw
外そうぜ
誰のこと?
このあと、突然みほ以外全員グループを抜けたという事例がありました。
②性犯罪被害・ストーカー被害
この性犯罪被害やストーカー被害はTwitterやInstagramから起こることが多いです。
「みんなが使っているから大丈夫」と深く考えずに使用する生徒も少なくはないと思います。
実際にどういった流れで起きているか見ていきましょう。
- ①知らない大人から連絡が来る
- ②連絡を取り合う
- ③会う
- ④被害に遭う
学校や家庭で得られない自己承認欲求を満たすために知らない人と会うケースがほとんどです。私が担任だった生徒がこのケースに巻き込まれたことがあり、警察から実態を聞いた情報になります。
トラブル防止するために
注意喚起が必要だね。
SNSの指導は今後力を入れるべきことの1つですね!
保護者と協力
入学式や保護者懇談会など保護者が来校することが年に数回あると思いますのでSNSトラブル未然防止の協力を促します。
実際に起こっているトラブルの事例紹介と共に「SNSトラブル防止動画コンテスト」(以下動画参照)の入選作品がYoutubeにアップされてますのでそれを見せるのはどうでしょうか。
さらに、各携帯会社のフィルタリングサービスを利用することを促してもいいと思います。
学年集会
学年集会を行い、情報モラル教育を行います。
外部講師として警察の青少年課や生活安全課の方、児童相談所の方に来てもらい何度か公演を行ったことが実際にありました。
また、学年指導として学年主任や生徒指導部から話をしてもらうのも1つの手段です。
実際に止められるかはわかりませんが、継続的な注意喚起は必ず必要です。
学級担任
担任指導が最もカギになると思います。
保護者の協力を促すことや学年集会をすることはそんなに頻繁にありません。1番関わる学校の先生は担任ですのでホームルームでSNSの使い方に注意喚起します。実際に、SNSトラブルがないか個人面談やアンケートを取るのもアリだと思います。
外部関係機関の紹介
SNSのトラブルを学校の先生や親に相談できない生徒は一定数いるでしょう。
その生徒のために紹介だけでもしましょう。各自治体によっては相談専用のアプリも導入されていることがありますのでチェックしてみてください。
以下リンクは、厚生労働省推薦のSNS相談団体です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000199724.html
厚生労働省ホームページ
オススメ教材
最後に
本日は「【中学校・高校】中学生・高校生のSNSトラブルを阻止しよう 〜事例と対策方法〜」をお伝えしました。
トラブルは年々増加していますし、自殺や不登校にまで追い込まれる生徒もいます。未然に防ぐために私たちに何ができるでしょうか。
「SNS禁止」と言うことは基本的にできないと思いますので注意喚起をするしかありません。いかに怖いものだと言うことを生徒に教えなければいけませんよね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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